押入れのちよ の商品レビュー
上の作品で暖かい作風にさらに惚れこんでいたのに、怖ー (((゚Д゚)))ガタガタ。こういう作風もあるんだぁー。。。 短編集なんですけどね。ちょっとブラックで不可思議な世界。書き方が巧妙!読んでる途中で 「あれ…ってことは… (((゚Д゚)))ゾゾゾゾゾゾ」 とな...
上の作品で暖かい作風にさらに惚れこんでいたのに、怖ー (((゚Д゚)))ガタガタ。こういう作風もあるんだぁー。。。 短編集なんですけどね。ちょっとブラックで不可思議な世界。書き方が巧妙!読んでる途中で 「あれ…ってことは… (((゚Д゚)))ゾゾゾゾゾゾ」 となるかんじ。表題の 「押入れのちよ」なんかも怖い。でも、ちょっと笑えるところがいかにも荻原風。テダ・アパアパだね!(^_-)-☆ 「コール」なんかも、だまされたあってかんじ。うまい! 「老猫」とか「木下闇」とかはじわじわ怖い。最後の「しんちゃんの自転車」は怖い話なのにメルヘンチックな不思議な世界。短編って、終わり方がすごく難しいと思うんですが、この短編集はどの話も終わり方に唸ります。アトをひかせたり、ふっと微笑ませてくれたり。この方の想像力は無限の泉ですね。。 読むたびに驚きをくれる作家さんです☆
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前から気になってた作品、よーやくよめた。表題の「押入れのちよ」が一番すきだな。幽霊がかわいい。ちょっとせつないとこもあって、夏に読むのにはぴったり。感想としては死んだものより、生きてるものの方が、醜いし恐ろしい。ひえ〜〜って感じ。どこか滑稽でもあるが。しかし長く生きるともっと恐ろ...
前から気になってた作品、よーやくよめた。表題の「押入れのちよ」が一番すきだな。幽霊がかわいい。ちょっとせつないとこもあって、夏に読むのにはぴったり。感想としては死んだものより、生きてるものの方が、醜いし恐ろしい。ひえ〜〜って感じ。どこか滑稽でもあるが。しかし長く生きるともっと恐ろしい。猫の話は怖かった〜。追い詰められる。
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この本の表紙が、とても気に入って、読んでみました。 この少女は何?。。。って、気になっちゃって。。。 9つの短編が収められているのだけれど、表題作が、一番好き。 わけありの格安アパートにこしてきた青年の部屋には、 ちよという少女の幽霊が出る。。。 彼女のしぐさが、これまた、愛嬌...
この本の表紙が、とても気に入って、読んでみました。 この少女は何?。。。って、気になっちゃって。。。 9つの短編が収められているのだけれど、表題作が、一番好き。 わけありの格安アパートにこしてきた青年の部屋には、 ちよという少女の幽霊が出る。。。 彼女のしぐさが、これまた、愛嬌があって、かわいい。 そして。。。 2人の会話が、ほのぼのとして、面白く、温かく、ちょっと切ない。 私も、こんな幽霊のいる部屋に住みたい!なんて。。。 かと思えば、心がザワザワして冷たくなるような、怖い物語もあり、 じんわりと、心にしみて涙する物語もありで、余韻が残る。 それぞれ、雰囲気が違うので、次はどんな物語なのかな。。。? と、ワクワクしながらページをめくることができました。 いろんな味が楽しめる 大人の怪談はいかがでしょうか。。。。
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今ならこの物件、かわいい女の子(14歳・明治生まれ)がついてきます…。)この作品で荻原さんを知る。う〜んっ!納得の展開と面白さで満点でした。ちよの愛らしさにゾッコン
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人に勧められて読んだ。 最初の2話くらいは、最後のどんてん返しが驚く!1話目「お母さまのロシアのスープ」は童話っぽい感じで、「なんだか思ってたのと違うな…」と思ってたけども最後のオチに驚いて、その後も読み進めるうちにどんどんはまっちゃった。特に「コール」はすごい。訳がわかんなく...
人に勧められて読んだ。 最初の2話くらいは、最後のどんてん返しが驚く!1話目「お母さまのロシアのスープ」は童話っぽい感じで、「なんだか思ってたのと違うな…」と思ってたけども最後のオチに驚いて、その後も読み進めるうちにどんどんはまっちゃった。特に「コール」はすごい。訳がわかんなくなって、途中なのに最初からまた読み返した。 でも好きなのは「介護の鬼」。怖いよう。「木下闇」はあんまり目立たない感じの話だけどこれもじんわりとくる。
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表題作はほのぼのとして面白かった。かわいくなくて自分が死んでることがわからないちよ。幽霊といっても全然怖くないし,ほっとけないかわいらしさもある。ペットって感じ。他のもなかなか面白かった。池におぼれて死んだしんちゃんの話。親友と妻を残して死んだ霊の話も印象的かな。
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短編集。相互連関なし。主人公はいろいろいる。この著者とは多分はじめまして。他の作品は読んでないけど、おそらくこの人はどんなジャンルも書き分け可な気がする。表題作が一番よかった。
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今ならこの物件、かわいい女の子(14歳・明治生まれ)がついてきます…。幽霊とサラリーマンの奇妙な同居を描いた表題作ほか、「木下闇」「殺意のレシピ」「介護の鬼」など全9話を収録した、ぞくりと切ない傑作短編集。
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怖いのに、切ない。笑えるけど、哀しい。心を震わせる荻原印の傑作短編集。 今ならこの物件、かわいい女の子(14歳・明治生まれ)がついてきます…。幽霊とサラリーマンの奇妙な同居を描いた表題作ほか、「木下闇」「殺意のレシピ」「介護の鬼」など全9話を収録した、ぞくりと切ない傑作短編集。
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初めて読む作家さんでしたが、全体を通してとても楽しめました。こういう、「ちょっと不思議なホラーミステリー」というカテゴリ、けっこう好きなんですよね。わたしが気に入ったのは、「コール」「押入れのちよ」「木下闇」です。「おかあさまの〜」「介護の鬼」は怖かった。「おかあさま」は展開は途...
初めて読む作家さんでしたが、全体を通してとても楽しめました。こういう、「ちょっと不思議なホラーミステリー」というカテゴリ、けっこう好きなんですよね。わたしが気に入ったのは、「コール」「押入れのちよ」「木下闇」です。「おかあさまの〜」「介護の鬼」は怖かった。「おかあさま」は展開は途中で読めたけど、童話風の雰囲気が不気味で……。「介護」は初めはコメディかと思ってたら、だんだんすさまじい展開になっていき、最後はあれ。怖すぎます。「殺意のレシピ」「予期せぬ訪問者」はかなり笑いました。ちょっとこういう作風の人と思っていなかったので、驚きました。かなり好みかも。他の本にも手を出してみようかな。
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