ケインとアベル(下) の商品レビュー
いよいよクライマックスに近づいてきました。大銀行の頭取となったケイン、大規模なホテルチェーンを築いていくアベル。二人の行く末は!?寝食忘れて読みたい!
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重々しくないタッチがいい。 こういうお話の場合、二人が絡むまでがおざなりだったり、逆に間延びして感じたりすることもあるけれど、そういうことは全くなかった。 むしろ、その部分だけでもそれぞれ物語として成立しそう。 脱出劇、権力闘争、復讐、などなどなど、時代を背景にした二人の人生ドラ...
重々しくないタッチがいい。 こういうお話の場合、二人が絡むまでがおざなりだったり、逆に間延びして感じたりすることもあるけれど、そういうことは全くなかった。 むしろ、その部分だけでもそれぞれ物語として成立しそう。 脱出劇、権力闘争、復讐、などなどなど、時代を背景にした二人の人生ドラマが、次々と展開されてゆく。 ストレートに面白かった。
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ポーランドの森で生まれたアベルと、アメリカの銀行エリート一家に生まれたウィリアム。近代史の歩みと、数奇なめぐりあわせで絡み合うアベルとウィリアムの生涯を描く。最後はあまりに切ないけど、中だるみせず読み切れる。
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読後感は思ったよりもスッキリしない。それは,ストーリーが面白くないというのではなく,自分が物語にのめり込み杉田からだと思う。それくらい,この作品は人を引きつける力があると思う。
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素晴らしい!! 力作っすね~ 淡々とした文章は相変わらずですが かなりのめり込んでしまいました。 ラストも抜群な結末で結んで行き、良かった感と感動を味わえる。 納得感もかなりGOODに感じる。 社会の底辺からのし上がったポーランド移民と名門出のエリートマンの皮肉な出会いと成...
素晴らしい!! 力作っすね~ 淡々とした文章は相変わらずですが かなりのめり込んでしまいました。 ラストも抜群な結末で結んで行き、良かった感と感動を味わえる。 納得感もかなりGOODに感じる。 社会の底辺からのし上がったポーランド移民と名門出のエリートマンの皮肉な出会いと成功と復讐劇で繰り広げられるサクセスストーリ! これゃぁイイっす!! (振り返ってみると上巻の方がグングンはまっていたかもです。)
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途中中だるみしたのものの、クライマックスへの盛り上がりは、やはり稀代のストーリーテラーによるものだと思った。 反目しあう二人の男たちの光と影の対比がすばらしい。 感無量。 この種の重厚な物語はなかなか国内作品ではお目にかかることができないのが残念でならない。
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いろいろ古臭い感じの部分はあったが、やはり名作だと思った。 ケインとアベルの衝突は長く続くのだが、結局は両方の二人の子供によって丸くおさまり、幸せな結末となる。 ケインはいい人だと思った。 最後の部分で感動した。
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アメリカ近代史を背景にしながら進む2人の物語 面白いんだが、途中で展開が読めてくるのが何とも アベルの感情にいまいちついていけない アベルをそこまで狩りたてたものへの描写がもう少しあればなぁ
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面白かったです! 最後のほうの本気のやり合いは、何と言うか、人間の醜さだなあ・・とちょっと引いて読んでいましたが、五番街ですべてが報われた感じ。 すれちがって会釈するだけのふたり! そして最後に明かされる、すっかり忘れ去ってた伏線! あと、終盤で、それぞれの息子と娘が愛し合って結婚するっていうのもいいなぁと思いました。愛は、金にも復讐心にも負けないんだな! すばらしかったです。
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若い頃に得た才能を発揮し続け、実業界での大成功をおさめ、また、第二次世界大戦への参戦を通じて得た社会的な名声の陰で、政治・経済・法律を用いた二人の闘いが始まった。 お互いに相手を倒すことを目標とする中で、次々と大切なものを失い、 そして後悔をするが、引き返すことが出来ない。 「プライドよりも大切なものがあることを教えてあげて欲しい。」というセリフがあったけど、二人には何も見えないかのように闘いが続く。 闘いの後、得られたものがないことに気づく二人に訪れた最後のシーンは、なんとも言えない気持ちになった。 二人の出生から最期までが20世紀の世界とアメリカの歴史と重なっていて、重厚で読み応えがあった。
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