ザ・ジャストインタイム の商品レビュー
カンバン方式や人偏の自働化に代表されるトヨタ式生産システムを学ぶ時、真っ先に大野耐一の「トヨタ生産方式」が思い起こされるが、やや取っつきにくさを感じていた。 そんな時、ザ・ゴールシリーズである本書を見つけ、物語形式でトヨタ生産方式を学ぶ事ができた。正直にいうともう少しイメージ図...
カンバン方式や人偏の自働化に代表されるトヨタ式生産システムを学ぶ時、真っ先に大野耐一の「トヨタ生産方式」が思い起こされるが、やや取っつきにくさを感じていた。 そんな時、ザ・ゴールシリーズである本書を見つけ、物語形式でトヨタ生産方式を学ぶ事ができた。正直にいうともう少しイメージ図などがあれば理解が深まったはずだが、それでも十分すぎるほど理解が進んだ。 特にトヨタ方式に何かウルトラCの裏技があるわけでなく、人・現場・改善の地道な積み重ねである事が強調されており、肌感を持って理解ができた。 トヨタは建設的な批判が許されており、それでいて諦めない、このこと事こそがトヨタの強みなのだ。
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トヨタ生産方式、リーン方式の導入のプロセスが小説形式で書かれている。 小説形式という事で時間軸が入っているのでリーン方式導入の考え方を段階的に理解していけるし、要点がわかりやすいのでとても助かった。
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トヨタ生産方式を用いた「ザ・ゴール」のような小説。トヨタ生産方式の凄さを改めて知るには良い一冊。それと残念なのは、日本以上に海外勢がトヨタ生産方式からオペレーションを学んでいること。もっと日本が日本の企業の良さを知った上で強さを知る必要があると思う。
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トヨタ生産方式を小説にしたもの。 ・顧客の受注からタクトタイムを割り出す ・タクトタイム内に収まるように工程を分割 ・不良は後工程に流さない ・一個流しを目指す Etc 小説として時系列で工場の改善を行っていくため、改善プロセスを追いやすい。 一方で言葉中心で図表がすくなく、翻...
トヨタ生産方式を小説にしたもの。 ・顧客の受注からタクトタイムを割り出す ・タクトタイム内に収まるように工程を分割 ・不良は後工程に流さない ・一個流しを目指す Etc 小説として時系列で工場の改善を行っていくため、改善プロセスを追いやすい。 一方で言葉中心で図表がすくなく、翻訳本ゆえか日本語が分かりにくいのが惜しい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「ザ・ゴール」風小説で、トヨタのジャストインタイム生産方式をわかりやすく解説。カンバン方式という言葉自体はメジャーなものの、具体的な内容は全く理解していませんでしたが、小説として特にストーリーがあるわけでは無いですが、経営難で余命一か月の会社を救う…という設定で緊迫感あり、なかなか楽しめます。
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ザ・ゴールとかと同じ、小説仕立てのビジネス本。「安っぽい」という批判はあろうが、私はこのシリーズがとても好きだ。「なぜそれが必要なのか」を学べるのは実に良い。 今回も、いい本を読んだと思う。通読して全体像がつかめたところで、もういちどノートでも取りながら読んでみようかと思う。 ...
ザ・ゴールとかと同じ、小説仕立てのビジネス本。「安っぽい」という批判はあろうが、私はこのシリーズがとても好きだ。「なぜそれが必要なのか」を学べるのは実に良い。 今回も、いい本を読んだと思う。通読して全体像がつかめたところで、もういちどノートでも取りながら読んでみようかと思う。 トヨタって会社は好きになれないが、この生産方式が素晴らしいことは分かる。経営全体に無節操に増大するべきではないとは思うが、これは活用しつくすべきだろう。 たぶんこれに関する文献が一番あるのは日本なんだろう。ひさしぶりに日本語話者でよかったと思ったよ。 しかしそれはそれとして・・・・ ストーリー仕立てにしたらロマンスを混ぜておくのはアメリカ人の伝統文化なのかね。それとも憲法にでも書いてあるのか? 下手くそだし、読んでられないから、ばっさり省いてくれないかな。 あと、頻繁に父の家やヨットハーバーでビールを飲みながら話しているけど、それはいいんだが、すべて車で移動しているみたいなんだけど、あれはどうやって帰宅しているんだ? 泊まりました、というわけでも無さそうだけど。アメリカの飲酒文化ってどうなっているんだろう。
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ジャストインタイム生産方式のみならず、経営における重要な要素を深く学ぶことができる一冊。 たった一つの工場を建て直すために、めまいがするほど多くのメソッドが登場してくる。タクトタイム、プル方式、平準化、かんばん方式、アティテュード…。理論としてはそれほど難しくないのだが、どれも発...
ジャストインタイム生産方式のみならず、経営における重要な要素を深く学ぶことができる一冊。 たった一つの工場を建て直すために、めまいがするほど多くのメソッドが登場してくる。タクトタイム、プル方式、平準化、かんばん方式、アティテュード…。理論としてはそれほど難しくないのだが、どれも発想の転換を迫るような斬新なアイデアだから、読んでいて面白い。特にプル方式とスーパーマーケットなどは、固定観念から180度の転換をしているといってもよい。 不必要な在庫はキャッシュを寝かせているだけの悪である、というのが、生産方式を理解する上でのミソだと思った。顧客に届ければキャッシュへと変わる金塊を、工場に置いたままで埃をかぶせているのだから、改善するほかないであろう。この論点については、管理会計の正味運転資本も絡めて考えると、より興味深いのでは、と思った。 本書はジャストインタイム生産方式について論じていて、様々なメソッドを紹介しているのだが、それと並んで、人の重要性を幾度も強調している。アティテュードに関してもそうだが、全ての従業員が一丸となって改善に取り組まなくてはならない。ストーリー形式の本書は、生産の改善の過程で発生する、人間同士の衝突や葛藤を克明に描いていて、非常にリアリティがあった。 改善は何も生産にのみ適用されるものでない。仕事や人生においても、常に心がけていくことで、意味のある「働き」ができるようになるのであろう。
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111126 エリヤフ・ゴールドラット博士関連のシリーズを読み終えて、この手の本に飢えていたところで出会いました。 この本で解説されているJIT(ジャストインタイム)は、TOCとは違うのですが、戦略的には同じコンセプトだと思います。 生産性を上げようとするとリソース(投資や...
111126 エリヤフ・ゴールドラット博士関連のシリーズを読み終えて、この手の本に飢えていたところで出会いました。 この本で解説されているJIT(ジャストインタイム)は、TOCとは違うのですが、戦略的には同じコンセプトだと思います。 生産性を上げようとするとリソース(投資や経費)を追加してボトルネックを減らそうとしてしまいがちですが、それでは在庫が増えキャッシュフローが悪化してしまいます。 JITもTOCも既存のリソースを最大限に活用し、在庫を圧縮しながらアウトプットを増やすことで、顧客満足を上げ、キャッシュフローを改善する手法なので、夫々の企業合わせて良いとこ取りをすると良いと思います。
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ザ・ゴールと似ている。しかし、同書よりも中身が詳細でリアリティがある。TPSに関する知識がなければ読むのはつらいかもしれない。
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トヨタのジャストインタイムを小説にした本。すごく面白かった。「ほとんどの会社の社員は問題と結び付けられるのを恥だと思う。トヨタでは、問題は上司や指導者とともに学ぶ機会」という文章に、トヨタのすごさが凝縮されていると感じた。トヨタ生産方式についてより深く学びたくなる一冊。またいつか...
トヨタのジャストインタイムを小説にした本。すごく面白かった。「ほとんどの会社の社員は問題と結び付けられるのを恥だと思う。トヨタでは、問題は上司や指導者とともに学ぶ機会」という文章に、トヨタのすごさが凝縮されていると感じた。トヨタ生産方式についてより深く学びたくなる一冊。またいつかもう一度読みたい。
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