石の猿(下) の商品レビュー
リンカーン4作目 再読 後半のスピード感が良かった 前半はなかなか追いつかないもどかしさ 後半はハラハラ
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海外ドラマ映えしそうな小説。 誰かが雑誌でオススメしてて、なんとなく読みはじめた。 シリーズものと知らず読みはじめ、違和感なく読み終えられたが、やっぱり前作から読んでいた方が楽しめただろう。 中国からの密航斡旋、警察内のスパイ、逃げる密航者とそれを追う冷徹非道な犯罪者、さらにそ...
海外ドラマ映えしそうな小説。 誰かが雑誌でオススメしてて、なんとなく読みはじめた。 シリーズものと知らず読みはじめ、違和感なく読み終えられたが、やっぱり前作から読んでいた方が楽しめただろう。 中国からの密航斡旋、警察内のスパイ、逃げる密航者とそれを追う冷徹非道な犯罪者、さらにそれを追う一癖二癖ある警察。 登場人物のバックグラウンドや家族が生々しく描かれており、緊迫するシーンにより感情移入してしまう。 面白かったけど、自分のエンジンがかかったのは下巻から。 それまでは読むのやめようかなと何回かおもった
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※このレビューにはネタバレを含みます
上巻を読み終えて、ここまでなかなかのめり込めていないと記しました。 が、やはりディーヴァー、やはりライム! ギアを上げたかの如く急激に来ましたねぇ~ という事で、少し本作について触れておきましょう。 本作はニューヨーク州ロングアイランド沖の洋上から始まります。 中国からの貨物船、福州竜丸は不法移民を乗せ嵐の中、ようやく目的地近くまで辿り着きます。 しかし、そんな福州竜丸の動きは既に警察に監視され、沿岸警備隊が待ち受けていました。 警察の目的は国際的に指名手配されている蛇頭のゴーストを捕まえること。 そうです、本作では巻頭よりライム、サックスが追う犯人は明確にされています。 あと一歩(これはある意味いつものパターン)というところで、事もあろうにゴーストは不法移民を乗せた福州竜丸を爆破し、船もろとも多くの人々を沈めてしまいます。 ※仕事の為、一旦ここまで※ ↓ ※続きです※ 何とか救命ボートで高波を乗り越え、岸に辿り着いた移民達、しかし、ゴーストはそんな彼等を追い、数名を殺害。 生き延びた10名の移民。 消えたゴーストは生き延びた移民達を皆殺しにする為に追いかける。 ゴーストが移民達を見つけ殺害するのが先か、それともライムとサックスがゴーストよりも先に消えた移民達を見つけるorゴーストを捕まえるのが先か!! これが本書の大筋です。 姿を表さないゴースト。 そして本書により深みを与えるのが謎の密入国者ソニー・リー。 助演男優賞おめでとう(((o(*゚▽゚*)o)))って感じですよね♪ 微細な証拠を積み上げ、知識と推理を総動員して辿り着く驚愕の真実。 上巻のなんだかチマチマした感じがウソのような下巻のスピード感。 そして詰め込まれるどんでん返し。 これぞディーヴァー!これぞリンカーン・ライム!! 積読まみれの読書生活ですが、積読がまだまだある事が嬉しいと思えるシリーズです♪ 内容(「BOOK」データベースより) 冷酷無比の殺人者“ゴースト”は狡猾な罠をしかけ、密航者たちのみならずライムの仲間の命をも狙う。愛する者たちを守るには、やつに立ち向かうしかない。真摯に敵を追う中国人刑事ソニーの協力も得、ライムはついにゴーストの残した微細証拠物件を発見する―見えざる霧のような殺人者は何者なのか?大人気シリーズ第4弾。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ディーヴァー,ジェフリー 1950年シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる 池田/真紀子 1966年東京生まれ。上智大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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中国からの密航船が沈没した。同船に乗っていた犯罪組織の大物である“ゴースト”が密航者たちを船ごと海に沈めるために船を爆破したのだ。沈む船から脱出した10人の密航者たちは“ゴースト”から逃げつつニューヨークに向かうが……。→ シリーズ4作目はニューヨークが舞台。ただし敵は中国の国...
中国からの密航船が沈没した。同船に乗っていた犯罪組織の大物である“ゴースト”が密航者たちを船ごと海に沈めるために船を爆破したのだ。沈む船から脱出した10人の密航者たちは“ゴースト”から逃げつつニューヨークに向かうが……。→ シリーズ4作目はニューヨークが舞台。ただし敵は中国の国際指名手配されている蛇頭“ゴースト” 味方側にも移民帰化局がいたり中国の公安刑事がいたり、全体的に中華風。これがまた良い。 タイトル回収もいいんだよなぁ。なんでSTONE MONKEY?って思ってたんだけど、ラストまで読んだら「ああ……!!」 ってなる。ディーヴァーってそれぞれのキャラのフォローが上手いんだよなぁ……。キャラで読むタイプの私にめちゃハマる。好き。 今回も後半100ページは怒涛の展開だから詳しく言えないけど、今作ではソニー・リーが好きすぎる。ライムとの関係ぃぃ! あと冒頭のベルとシーカーの話にニヤリとした(笑 (以下、読みながらのツイート) 石の猿を読んでたら中国の一人っ子政策が出てくるんだけど、これ、今はもう廃止だよな?とググったら2014年で廃止してた。 原書が2001年だから、書かれた当時は真っ只中なんだ。中国がアメリカより全体的に遅れている描写も年代を見れば納得だわ。 てか、2001年の話……え?22年前?ん?え?あ? うえぇぇええ?!?!! ヤラレタ!またやられたよーっΣ( ꒪□꒪)‼ しかもまだ100ページ以上ある!ここからまたころがりまくるんだろぉぉぉ(((o(*゚▽゚*)o))) (石の猿、読んでます) えええええ……え…… マジかよ……マジなのかよ……嘘だろ……?(石の猿、第4部終わりあたり。読んだ人に伝われ) 最高だよォォォ!!!最高なんだよォォォ!! これぞライム!これぞディーヴァー!! あそこからのこのラスト!あああ!好きだぁぁぁぁ!! 語りまくりたいのですが、小学生が帰宅したので本日はここまで。 ああ……良かった……次読みたい……もうずーっとあの世界にいたい……まだまだ続刊があるとか幸せかよ……
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※このレビューにはネタバレを含みます
犯人探しだけが楽しみではないのだが、やはり、な犯人&展開。先が読めすぎるのも問題だなぁ… 人間模様とか、社会問題などちりばめられたものは面白いのに。 シリーズ物としてはアリだけど、ミステリとしてどうかと言われると悩ましい……
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さすがのディーヴァー、圧倒的スピード感で読ませる一作である。 米国に密入国する船を追うサックス一行。そしてその中に潜むゴースト。そのゴーストの正体とは。 ミステリ的要素よりも冒険活劇的要素の方が大きく、それまでのリンカーン・ライムを期待すると肩透かしか。それでもスピード感に加えて...
さすがのディーヴァー、圧倒的スピード感で読ませる一作である。 米国に密入国する船を追うサックス一行。そしてその中に潜むゴースト。そのゴーストの正体とは。 ミステリ的要素よりも冒険活劇的要素の方が大きく、それまでのリンカーン・ライムを期待すると肩透かしか。それでもスピード感に加えてクリフハンガーなどもあり、サスペンスでいっぱいの佳作となっている。
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アメリカの移民と中国の文化を織り交ぜながらの犯人追跡劇。なかなか勉強になりました。 そんきたか!と思わせる展開は流石です。
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やはり下巻は読む手が止まらない(´ー`) 犯人ゴーストは今までに比べるとちょっと↓ 謎大き中国という壁が捜査を難航させ、後半ゴーストに近づくに連れてもうドキドキハラハラ(〃ω〃) 今作切ないシーンが多くてホロっと来ました。 ただこのタイトルあかんやろー笑…なぜコレに? こ...
やはり下巻は読む手が止まらない(´ー`) 犯人ゴーストは今までに比べるとちょっと↓ 謎大き中国という壁が捜査を難航させ、後半ゴーストに近づくに連れてもうドキドキハラハラ(〃ω〃) 今作切ないシーンが多くてホロっと来ました。 ただこのタイトルあかんやろー笑…なぜコレに? この作品映画にしたら日本人受けしそうかも? ソニーはもちろんジェット・リーでねヽ(´▽`)/
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ソニー・リーの死亡フラグの際立っていたこと! ゴーストはライムの敵としてはやや役不足だったなあ。対決しているスリリングさはあまりなかった。
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リンカーン・ライムシリーズ第4作目下巻。 下巻の終盤はやはり面白かったが、そこまでの上巻と下巻の途中まで、読みながら気付くと何度も居眠りしてて、読み終わるのに時間がかかってしまった。 つまり、眠くなる。 最後の最後の逮捕劇もお粗末。 好きなシリーズなだけに少し残念。
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