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秋の花火 の商品レビュー

3.5

17件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

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2022/10/24

5つの短編。趣きはどれも違ったもので著者の幅広い作風が味わえる。短編ながらも落ちがちゃんとあるから一つの作品を読みおえた感があり短編というのを忘れてしまう。

Posted byブクログ

2022/10/14

5話の短編集。 のっけから、おいおいと突っ込みたい展開でした。 学生服を着ていたから、というほどの要望を知りたい。 暴走族も、ちょっと考えろ、とも言いたいです。 一番印象があるのは、4話目の話。 この落ちには驚きでしたが、写真まで取られているのに 同じ手がこの先使えるのか? ...

5話の短編集。 のっけから、おいおいと突っ込みたい展開でした。 学生服を着ていたから、というほどの要望を知りたい。 暴走族も、ちょっと考えろ、とも言いたいです。 一番印象があるのは、4話目の話。 この落ちには驚きでしたが、写真まで取られているのに 同じ手がこの先使えるのか? と聞きたい。 なかなかの商売上手でした。

Posted byブクログ

2020/05/15

内容(「BOOK」データベースより) 彼の抱えた悲しみが、今、私の皮膚に伝わり、体の奥深くに染み込んできた―。人生の秋を迎えた中年の男と女が、生と死を見すえつつ、深く静かに心を通わせる。閉塞した日常に訪れる転機を、繊細な筆致で描く短篇集。表題作のほか、「観覧車」「ソリスト」「灯油...

内容(「BOOK」データベースより) 彼の抱えた悲しみが、今、私の皮膚に伝わり、体の奥深くに染み込んできた―。人生の秋を迎えた中年の男と女が、生と死を見すえつつ、深く静かに心を通わせる。閉塞した日常に訪れる転機を、繊細な筆致で描く短篇集。表題作のほか、「観覧車」「ソリスト」「灯油の尽きるとき」「戦争の鴨たち」を収録。

Posted byブクログ

2017/12/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「観覧車」「ソリスト」「灯油の尽きるとき」「戦争の鴨たち」「秋の花火」の5編からなる短編集。 どの物語も短編ながら奥の深い、密度の濃いものになっている。設定も、主人公たちの抱える問題もそれぞれ別物でありながら、行き詰まり、鬱屈しているという点で共通している。 「観覧車」は最後に感じる小さな希望にホッとし、「灯油の・・・」はつらい結末に気分が塞ぐ。 「戦争の・・・」はどこかコミカルでありながら、痛烈に現実をえぐるところが篠田さん的で、タイトルの「鴨」にニヤリ。 そして、秀逸なのが標題作「秋の花火」。秋の花火は夜空に大きく開いて消える夏の花火とちがい、手元で闇を一層際立たせながらそっと横顔を照らす。そんな花火に、ひそかに心を通わせる男女の姿を映す物語は静かで、だからこそドキドキするようなエロスがある。 篠田作品、堪能しました。

Posted byブクログ

2017/01/15

閉鎖した日常に訪れる転機を、繊細な筆致で描く短編集… まさしくその通りの5つの話。 「秋の花火」はオトナの静かだけど胸が苦しくなるような切なさを感じた。

Posted byブクログ

2016/10/14

 五つの短編集、特に『観覧車』と『灯油が尽きるとき』に惹かれる。観覧車は明るい未来に一歩踏み出し、灯油~は現状から離脱するために一歩踏み出したわけである。人の人生には慣性の法則が働く、一時的な成功を手にしてもしばらくすると自己のイメージに逆戻りするのである。観覧車の二人に幸あらん...

 五つの短編集、特に『観覧車』と『灯油が尽きるとき』に惹かれる。観覧車は明るい未来に一歩踏み出し、灯油~は現状から離脱するために一歩踏み出したわけである。人の人生には慣性の法則が働く、一時的な成功を手にしてもしばらくすると自己のイメージに逆戻りするのである。観覧車の二人に幸あらんことを願う。

Posted byブクログ

2015/01/09

久しぶりに篠田さんの作品読みましたが、やっぱりいいですね!閉塞した日常にあらわれた転機が表現されています。 5つの短編集ですが、後味のいい「観覧車」の話が一番好きです。篠田さんの作品が好きな方は是非!

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2013/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

彼の抱えた悲しみが、今、私の皮膚に伝わり、体の奥深くに染み込んできた―。人生の秋を迎えた中年の男と女が、生と死を見すえつつ、深く静かに心を通わせる。閉塞した日常に訪れる転機を、繊細な筆致で描く短篇集。表題作のほか、「観覧車」「ソリスト」「灯油の尽きるとき」「戦争の鴨たち」を収録。

Posted byブクログ

2013/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編5話 観覧車 ソリスト 灯油の尽きるとき 戦争の鴨たち 秋の花火 いかんとも、篠田節子らしい、斜に構えた話が多い。 幸せな終わりではなく、悲惨な終わりでもない。 思わぬ落とし穴に嵌まるが、恐怖のどん底ではない。 人間らしさと皮肉屋さんらしさといえばいいかもしれない。 「戦争の鴨たち」はある意味笑える。 戦場の近くで、戦場を模擬する商売があろうとは。

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2011/10/19

とても良かった! ひとつひとつの短編が、息をつめるほど リアルで深く、取材して綿密に組み立てられた 世界観という感じで、さすが篠田節子さんです。

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