間宮兄弟 の商品レビュー
江國さんの本の中では、姉妹を描いたものが圧倒的に好きなんだけど、この本は別。よかった。二人の兄弟の生活の描き方がとても好き。すぐそばにいそうな二人に共感が持てた。
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江國香織作品では、久しぶりのスマッシュヒットでした。他人からは変わり者、おたくっぽいと敬遠されてしまうけれど、「へん」だけど一緒にいると「なんとなく、楽しかった」気になってしまう素敵な間宮兄弟!近所の公園とか、商店街とかをふくめた「ホーム」でのとっておきの遊び方、彼らが教えてくれ...
江國香織作品では、久しぶりのスマッシュヒットでした。他人からは変わり者、おたくっぽいと敬遠されてしまうけれど、「へん」だけど一緒にいると「なんとなく、楽しかった」気になってしまう素敵な間宮兄弟!近所の公園とか、商店街とかをふくめた「ホーム」でのとっておきの遊び方、彼らが教えてくれます。「おもしろ地獄」ジグゾーパズル(一度始めるとやめられない)、一冊の本を一日中持ち歩き台所でも窓辺でもどこでも読み続ける「読書の日」、一目を避けるのと同時に舞う翼の美しさを堪能できる「夜の公園での紙飛行機」…。夏に大汗をかいていたって、スポーツができなくたって、お洒落なお店をしらなくたって。そういうことを、「いいんだ、これで」と自分に許してやる、認めてやることで、人はこんなに毎日をたのしく生きることができる。もちろん、傷つくこともたくさんあるのだけれど、でもまた楽しい毎日はきっとやってくる。やっていける。
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「女にモテない」明信と徹信の兄弟ふたり。 そのふたりの日々の生活を描いた物語。 悪く言えば、大人になっても周囲の変化になじまない。 よく言えば、こどもの頃に持っていたものをなくさない。 そんな兄弟ふたりの物語。 江國さんが、女心と対極にありそうなものを描いてるのが新鮮! ...
「女にモテない」明信と徹信の兄弟ふたり。 そのふたりの日々の生活を描いた物語。 悪く言えば、大人になっても周囲の変化になじまない。 よく言えば、こどもの頃に持っていたものをなくさない。 そんな兄弟ふたりの物語。 江國さんが、女心と対極にありそうなものを描いてるのが新鮮! カレーパーティとか、浴衣で花火とか、いいなぁと思う。 なんだか懐かしいかんじ。 ふたりのうちどちらとも、やっぱり恋人にはなれないだろうなぁ。 でも、友達として身近にいたらきっと楽しいだろうと思った。 けっこうオススメ! 忙しい時期にこそ読んでみてほしいなー。
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映画のキャストのイメージが強烈で、読んでいて行間から佐々木蔵之介さんや塚地さんが飛び出してくるような気がした。それにしてもこの兄弟のこだわりって何だか素敵だ。一般的に言えばオタクなのだろう。だが、何だろうもっと高尚で、品が良いのは江國さんのなせるわざなのかもしれない。恋愛にも対し...
映画のキャストのイメージが強烈で、読んでいて行間から佐々木蔵之介さんや塚地さんが飛び出してくるような気がした。それにしてもこの兄弟のこだわりって何だか素敵だ。一般的に言えばオタクなのだろう。だが、何だろうもっと高尚で、品が良いのは江國さんのなせるわざなのかもしれない。恋愛にも対しても、頑張ってはいるけどガツガツしていないのがいい。二人の母親がまた、この親にしてこの子あり的な人で、この作品の絶妙なスパイスになっていると思った。
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素敵だね。 最初はなんだか気持ち悪い二人、と思ってたんだけど。 読み終えた頃にはこの兄弟の空気感がいいな〜と感じてました。
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映画もいいけど、小説のほうが当然機微があっていいです。どこかズレた純情でマイペースに生きるのは幸せだけど、どこか悲しくて、という感想。淡々とした文章だけど江國さんの鋭さが間々垣間見られると思います。兄弟に幸あれ。
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先に映画のほうを観て、かなり好きだったので 本も読んでみることにしました。 (文庫版が出たしね!) とても面白かったー、私も兄弟がほしいなあ、 こうゆう兄弟がほしいなーって思う。 この人の本は、きらきらひかるも、 落下する夕方も好きだけど、 これはきらきらひかると首...
先に映画のほうを観て、かなり好きだったので 本も読んでみることにしました。 (文庫版が出たしね!) とても面白かったー、私も兄弟がほしいなあ、 こうゆう兄弟がほしいなーって思う。 この人の本は、きらきらひかるも、 落下する夕方も好きだけど、 これはきらきらひかると首位争いをするくらいに好き!
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不器用に、でも、たのしくせいかつする兄弟の様子が、おかしく、とても愛らしかった。 現実を生きているのに、現実離れしている描写は、江國香織がもっとも得意とするものだと感じた。
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大切な兄弟の絆。人にはいろいろ事情があって家族だったり友人だったり恋人だったり、みんなきっと心になんかしら抱えていて、それをどうやって他の人に伝えるかは個人差があって、受け取る側との絆だったり、想いだったりするんだろうな。(ま)
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江國香織らしい、日々の日常を瑞々しく描いた小説。この兄弟に春がくるのかしら。なんだか来ないなら来ないで2人で簡潔しているような話だった。 13.May.08
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