ブラッドハーレーの馬車 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
先ず一言、下らない、ばっかぢゃねーの、こんな漫画書いて!www こんな漫画が発表後10年以上経ってからブレイクするなんてね。世の中がオカシイのではないか? 高々漫画のフィクションに、帯の「これほど過酷な・・・」にも呆れる。 架空の国の架空の出来事だとぉ、現実にはもっと酷い事が実際に行われていたし、今も行われているし、私達日本人もそれをやっていた。加害事実があるんだよ。 こんな漫画書いて世界に恥ずかしくないのか? そうした事に対する考察も批判精神もへったくれもないフィクションは不愉快を通り越して単なるマヌケ、失笑だ。 フィクションを超えた、遥かに残虐な現実から人々の目をそらせる煙幕以外の何物でもない。 日系英人のイシグロ何とか(こんなのがノーベル賞*?)の「私を離さないで」と同類。 こんなのを情緒だけで楽しむのもどうかしている。美しい?そんな訳ないだろ。 以下の作り話では無い過去と現在進行形の事実を調べてみましょう。 「従軍慰安婦」 「黄色い家」 「臓器密売」 「人身売買」 「児童買春」 「今も続く奴隷制」 「関東大震災での虐殺」 「731部隊」 「アウシュビッツ」 「ベトナム戦争」 「ウクライナ戦争」 「ヒロシマ、ナガサキ」 まだ沢山あります。 ある意味「宇宙人が攻めて来る~」式のエセエフと同じ。今正に地球人同士が戦争で殺し合って破滅の淵にある。・・・なんて著者や一部読者には分からないだろうね。 人間の理性ってこんな程度・・・とは言いたくないね。 「理性や人間性を超えて楽しむ」なんて言うのかな? 私はインチキ文学やインチキ漫画よりもまっとうな真実を伝えるジャーナリズムに惹かれる。 *「核密約」の故佐藤栄作氏に「平和賞」を与えた時点でこの賞の権威なんて地に落ちているとも言えるのだが。受賞拒否したヴェトナムのレ・ドクト氏はプライドが高いし、それがヴェトナム国民の心だ。
Posted by
前半は目を覆いたくなるほどの残酷な描写があり、後半は残酷描写こそ減るものの、この悲劇のやるせなさや運命の残酷さを周辺人物の目線からも描く。 感情を揺さぶられる漫画であることは間違いない。
Posted by
最近話題になっているけど10年前くらいの作品。これと言ったメッセージ性はない嘘歴史系の漫画で、様式の美しさという一点だけで突破する。実は短編集で物事が何も解決しないことも絶望感を増させる。
Posted by
「これはしんどいで」「やめときな」と謎の脅迫をされ、私の中でバリクソ鬱漫画のレッテルを貼られてしまった『ブラッドハーレーの馬車』、読みました。 うむむ、個人的には、鬱全開って感じでもなければ、かといってエログロのバロメーターがMAXなわけでもなく、なんだか煮え切らない感じで読み終...
「これはしんどいで」「やめときな」と謎の脅迫をされ、私の中でバリクソ鬱漫画のレッテルを貼られてしまった『ブラッドハーレーの馬車』、読みました。 うむむ、個人的には、鬱全開って感じでもなければ、かといってエログロのバロメーターがMAXなわけでもなく、なんだか煮え切らない感じで読み終えてしまいました……。雰囲気は三原ミツカズ作品に近いです。ドレスもいっぱい出てくるし、すごく社会的でマジメ。それにちょっと悲惨さを足した感じ。好きなんですけどね。 ただ、まぁ肩透かしはくらいましたが、何も感じなかったわけではもちろんありません。「うぉっ」っとなるカタルシスを膨大に含んだ作品もありましたし(第六話とか)、各話のラストには沙村先生の技巧が凝らされていて、いい具合に胸を抉ってくれました。最終的にはこうなる、とある意味分かっているからこそ、そこを上手く表現していて、先にも引用しました三原ミツカズ先生ではありませんが、鬱漫画と呼ばれてはいるものの、すごく真面目に丁寧に描かれている作品でした。だからこそ、1巻で完結しますが、もうちょっと沙村先生の『ブラッドハーレー』を読んでみたかったです。
Posted by
ド鬱作品。最後の話しだけ少し救いがある。想像していたより直接的な暴力描写が少なくて助かった(骨を折ったり目をえぐり出したりする描写があったらキツいな⋯⋯と思ってた)。 なにも知らないまま死んだ子を見て「よかったね」と思いながら読んだ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
辞書読んだんかくらい内容重たかった 鬱漫画として有名やけど、外国の世界観からなのかリアルみがそこまでなくて、ちーちゃんはちょっと足りないとかの方が自分的には鬱やなと思った
Posted by
トラウマ、鬱漫画が読みたくてネット検索し巡り会った。 前評判からかなり陰惨で衝撃的内容を覚悟していたが、予想よりはショックは少なかった。 読後に何か残るものもなく、ただただ暗くて救いのない話だったという印象。もう一度読みたいとは思わない。 オムニバス形式のため登場人物に感情移入出...
トラウマ、鬱漫画が読みたくてネット検索し巡り会った。 前評判からかなり陰惨で衝撃的内容を覚悟していたが、予想よりはショックは少なかった。 読後に何か残るものもなく、ただただ暗くて救いのない話だったという印象。もう一度読みたいとは思わない。 オムニバス形式のため登場人物に感情移入出来ないまま終わってしまう。 それぞれの話で展開が予想外だったりうまくつくられているものもあり、面白く読み進められる作品ではあった。
Posted by
誰も救われない悲しいお話。 やりたいだけなのだろうけど、やりたいだけをここまで昇華させちゃうのは凄い。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
鬱になる漫画としてネットのまとめに列挙されていたうちの1つ。以前から読みたいと思っていたもののなかなか読めずにいたところ、アプリで読めるようになっていたので嬉々として読み始めましたが、壮絶‥。 画力もさることながら、具体的なシーンを描かず、こういうことがあったのだろうなと読者に悟らせるような描き方がとても秀逸。 いくつかの短編からなる一冊で、わたしの理解力が乏しかったことと、アプリで読んだので時間が経っていたこともあり、最後の「馬車と飛行船」あたりはもう誰が誰だったのか、、笑 でも内容は本当に面白かった。 佐村先生のファンになりました読めてよかった。 房での親友との再会、自分の娘が羊として連れてこられた男の話、、
Posted by
行為そのものを描かず読者に想像させる構図。 胸糞エログロジャンルに入りそうなところを、オブラートに包むテクニックがすごい。 少女側だけでなく、看守や囚人目線での話もあり、それぞれの話が重く切ない。 囚人のあのストーリーには泣いた。 フィクションなのに実話みたいで、こんな苦しい...
行為そのものを描かず読者に想像させる構図。 胸糞エログロジャンルに入りそうなところを、オブラートに包むテクニックがすごい。 少女側だけでなく、看守や囚人目線での話もあり、それぞれの話が重く切ない。 囚人のあのストーリーには泣いた。 フィクションなのに実話みたいで、こんな苦しい漫画見るのをやめたいと思いながらも、救いがほしくて最後まで読んでしまった。 序盤がひどくハードな内容だが、徐々に抑えめになっている。
Posted by