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「言語技術」が日本のサッカーを変える の商品レビュー

3.7

53件のお客様レビュー

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2011/04/09

[ 内容 ] 「そのプレーの意図は?」と訊かれたとき、監督の目を見て答えを探ろうとする日本人。 一方、世界の強国では子どもでさえ自分の考えを明確に説明し、クリエイティブなプレーをしている。 日本サッカーに足りないのは自己決定力であり、その基盤となる論理力と言語力なのだ。 本書は、...

[ 内容 ] 「そのプレーの意図は?」と訊かれたとき、監督の目を見て答えを探ろうとする日本人。 一方、世界の強国では子どもでさえ自分の考えを明確に説明し、クリエイティブなプレーをしている。 日本サッカーに足りないのは自己決定力であり、その基盤となる論理力と言語力なのだ。 本書は、公認指導者ライセンスやエリート養成機関・JFAアカデミー福島のカリキュラムで始まった「ディベート」「言語技術」といった画期的トレーニングの理論とメソッドを紹介する。 [ 目次 ] 1章 「言語技術」に挑戦するJFAアカデミー福島 2章 実践!ことばを鍛えるトレーニング 3章 論理でパスするドイツ・サッカー-なぜいま「言語技術」か(1) 4章 世界との差は、判断力-なぜいま「言語技術」か(2) 5章 監督のことばが、選手を伸ばす 6章 論理プラス非論理-日本流サッカーの夢へ [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2011/04/05

サッカーにおいて「言語技術」が大切であることを、日本サッカー協会が取り組んでいた内容をもとに説明する本。 著者の言う「言語技術」とは、「情報を取り出し、解釈し、自分の考えを組み立て、判断する力を養っていくことに他なりません」としている。 この「言語技術」は、プレーヤー自身が、状況...

サッカーにおいて「言語技術」が大切であることを、日本サッカー協会が取り組んでいた内容をもとに説明する本。 著者の言う「言語技術」とは、「情報を取り出し、解釈し、自分の考えを組み立て、判断する力を養っていくことに他なりません」としている。 この「言語技術」は、プレーヤー自身が、状況を判断して、プレーを行わないといけない局面があるサッカーにおいて、必要不可欠なものである。 しかしながら、サッカーにおける高校等の若年層教育では、バカ蹴りに見られる通り、目先の勝利のために、考えることを捨てざる得ない風潮がある。 自分の実感として、サッカーの経験者であっても、「何故このプレーをしたのか?」「他の選択肢はなかったのか?」という問いにはっきりと答えられない人が多い気がする。 子どもに「言語教育」するのも大事だけど、それをサポートする大人の方もしっかりと伝えられなければと思う。 また、上記以外にも、著者が現場で見てきた内容として、以下の二つが面白かった。 1.クラマー氏の64年に開催された東京オリンピックの強化策について  クラマー氏だけでは、日本代表チームのみの強化で、指導者を育成することができず、この世代以降の低迷に繋がったこと 2.Jリーグ開幕時に、日本人監督は外国人監督に言語で負けていたこと  Jリーグが開幕した際、日本人監督は2割しかいなかった。その一因を、海外のスタープレーヤーに対して、日本人監督上手く指示することができなくて、いい関係を作れなかったのではということ。 あらすじ 「そのプレーの意図は?」と訊かれたとき、監督の目を見て答えを探ろうとする日本人。一方、世界の強国では子どもでさせ自分の考えを明確に説明し、クリエイティブなプレーをしている。 日本サッカーに足りないのは自己決定力であり、その基盤となる理論力と言語力なのだ。 本書は、公認指導者ライセンスやエリート養成機関・JFAアカデミー福島のカリキュラムで始まった「ディベート」「言語教育」といった画期的トレーニングの理論とメソッドを紹介する。

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2011/07/20

2011/04/01 情報考学ブログで知る「いまの若者たちは、すぐに"きもい""エロい""うざい"といった簡単なことばを使ってコミュニケーションを取ろうとします。普段は、どこが、どのように「気持ち悪いのか」、誰が、どのよ...

2011/04/01 情報考学ブログで知る「いまの若者たちは、すぐに"きもい""エロい""うざい"といった簡単なことばを使ってコミュニケーションを取ろうとします。普段は、どこが、どのように「気持ち悪いのか」、誰が、どのように「エロティック」なのかを、論理的に突き詰めて考えるという習慣を持っていません。」

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2011/01/17

10年ほど前、田嶋氏とお話をする機会があったが、育成年代の現状を憂いておられたと思う。今は少し変わってきたと思うけど、氏が中心になって変えてきたんだと思う。 本書の内容は岡田武史氏も言っていた、教育が変わらなければ日本サッカーは世界で勝てるようにならない、という事の一つの回答かも...

10年ほど前、田嶋氏とお話をする機会があったが、育成年代の現状を憂いておられたと思う。今は少し変わってきたと思うけど、氏が中心になって変えてきたんだと思う。 本書の内容は岡田武史氏も言っていた、教育が変わらなければ日本サッカーは世界で勝てるようにならない、という事の一つの回答かもしれない。

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2010/10/27

確かに「別に」と「微妙」しかボキャブラリーのない人間に、 一段上のレベルへの成長はないかもしんない。 でも教えなきゃいけないものがココからなのか、 というのも正直、なんだかなあだ。 「バカ蹴り」の話は耳が痛い。私が上達しないわけだよ・・・。 http://takoashiatta...

確かに「別に」と「微妙」しかボキャブラリーのない人間に、 一段上のレベルへの成長はないかもしんない。 でも教えなきゃいけないものがココからなのか、 というのも正直、なんだかなあだ。 「バカ蹴り」の話は耳が痛い。私が上達しないわけだよ・・・。 http://takoashiattack.blog8.fc2.com/blog-entry-719.html

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2010/10/01

確かに、きちんとしゃべれて、きちんとした身のこなしのできる選手が最後には、伸びるのだと信じたい。 JFAアカデミーで行われていることの紹介。

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2010/08/11

短い言葉で相手に意思を伝達する方法は、サッカーだけでなく日常生活やビジネスでも重要であることを改めて認識させられます。

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2010/07/31

著者は自己決定力、論理力、言語力が日本サッカーに足りないと主張している。しかし、本当ははサッカー以前に成長過程でそういったことが教育されていない事が問題。成人した日本人にしたって自己決定力、論理力、言語力を身につけた人間は日本ではかなりマイノリティだ。 はっきり言うと、ドイツ等の...

著者は自己決定力、論理力、言語力が日本サッカーに足りないと主張している。しかし、本当ははサッカー以前に成長過程でそういったことが教育されていない事が問題。成人した日本人にしたって自己決定力、論理力、言語力を身につけた人間は日本ではかなりマイノリティだ。 はっきり言うと、ドイツ等の海外で行われている教育と日本の教育の差に愕然とした。道理で日本人は、帝王学やエリート学を身につけたごく一部の人しか海外で活躍できないわけだ。

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2015/07/13

日本のサッカーに足りないのは自己決定力。 そしてその基礎となる論理力と言語力。 私の子どもはサッカー少年ではありませんが、「論理力」について書かれた様々な本を読みあさっているうちに、見つけた本です。 日本サッカー協会(JFA)専務理事の田嶋幸三氏筆。 筆者がヨーロッパに遠征した...

日本のサッカーに足りないのは自己決定力。 そしてその基礎となる論理力と言語力。 私の子どもはサッカー少年ではありませんが、「論理力」について書かれた様々な本を読みあさっているうちに、見つけた本です。 日本サッカー協会(JFA)専務理事の田嶋幸三氏筆。 筆者がヨーロッパに遠征したときに、受けた衝撃が印象的ですよ。 そこから、JFAアカデミー福島設立への話、そこでの言語技術への取り組み、「考えながらサッカーをする」選手を育てる方法について書かれています。 論理でパスするドイツサッカー選手の話など、そのあたりの記述も、とてもおもしろいです。 サッカー少年、野球少年のママさんたちに、ぜひとも読んでもらいたい一冊です。

Posted byブクログ

2010/06/30

噂に聞くドイツの「なぜなら…」癖は幼少期からの教育の証なんですね。 要は「自分の行いを説明できる人間になれ」ってこと。 スポーツマンに限らず、政治家にも自分にも言えることだ。

Posted byブクログ