齋藤孝のざっくり!日本史 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
日本史が非常に苦手な私が読んでみました。小ネタ集みたいな感じで逆に雑学的に知っていたこともありましたが面白かったです。 日本人はシステムを全部入れ替えたりはたまたちょこっと残しておいたりと臨機応変だったんだなと感じました。今はちょっと硬直してるかも。 ただしエロ系の同人誌のことが書かれているので学生には進めづらい一冊になっています(笑)というか、私は同人誌って知っているけど知らない人も多いのでは…(私の家族は知りません)。 第1章 「廃藩置県」と明治維新 第2章 「万葉仮名」と日本語 第3章 「大化の改新」と藤原氏 第4章 「仏教伝来」と日本人の精神 第5章 「三世一身の法」とバブル崩壊 第6章 「鎖国」とクールジャパン 第7章 「殖産興業」と日本的資本主義 第8章 「占領」と戦後日本
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高校受験のためだけに歴史を勉強していたわたしには難しすぎました。全て忘れていて…というかもともと理解してなくて、『そういうことだったのか』ではなく『そんなことがあったんだ』のレベルで非常に恥ずかしい。評価が⭐︎3つなのはわたしの知識の無さのせいです。自国の文化や歴史について知らな...
高校受験のためだけに歴史を勉強していたわたしには難しすぎました。全て忘れていて…というかもともと理解してなくて、『そういうことだったのか』ではなく『そんなことがあったんだ』のレベルで非常に恥ずかしい。評価が⭐︎3つなのはわたしの知識の無さのせいです。自国の文化や歴史について知らないことは恥ずかしい。その言葉が結局いちばん印象に残りました。子ども向けの歴史の本からやり直します。
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「ざっくり」シリーズの日本史版です。日本史を ざっくりと語るのは難しい気がしますが、そこは 齋藤孝氏独自の視点で、「今の日本が形作られる きっかけとなった出来事」に焦点を当てています。 廃藩置県、万葉仮名と日本語、大化の改新、仏教 伝来、三世一身の法、鎖国、殖産興業、そして G...
「ざっくり」シリーズの日本史版です。日本史を ざっくりと語るのは難しい気がしますが、そこは 齋藤孝氏独自の視点で、「今の日本が形作られる きっかけとなった出来事」に焦点を当てています。 廃藩置県、万葉仮名と日本語、大化の改新、仏教 伝来、三世一身の法、鎖国、殖産興業、そして GHQによる占領、と時代もバラバラであるが、 これらが今の日本の社会や文化に与えた影響は 測り知れないと著者は言います。 何と平安時代の三世一身の法は20世紀のバブル 経済までつながるとか。 そんな独特の歴史観が学べる一冊です。
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日本史の「すごいよポイント」をみつけ、自分のネタ帳を作り、外国人にも日本を説明できようという趣旨。 1章 「廃藩置県」と明治維新 「廃藩置県」は、大名の統治(地方分権)から中央集権化したが、ほとんど内戦は見られなかった。それは倒幕の先頭に立った、薩長が自ら先頭を切って殿様を...
日本史の「すごいよポイント」をみつけ、自分のネタ帳を作り、外国人にも日本を説明できようという趣旨。 1章 「廃藩置県」と明治維新 「廃藩置県」は、大名の統治(地方分権)から中央集権化したが、ほとんど内戦は見られなかった。それは倒幕の先頭に立った、薩長が自ら先頭を切って殿様をやめさせたからだ。この武士自身が気づいた革命は日本人の変わり身の早さである。 2章 「万葉仮名」と日本語 文字はとりいれたが、中国語の構造はとりいれず。漢字のいいところだけを取りいれた抜け目のなさ。この翻訳のうまさは、「自由」等の新たな概念の取り入れにも役立ち、明治維新の近代化を推し進めた。 3章 「大化の改新」と藤原氏 大化の改新の実質的な立役者は中臣鎌足であったが、彼は天皇をたて、自分は摂関としてNo2に収まり実権を握る統治システムを作った。 この名と実を分けるやりかたは日本の安定統治に役だった。 4章 「仏教伝来」と日本人の精神 日本人の生活の隅々に入りこんだ「禅」の精神も、もとは仏教。 仏教の基礎は無常観であるが、現世利益の「鎮護国家」をお願いされてしまったところに、もともとの日本の宗教の緩さがある。 仏教はリビドーを刺激しない世界でもまれな宗教。これが日本人の「腰腹文化」と結びついて、メンタルコントロールの高さを作った。 5章 「三世一身の法」とバブル崩壊 人間は非常に「土地」に執着する。 しかし、土地を所有するのは「国家」か「個人」で振り子のように揺れてきた。 「国家」が所有すると、開墾しようやお金を稼ごう等個人のやる気がなくなる。 「個人」が所有すると資本が集中し、地主と小作人と言う格差が生まれる。 6章 「鎖国」とクールジャパン 鎖国とは220年自国の文化がに詰められた状態。 閉じ込められたリビドーがさく裂したのが浮世絵(特に春画)。 7章「殖産興業」と日本的資本主義 日本は資本主義で生み出された「モノ」ではなく「システム」を輸入したため成功した。渋沢栄一という天才が資本を集中し、分配させるために銀行を作り、日本的にアレンジした資本主義を根付かせた。 8章 「占領」と戦後日本 日露戦争で勝ってしまい勘違いした日本は、国力を顧みず戦争に突っ込んでいった。 結果は敗戦。 GHQは日本の降参前から、統治後のストーリーも完全に描いていた。 その後、経済と軍の結託が、軍事力の増強であると踏んだGHQは日本が二度と「軍事化」しないように、農地と財閥を解体し、経済と軍の間を絶った。 しかし、日本は軍がなくとも経済だけで成長した。
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日本史を事項の暗記ではなく、大きな流れとして捉え、8つの切り口で読み解いてみようという1冊。「廃藩置県」と明治維新、「万葉仮名」と日本語、「大化の改新」と統治システム、「仏教伝来」と日本の精神、「三世一身の法」と土地所有、「鎖国」による文化の醸成、「殖産興業」と日本に資本主義が根...
日本史を事項の暗記ではなく、大きな流れとして捉え、8つの切り口で読み解いてみようという1冊。「廃藩置県」と明治維新、「万葉仮名」と日本語、「大化の改新」と統治システム、「仏教伝来」と日本の精神、「三世一身の法」と土地所有、「鎖国」による文化の醸成、「殖産興業」と日本に資本主義が根付いたわけ、「占領」の背後にあるアメリカの意図。どれも思い切り主張をクリアにしていて、小気味よい。歴史をいろんな切り口で考える際の、一つのモデルとして楽しめばよいと思う。
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同じシリーズの「世界史」と「美術史」が面白かったので、日本史も読んでみた。8つの章から日本の歴史を読み解いていく。本当にざっくりなのに、大化の改新から第二次世界大戦後までをイメージできて面白かった。 特に第2章の翻訳語の話と、第6章の鎖国の話が興味深い。「国家」「幸福」「権利」...
同じシリーズの「世界史」と「美術史」が面白かったので、日本史も読んでみた。8つの章から日本の歴史を読み解いていく。本当にざっくりなのに、大化の改新から第二次世界大戦後までをイメージできて面白かった。 特に第2章の翻訳語の話と、第6章の鎖国の話が興味深い。「国家」「幸福」「権利」など江戸時代には無かった概念を、翻訳して漢字をあて国民に浸透させたのは偉業だ。 鎖国とは「1つの国民を島国に閉じ込めて、220年間コトコト煮込んだらどうなるか」という壮大な実験。熟成の結果、オリジナル色の強い江戸文化は生まれた。現代でもオタク色の濃いアニメやゲームなどがクールジャパンとして海外から評価されている。 齋藤氏が提唱する「一人鎖国」を実践してみたい。
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1.廃藩置県と明治維新――なぜ前代未聞の大革命が成功したか 2.万葉仮名と日本語 3.大化の改新と藤原氏――ナンバー2が支配する日本統治の始まり 4.仏教伝来と日本人の精神――「ゆるさ」が可能にした神道との融合と禅の進化 5.三世一身の法とバブル崩壊――日本の土地所有制度はどこか...
1.廃藩置県と明治維新――なぜ前代未聞の大革命が成功したか 2.万葉仮名と日本語 3.大化の改新と藤原氏――ナンバー2が支配する日本統治の始まり 4.仏教伝来と日本人の精神――「ゆるさ」が可能にした神道との融合と禅の進化 5.三世一身の法とバブル崩壊――日本の土地所有制度はどこから始まったか 6.鎖国とcool japan――日本的なものを煮詰めた200年 7.殖産興業と日本的資本主義――なぜ日本は資本主義競争に勝ち残れたのか 8.占領と戦後日本――採点!GHQの占領政策 ※日本人の“自己否定癖”:敗戦後,何でも前の時代を否定するのが癖になってしまった(P288)という考えは,解り易い. ※憲法9条を変える必要はない,それで喜ぶのはアメリカだから――という考え(P.302).賛同しかねる.やはり集団的自衛権はOKにしないと,まともな国家とはいえないと思う. ※明治維新の頃の西洋文化の概念の漢字熟語への翻訳,これは確かにスゴイ!(P.77) ※江戸時代の町人文化がcool!のところだが,著者氏がいわゆる(浮世絵などにまつわる)下ネタについて,怯まずに自然体でたんたんと述べていたところには,たいへん好感を持った.(P.204-) また,著者の齋藤氏には,一方的だがとても親近感を覚えた.
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これまで気にもとめていなかった日本史の一面に光を当て、極めて重要な意味があることを教えてくれる。大化の改心。仏教伝来。三世一身の法・・・・。知識としては知っていたが、歴史における位置づけ、重要性は全く理解していなかった。誰かに聞かせたくなるようなネタ満載。
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当たり前だが、日本の歴史は、日本人が持つ性質、精神が作ってきたんだなあ、と思ってしまう。長い日本の歴史を、いろいろな角度から、ざっくり見渡してみるというのは面白かった。
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日本史を久しぶりに復習しようかと考えていた時に ふと見つけた本です☆ 本書は、テレビでも有名な明大教授の齋藤さんが、、、 ある日本史上の出来事を切り口に、 その出来事の歴史的な意義、その後の日本にどのような影響を もたらしたかが痛快に描かれています。 本書の随所に...
日本史を久しぶりに復習しようかと考えていた時に ふと見つけた本です☆ 本書は、テレビでも有名な明大教授の齋藤さんが、、、 ある日本史上の出来事を切り口に、 その出来事の歴史的な意義、その後の日本にどのような影響を もたらしたかが痛快に描かれています。 本書の随所に「あっそうなんやへぇ~」 と興味ある内容が満載 ! 日本について、、、日本人について改めて振り返るには すごくよぃ一冊です☆
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