カレンダーボーイ の商品レビュー
中年の自分が小学生5年生の時代にタイムスリップしていた体は子供、精神は大人として。そして、もう一人友達も同じ体験をしていた。死んでしまった同級生の好きだった女の子を助けるという目的のために、この奇跡は起こったのだろうか?過去を変えると未来は変わる。その犠牲を払ってでもその子を助け...
中年の自分が小学生5年生の時代にタイムスリップしていた体は子供、精神は大人として。そして、もう一人友達も同じ体験をしていた。死んでしまった同級生の好きだった女の子を助けるという目的のために、この奇跡は起こったのだろうか?過去を変えると未来は変わる。その犠牲を払ってでもその子を助けたかった。久しぶりに「はまった感」の小説でした。
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今まで読んだ小路作品では、これが一番です。 結末はしみじみ切ない。 二人の結末、自分だったらどちらがつらいのか・・・考えてしまいます。
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1968年。三億円事件をきっかけに 一家心中で亡くなったクラスのアイドル里美ちゃん。 寝て起きたら過去と現在を行き来する≪僕ら≫は 彼女を救えるのか!? 見た目は子供、頭脳は大人(笑) 意識だけ過去に戻った中年オッサン2人。 お互いに目的を果たすために三億円事件に挑みます。 ス...
1968年。三億円事件をきっかけに 一家心中で亡くなったクラスのアイドル里美ちゃん。 寝て起きたら過去と現在を行き来する≪僕ら≫は 彼女を救えるのか!? 見た目は子供、頭脳は大人(笑) 意識だけ過去に戻った中年オッサン2人。 お互いに目的を果たすために三億円事件に挑みます。 ストーリーは面白く止まらず一気に読破しました。 ラストはすごく呆気なく、切ないです。 でもそれがまたいい感じにまとまってるのかも。 個人的には、三億円事件のシーンとか ガンガンとか佐久間さんのことも もっと深く描いてほしかった。 「初恋」に続き三億円事件に関する物語は 謎が多くてミステリアスで好きです♪
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テンポ良く過去と現在を行き来するので、おもしろかったです。最後があっけなくてあれ??と思ってしまったけれど、こういうラストもいいいなと、納得できたので、よかったよかった。2008.9.2読了
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小路さんらしい本。不思議で優しくてちょっぴり切ない。今回はタイムトラベルがテーマ? 2008/8/9
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2006年現在48歳のオヤジが、ある日突然1968年小学5年生の自分にタイムスリップする。そこには同じようにスリップしてきた親友がいた。現在と過去とを行き来する毎日の中で、過去に干渉すると必ず現在も変化する。そんなタイムパラドックスを体験しながらも、初恋の彼女の死の秘密を知り、そ...
2006年現在48歳のオヤジが、ある日突然1968年小学5年生の自分にタイムスリップする。そこには同じようにスリップしてきた親友がいた。現在と過去とを行き来する毎日の中で、過去に干渉すると必ず現在も変化する。そんなタイムパラドックスを体験しながらも、初恋の彼女の死の秘密を知り、それを食い止めるために現在の大きな変化を覚悟するオヤジたち。現在の自分より若い父母に会い、姉の人生にも大きな影響を与える。そして会うこともなかった現在を生きる級友に会う。過去に関与することは現在にも大きな影響を与えるというSFの命題に怯えつつも、過去を変える道を選ぶ男達は現在に不満を抱えて生きているのだろう。そして小さな変化は大きな変化となって切ない結末を彼らにもたらす。SFというよりファンタジー色の強い本作は、人生の“if”によって今を変える事を選んだ男達の物語だ。
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2006年(48才)の同級生の2人が1968年(小学5年生)にタイムスリップする。 3億円事件にからんで犠牲になったクラスメートを救うべく奮闘する。 個人的には姉の漫画家デビューにまつわる話がおもしろかった。 作成日時 2008年02月18日 18:10
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テンポ良く読める本。大焦点であったはずの三億円事件のことはさらっと流していて、その辺が物足りなかったけど。でも切ない。
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ハッピーなバッドエンド。 あまりの幕切れに、読後しばらく目を閉じてしまった。 そして彼らの約6ヶ月間を、わたしの中で反芻した。 たしかにあったのに、なかったことになってしまった物語とはなんなのか。 最後は苦しいくらい悲しいのだけどそれは幸せそのもので、まるであっけない終わ...
ハッピーなバッドエンド。 あまりの幕切れに、読後しばらく目を閉じてしまった。 そして彼らの約6ヶ月間を、わたしの中で反芻した。 たしかにあったのに、なかったことになってしまった物語とはなんなのか。 最後は苦しいくらい悲しいのだけどそれは幸せそのもので、まるであっけない終わりなのだけどだがそれがいい。 物語の焦点であった三億円事件での大たちまわりがなかったり、場面転換が単純すぎるという部分は物足りないのだけど、かえってそれが読みやすい。 あらすじは割愛するとして、この読みやすさとテンポのよさはまるでマンガを読んでいるかのよう。 普段本を読まないような人にも軽く受け入れられていくんじゃないだろうか。 と思って著者紹介を見たら、ゲームシナリオ出身の人とのこと。 なるほど、そうか。 上手い。星4つ。かなり強力にオススメ。
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1968年―。三億円強奪事件をきっかけに、一家心中で亡くなったクラスのアイドル里美ちゃん。寝て起きたら過去と現代を行き来する“ぼくら”は、彼女を救えるのか?ノスタルジックタイムトラベル小説。
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