齋藤孝のざっくり!日本史 の商品レビュー
平成19年12月10日、初、並、カバスレ、帯付き 2014年1月28日伊勢BF、ダブり本 730、2008年9月21日登録済
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その倒れっぷりは「将棋倒し国民」と言っていいほど、見事なものです。倒れっぷりのよさは、世界にも類を見ないでしょう。なにしろ一億人近い人間が、ドミノのように一気にバーッと倒れていくのですから、見ようによっては爽快ですらあります。…確かに、ダーッといっぺんに倒れてしまうところが問題と...
その倒れっぷりは「将棋倒し国民」と言っていいほど、見事なものです。倒れっぷりのよさは、世界にも類を見ないでしょう。なにしろ一億人近い人間が、ドミノのように一気にバーッと倒れていくのですから、見ようによっては爽快ですらあります。…確かに、ダーッといっぺんに倒れてしまうところが問題と言えば問題ではあるのですが、不思議なことに、この国は、そうしたときに大きく失敗したことはないのです。 土地というのは、放っておくと集中してしまうもののようです。集中し、不平等が生じると、大きな力がそれをチャラにする。でもまたしばらくたつと集中し、不平等が生じ、またチャラにする。こういうことの繰り返しが、土地所有制度の大きな流れとなっているのです。……公地公民、太閤検地、地租改正、農地改革。これらはすべて、「チャラにしよう運動」ですが、これらが行われたのはすべて、支配層が大転換した時期です。
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ざっくりだから、本当にざっくりなんだけど、面白く読めました。とくに、江戸時代の文化を世界に認められ賞賛された、今でいう所のおたく文化だと位置付けた捉え方がとても説得力があり、分かりやすくて面白かった。
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