セル(下) の商品レビュー
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この手の終末ものにはつきものの荒くれものが出てこずにみな大人し目の人しか出てこないなぁ、と思ってたら出てきたよ。しかも最悪な結果を引き起こす、最悪。 カシュワクに入ってから読書のスピードアップ。 かっこええのはレイ。 レイから渡されたものをどう使うかが気になって気になって…大満足。 今回も大満足でした。
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最後をぼかすのはちょっと珍しい終わり方だけど、緊張、ドキドキ、恐怖の緩急がさすが、面白かった。 アリス…。各キャラクターに味があっていい。この先、どうなるんだろう。そう思わせるリアリティがすごいなと思う。
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再読。 携帯電話をめぐるホラーな話。ロードノベルとも言える。 主人公の妻と息子は果たして無事なのか、というところが最大のキモなんだけど、そこに至るまでの過程がちょっと荒唐無稽だと思う。 結末はそう来たか、という感じ。ちょっと強引。
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読んでいて少し疲れました。それはキングの描くリアルの細部が、自分のリアルと一致していないからかもしれません。もっと濃縮した方が怖い気がします。ストーリー的には、さすがスティーヴン・キングなんですけどね。
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いつかこんな世界が来るんじゃないかと思えるキングの長編。 PC.WEB,スマホ…これらがどれだけ人間を蝕んでいるか、誰もあまり検証していないが、確実にそれは起こっていると思う。 未来への警鐘としてこの小説を捉えたい。
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下巻も面白かったです。 別れがあったり出会いがあったり、またたくさん焼いたり…狂気の沙汰です。 「むろん、これは狂気の沙汰だ。しかし、いまでは世界が狂気に支配されているのだから、これで自分は世界と完全に調和したのだ。」 パルスにはワームが仕掛けられているという推測(この推測が何で出来ているか、がキングっぽい)で、システムに保存、はよくわからなかったですが、クレイとジョニーのこれから、そして4人とはまた出会えるのかこの世界で…と彼らのその後を思ってしまいました。 救いのない作品でしたがぐいぐい読みました。キングは科学技術恐怖症だと解説にあったのですが、それをこんなお話にしてしまうとは。。
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下巻を読み終わるのに一週間かかってしまった。 すべてが謎で終わった感じ。 「パルス」を送ったのは誰なのか。 なんの目的があったのか。 携帯狂人はアップデートを繰り返し、最終的にどこへいきつこうとしていたのか。。。 すべては憶測であって真実は分からない。 読む方としては消化不良を感じるが、真実が分からないという事は正確な対処方法が分かっていないという事で。 冬でも携帯人は生き残るかもしれないし、北以外の場所には、まだ数多くの携帯人がいるかもしれない。 初期の携帯人が更なる進化を遂げているかもしれない。 そして、、、あらたな「パルス」を受けたジョニーがクレイの喉に噛みついているかも.....シレナイ。 いろんな想像をする余地が残された終わり方だと思う事で、この消化不良を乗り切りたいと思うw
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「携帯人」の群れに一矢を報いることに成功したクレイたち。と思ったのもつかの間、そのせいでさらなる危機と悲劇に見舞われることにも……。「薔薇が萎れて、この庭はもうだめ」という言葉があまりに哀しすぎました。 恐るべき進化を遂げてゆく携帯人たち。とある場所へ誘われ、罠だとは知りつつも歩...
「携帯人」の群れに一矢を報いることに成功したクレイたち。と思ったのもつかの間、そのせいでさらなる危機と悲劇に見舞われることにも……。「薔薇が萎れて、この庭はもうだめ」という言葉があまりに哀しすぎました。 恐るべき進化を遂げてゆく携帯人たち。とある場所へ誘われ、罠だとは知りつつも歩みを進めざるを得ない正常人たち。その先で勝利するのは携帯人か正常人か。そしてクレイは家族に再び会うことができるのか。物語にはぐいぐい引き込まれます。 個人的には「パルス」が結局なんなのかよく分からないところがなんとも気味悪くて。そりゃあこういうのはまるっきりの絵空事だと思いますが。これだけいろんなものが蔓延しちゃうと、奇妙な不気味さは現実にも感じてしまう気がします。
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とても面白かった。 ゾンビもの風の終末世界を描きながらも、携帯電話を取り上げた現代ホラーらしくコンピューターの概念を取り入れているところが実に好き。 そしてキングの小説でここまで終わり方を委ねられるのも初めてな気がするなぁ…
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