カツラ美容室別室 の商品レビュー
美容師なのにカツラをかぶる桂さん。TPOに合わせてカツラをかえている。そこがおもろーやけども、何でかぶっているのかは謎のままだ。 おもしろい話かと思いきや、男女の恋愛と友情について書いてある本だった。 「疲れる女といるよりも家で牛乳を温めるほうがいい」 コイツ、恐ろしいこと...
美容師なのにカツラをかぶる桂さん。TPOに合わせてカツラをかえている。そこがおもろーやけども、何でかぶっているのかは謎のままだ。 おもしろい話かと思いきや、男女の恋愛と友情について書いてある本だった。 「疲れる女といるよりも家で牛乳を温めるほうがいい」 コイツ、恐ろしいことをいうね。 だが、エリという女とは友達になれないと感じた。
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カツラの桂さんは、お母さんの経営する桂美容室の本店、その別室を女の子ふたりと営んでいます。ボクは、そこのエリちゃんとお付き合いがはじまりそうな・・・ イワユル、何でもない日常系。
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花見で始まった恋の予感が、紆余曲折を経て再び花見の中で動き出す。「男と女の間に友情は成り立つのか」ってぇのがテーマかと思っていたのだが…少々自意識過剰な美容師エリと確固とした自己意識を持たない精神的に未熟な淳之介の自分勝手な関係。“晴れのち小雨そのあと晴れ”って感じ。なんだろな〜...
花見で始まった恋の予感が、紆余曲折を経て再び花見の中で動き出す。「男と女の間に友情は成り立つのか」ってぇのがテーマかと思っていたのだが…少々自意識過剰な美容師エリと確固とした自己意識を持たない精神的に未熟な淳之介の自分勝手な関係。“晴れのち小雨そのあと晴れ”って感じ。なんだろな〜、イマドキの若者の薄い感情のやり取りを描いているのかなぁ。自分から動き出すこと、濃密な関係を築くことを回避する若者たち って。何げない情景の描写の仕方には、ハッとさせられるのだけれど。例えば「新緑は目で見ると燃えているようだが、手で触ると冷たい」とかね。
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何も伝わってこなかった。 あんななよなよした男いやだ。オレにもエリにも魅力を感じなかった。 カツラかんけーねーし。 失礼ですけど稚拙な文章だと感じた。もっとガツンと響くような小説が読みたい。
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現代の男性の恋愛に対する感覚って 淳之介のように軽く、ドライなのかしら? でも、こういう男性、わかる。今っぽい。 ファミレスの家族の会話のくだりが、 非常に印象に残った。 目と耳が良い作家さんだなあ、と改めて思いました。 そしてこれも映画化されそうな予感。
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理解は不可能、誤解だけが可能、というのは私と同じ考え方だけど、この世代に特有のコミュニケーションの仕方なのかねぇ?
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行間からたらたらと緩いものがあふれ出し、その緩さのまま最初から最後まで話が進んだ。 エリに興味があるオレはエリの性格は客観的に理解しているつもりだが、当の自分の性格はよく分からない。エリ自身もカツラさんのことはいろいろ語るけど、自分のこととなるともうひとつ掴めない。 所詮人間はみ...
行間からたらたらと緩いものがあふれ出し、その緩さのまま最初から最後まで話が進んだ。 エリに興味があるオレはエリの性格は客観的に理解しているつもりだが、当の自分の性格はよく分からない。エリ自身もカツラさんのことはいろいろ語るけど、自分のこととなるともうひとつ掴めない。 所詮人間はみな自分と他人との係わりの中で相手のことも自分のことも少しずつ分かる生き物で、作者はそんな事を言いたかったのかな、と思うものの、も一つ理解しづらかった。
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久しぶりに筋のある話を読んだ。からか、すいすいと読み進んでしまって、あっという間に読み終わった。どこかに違和感があるなぁ、と思って読んでいた。「オレ」で書かれる文章への違和感。そして、登場人物達の会話に対しての違和感。ありえない話をありえないカタチで書くことも一つの方法だけれど、...
久しぶりに筋のある話を読んだ。からか、すいすいと読み進んでしまって、あっという間に読み終わった。どこかに違和感があるなぁ、と思って読んでいた。「オレ」で書かれる文章への違和感。そして、登場人物達の会話に対しての違和感。ありえない話をありえないカタチで書くことも一つの方法だけれど、この場合、それはどっちつかずで、どうしたいのかしら、と読んでいるこっちは困惑してばっかしで。。。とりあえず「オレ」文の気持ち悪さに尽きるんかなぁ。。。(08/1/8)
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08/01/08読了。 恋心だったのかもしれないし、全然そんなんじゃなかったのかもしれないし。 恋は突然やってきて過ぎ去ってしまいますね。 とかそういう話じゃなくて、友達と遊ぶのは楽しいですね。しかしながら、時々めんどくさいとも思いますね。
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前作に続いて、男女の心の機微を、ものすごく丁寧に丁寧に描いた作品。恋人同士だけではなく、友人と恋人の中間のような人への気持ち、親子のような尊敬する人への気持ち、人を思う気持ちは本当に繊細で、いろいろな形があって、いとおしい・・・。
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