人口経済学 の商品レビュー
人口経済学という学問分野に関しての入門書。また、人口経済学という学問分野自体が、日本では比較的新しいものであることも知った。 エマニュエル・トッドの「大分断」を読んだ際、トッドは「日本は人口を増やす努力を半ば諦めている。すなわち、経済成長を諦めている」と解釈できるようなことを言っ...
人口経済学という学問分野に関しての入門書。また、人口経済学という学問分野自体が、日本では比較的新しいものであることも知った。 エマニュエル・トッドの「大分断」を読んだ際、トッドは「日本は人口を増やす努力を半ば諦めている。すなわち、経済成長を諦めている」と解釈できるようなことを言っていた。日本も、国として少子化対策を政府が行なっているので、そんなことはないのでは?と思ったのであるが、トッドは日本の移民の受け入れが、他の先進諸国に比べて圧倒的に少ないことを捉えて言っていたのだ。 トッドのその記述に興味を惹かれて、人口と経済成長の関係などを知りたくて、手に取ってみた。 思っていたよりも、人口経済学というのは、随分と広い分野を扱う学問だな、というのが所感。人口動態、例えば、人口が増えているとか減っている、あるいは年齢構成などが、マクロで主として経済成長にどのような影響を与えているのかを調べる、マクロ経済学の一種くらいに考えていたが、例えば、人口の歴史やミクロ経済学的分析(例えば、所得による家計の子供を持つ持たないの意思決定モデルとか)や社会保障制度の議論など、幅広い。一方で、移民政策は、学問の検討対象範囲外のようだった。 人口と経済の関係が網羅的に述べられていて、興味深かった。
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2008-04-10 人口にまつわる事を経済学の視点から,広く浅く?? ダーウィンはマルサスの人口論にヒントを得て進化論を作ったといいいますが,人口動態は古くて新しい問題です. 特に日本は少子化,社会保障の問題を先端的に抱えているので,その点は非常に重要かと. しかし,こ...
2008-04-10 人口にまつわる事を経済学の視点から,広く浅く?? ダーウィンはマルサスの人口論にヒントを得て進化論を作ったといいいますが,人口動態は古くて新しい問題です. 特に日本は少子化,社会保障の問題を先端的に抱えているので,その点は非常に重要かと. しかし,この手の経済学におけるモデル化や論証ってなんか不十分なかんじな議論がおおいんですよね. もちろん,そう来るか!?っていうのもあっておもしろいんですが. 人口問題を考えることは,現在,そのままエネルギー問題や,社会システム,生命倫理などのあるべき姿を考える機会にもなり, 非常に深いと思うのです.
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141129 中央図書館 人口経済学に登場するいろいろなモデルや統計や問題群の簡潔な提示として、ごく平易である。
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目次 [I]人口経済学とは何か [II]人口変動と経済社会の変化 [III]人口経済学の成立と展開 [IV]労働市場と出生・結婚 [V]人口変動とマクロ経済 [VI]人口減少・高齢化と社会保障制度 [VII]人口減少時代の経済・社会政策 参考文献 読書案内 CO...
目次 [I]人口経済学とは何か [II]人口変動と経済社会の変化 [III]人口経済学の成立と展開 [IV]労働市場と出生・結婚 [V]人口変動とマクロ経済 [VI]人口減少・高齢化と社会保障制度 [VII]人口減少時代の経済・社会政策 参考文献 読書案内 COFFEE BREAK
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少子高齢社会、人口減少といった問題を抱える日本。国も企業も様々な施策を講じているもののなかなか打開策が見いだせない。減りゆく若手が、増えゆく高齢者を支えなければならない現実。国家施策は20年、30年経たないと結果が現れない。とはいえ、嘆いてばかりはいられない。必要なのは少ない若年...
少子高齢社会、人口減少といった問題を抱える日本。国も企業も様々な施策を講じているもののなかなか打開策が見いだせない。減りゆく若手が、増えゆく高齢者を支えなければならない現実。国家施策は20年、30年経たないと結果が現れない。とはいえ、嘆いてばかりはいられない。必要なのは少ない若年層でも支えられるほどの所得の増加、つまり景気回復にほかならないのだ。さまざまな経済学的視点から人口問題を捉えたユニークな1冊。
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特に新しい知見はなかった。 広く浅い内容を、薄く伝える本。 途中、数式が出てきたりするけど、展開後の結論を文章で書いた部分を読むと、至極当たり前の事を言っていて、それなら数式とか出さずに文章で伝えれば良いのにと思った。(経済学本でよくある現象)
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名前のとおり、人口の変動を経済の視点から説明する本書は、理論や系譜をただ単に説明するだけでなく、出産や女性の就業などの身近な問題やマクロな人口政策に関連付けて構成している点がとても興味深い。個人的には、女性労働、結婚、出産、高齢化社会という一見関係なさそうな事項が、本書で解説する...
名前のとおり、人口の変動を経済の視点から説明する本書は、理論や系譜をただ単に説明するだけでなく、出産や女性の就業などの身近な問題やマクロな人口政策に関連付けて構成している点がとても興味深い。個人的には、女性労働、結婚、出産、高齢化社会という一見関係なさそうな事項が、本書で解説する人口経済学によって、密接に関連しているという理解に至ったのが面白く感じられた。 教養として目を通しておけば、高齢化・少子化だけでなく自分の結婚観にも新しい考え方をもたらすきっかけになると思う。 なお、本書は「経済学」と銘打っているが、平易な説明のおかげで高校政治経済程度の知識でも読みぬくことはできると思う。
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人口学と経済学を合わせた学問についての本。2007年。人口構造が経済に与える影響は大きく、経営の神様と言われるドラッカーが「ネクストソサイエティ」の中でも触れている。特に、日本の人口構造は少子高齢化の傾向がさらに進み、今後の経済成長を支えるための労働力の確保や社会保障の問題など、...
人口学と経済学を合わせた学問についての本。2007年。人口構造が経済に与える影響は大きく、経営の神様と言われるドラッカーが「ネクストソサイエティ」の中でも触れている。特に、日本の人口構造は少子高齢化の傾向がさらに進み、今後の経済成長を支えるための労働力の確保や社会保障の問題など、解決すべき課題が山ほどある。北欧諸国の社会保障が優れているという認識は一般的だが、多くの税金が日本のそれよりもはるかに大きいということはそれほど認識されていない。また、移民の受け入れや女性と高齢者の労働への積極的参加を受け入れないと、日本の経済は後退してしまう。今後は格差がより広がり、新興国が経済を動かしていくようなことが実現するのかもしれない。
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