新訳 ゲバラ日記 の商品レビュー

チェゲバラ【著】,平岡緑【訳】

2011/05/13

喘息に苦しんだり、怪我したり、飢えそうになったり、敵に襲撃されたり、仲間を失ったりと、次々と起こる悲惨な出来事が淡々と綴られている。
指揮官って大変だ。

2011/07/19

これは、革命家チェ・ゲバラの生の声が赤裸々に綴られた死の前までの1年間の日記です。この日記は10月7日の日付で終わっています。なぜなら、その翌日逮捕されて、そしてその次の日1967年10月9日に銃殺されたからです。私には好きとか尊敬するとか影響を受けてとか、その他さまざまな形容がついて夢中になってその著作を読んだりする人物は300人はいますが、生きる指標として常に目の前に浄玻璃の鏡として存在すると思っている人は3人しかいません。そのひとりが、このチェ・ゲバラです。

2009/10/04

革命に必要なのは、
1．明確な理念を描けるマインド
2．民衆を引き寄せるハート
の2つだが、2つとも持ち合わせる人間は数少ない。
そんな稀有な存在であったのが、エルネスト・ゲバラその人。

彼が凄いのは、
革命を成功させたことではなく、
成功した革命を輸出しようとしたこと。
安泰を得たにも拘らず、
安泰を捨てて茨の道を歩む決意をした彼の心意気。

そして、最も凄いのは、
ボリビアでのゲリラ活動の間、
この日記を毎日書き続けたということ。

日記自体は読みづらい個人名が多く出てくるので、
今年日本でも公開された、
「チェ・ゲバラ　28歳の革命」
「チェ・ゲバラ　39歳別れの手紙」
の2作の映画を見てから読むことをお薦めします。

2009/10/07

キューバ革命の後、コンゴに続いてゲバラがゲリラとして活動したボリビアでの１０ケ月間の記録。カストロによる序文つき。少人数のゲリラ軍がジャングルの中で行動しながら、圧倒的に数で勝る政府軍と対峙していく。