カレンダーボーイ の商品レビュー

小路幸也【著】

2009/10/07

東京バンドワゴンが個人的には好みではなかった。その割りに世間では評価されて続編も出ているので、もう読まないかも。。。と思っていたけれどこれは良かった。過去と未来が交錯するストーリーも好み。

2009/10/04

４８歳のおっさん二人が朝起きると小学５年生になっていた。
何故か。そのヒントに３億円強奪事件とクラスメートの里美ちゃんのいたましい事件があった。
４８歳の現代で大きな問題が出てきた。その解決には３億円が絶対に必要となる。
さあ、小学五年生が３億円を無事に強奪できるのか？
そして、４８歳の自分に戻れるのか？
最後が小走りなのが残念ですがあっという間に読んでいけます。

2009/10/04

ある日突然タイムスリップした４８歳の男性二人。
小学校５年生と現在を毎日交互に生活します。
精神は４８歳のまま。
そこにあの有名な三億円強奪事件も絡み・・・。

頭は分別ある大人。
身体は元気いっぱいの小学生。
現実では様々なしがらみや問題を抱える大人と、そんな大人の事情など全く考えず、自分と友達、家族、それだけが大きな世界だった小学生。
寝るたびにその過去と現在を行ったりきたりする。
過去で変えた小さな事実が歪みとして現在に伝わり、現在でまた変化を起こせばそれが過去に戻る。

続きが気になり、一晩で読んでしまいました。
最後はちょっとせつなかったな。

2009/10/04

今の世界から過去の世界に、眠りにつくとタイムスリップする話。前半とてもおもしろくてスイスイ読めましたが、主人公の２人がどっちかわからなくなってしまってしまった。最後はあっけなかったような・・・・。
安斎・三都

2009/10/07

・48歳の意識を持ったまま、1969年の小学5年生に戻ってしまったイッチとタケちゃん。一日づつそれぞれの時間を移動しながら、やがてその目的が「三億円事件」へと移る。クラスメートの里美ちゃんを助けるため。・タイムスリップものということでどうなるのかと思いましたが、実に素晴らしかったです。パラドックスの描き方がすごい自然。等価交換の法則もがとても切ない。ラストは泣きそうでした。

2009/10/04

帯の煽りは３億円事件よりも、裏にあったタイムスリップによる「得るものと失うものの対価」の方が良かった気が。読み進めながら、最後はどうまとめるのかがとても気になってました。ラストのページを捲って、もう取り戻せないものがあることを知って呆然となりました。得るものと失うもの……あの対価は正当でありながらも、やはり大きすぎるように思います…（涙）

2009/10/07

大人の意識を持ったまま子供の頃に戻ってしまうﾀｲﾑｽﾘｯﾌﾟもの。好きなﾀｲﾌﾟのお話だったので、一気読みしました。

2009/10/04

なんて切ない話や。この切なさは反則でしょう。ハッピーエンドが大好きな僕としては許し難い結末のはずなんですが、思わずウルウルきちゃったので許す。「小路幸也にハズレなし！！」です。

2009/10/07

相変らず面白いけど、なんだろう。過去と現在を行ったりきたりするんだけど、、、うーん、うーん　という感じでした。

2009/10/04

…何か…すごく、すごく…切ない。悲しいっていうのとはまた違う、胸がキュッと詰まるお話。ワクワクしたし、楽しいし、考えるし、素敵だなって思うし、そういう要素はたくさんあるんだけど、結末が何ともいえなかった。小路幸也さんって素晴らしい世界を持ってると思う。温かくて切ない、何ていうか…後悔を未練を吹き飛ばすために一生懸命になる、正解を探す本でした。