ベーコン の商品レビュー
2009.09 ちょっと期待はずれ。食べ物をテーマにした短編集。 むりやり食べ物に絡ませている感もあり。
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「食堂かたつむり」もしくは「食べる女」テイストの内容を期待していたけれども 期待はずれ。 料理がうまく話のなかで核になっていなくて、普通のストーリーのなかに食べ物が 出てきただけといった感じ。 普通の短編といった印象のみ。
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とても解りやすい文章で、水のようにすんなり入ってきます。 6歳で家を出た母が亡くなり、一緒に住んでいた男性の農園へ度々訪ねていく娘の話。これが「ベーコン」 長年の愛人がサファリパークで虎に噛まれて事故死した後、結婚しているはずが独身で、他にも愛人がいたことを知る話など面白かったで...
とても解りやすい文章で、水のようにすんなり入ってきます。 6歳で家を出た母が亡くなり、一緒に住んでいた男性の農園へ度々訪ねていく娘の話。これが「ベーコン」 長年の愛人がサファリパークで虎に噛まれて事故死した後、結婚しているはずが独身で、他にも愛人がいたことを知る話など面白かったです。 けっこう変わった設定が多いのですが、想像出来ないほどではない…人生のいささか困った状況も決して否定しない、穏やかな筆致。 そして出てくる食べ物が〜異常に美味しそう!
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幾つもの美味しそうな食べ物が出てくる。 食いしん坊な私にはたまらない。 しかし幸せな話かと思いきや、 不倫やなんやかんやを抱えたほろ苦いストーリーが多い。 「クリスマスのミートパイ」の照れている奥様が可愛いかったな。
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短編小説集 ささいで、そして艶めかしい、日常の営み 人の気持ちが動くとき、人生が少しだけ変わるとき、 傍らにある料理と、それを食べる人々の心の機微を描いた珠玉の短編集。 食べるという日常の営みが垣間見せる、エロティックで色濃い生の姿。 (by Amazon) いいねいいね、...
短編小説集 ささいで、そして艶めかしい、日常の営み 人の気持ちが動くとき、人生が少しだけ変わるとき、 傍らにある料理と、それを食べる人々の心の機微を描いた珠玉の短編集。 食べるという日常の営みが垣間見せる、エロティックで色濃い生の姿。 (by Amazon) いいねいいね、井上さん。 この人の小説は本当に徐々にハマっていくかんじがすごくする! 食べ物にまつわる9編。 いずれもその食べ物がすごくおいしそうに思える丁寧な描写。 装丁もキレイでなおいいかんじ。
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荒野さんの新刊のテーマは、たべもの。 各章のタイトルがみな、たべものになってます。 ほうとう、 クリスマスのミートパイ、 アイリッシュ・シチュー、 大人のカツサンド、 煮こごり、 ゆで卵のキーマカレー、 父の水餃子、 目玉焼き、トーストにのっけて、 ベーコン。 それぞれに、苦い...
荒野さんの新刊のテーマは、たべもの。 各章のタイトルがみな、たべものになってます。 ほうとう、 クリスマスのミートパイ、 アイリッシュ・シチュー、 大人のカツサンド、 煮こごり、 ゆで卵のキーマカレー、 父の水餃子、 目玉焼き、トーストにのっけて、 ベーコン。 それぞれに、苦い思い出や切ない思い出、懐かしさ、家族のあたたかみ、なんかが詰まっている。 食べることって、ただ体を満たすだけじゃなくて心にも大きく影響するってことをよぉく知っているわたしとしては、こういう感覚はすごく共感できます。 なんか、特別な意味を持つたべもの、っていいよね。 あの時あそこで誰それと食べたあれ、なんてのはもう二度と食べられないものだけど、思い出とともにいつでも味や香りや雰囲気が甦ってくる。 悲しかったり切なかったり悔しかったり腹立たしかったりしても、食べることによって気持ちが整理できてリセットできちゃったりしてね。 そういうときって、文字通りお腹の底からムクムクとすんごい元気が湧いてきます。 夕飯を作るのが面倒になったりもするけど、そんな大事なたべものを毎日作って家族に食べさせてるってことだけでも、けっこうすごいことなのかも、と思います。 ましてやおいしいって言ってもらえると、それだけで手間も時間も無駄じゃなかったって思えるし、何よりうれしいもんね。 今夜の肉団子の煮込み、いつもより心をちょっと多めに込めて作ってみようかな。 読了日:2007年12月5日(水)
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期待して読み始めると・・・ いつも決まって期待ハズレ。。 今回もゴハンがテーマで美味しい話かと思ったら 普通の話で。不倫とか多いし。 つまらなかったなぁーー。
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図書館にて。 この人の小説はやはり、こういう突き放した 少し遠くからの目線で見た感じが魅力的だなと思った。 どれも痛い感じ。さすが。
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ずっと読もうと思って買っていたのですが、タイミングを逃して読めずにいた本です。 食欲と愛情って紙一重なのかも。 そして、人生のいろいろな場面に食事って絡んでいるんだな〜と。 ちょっと深い恋をしたくなりました。
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短編集です。 でも、私が嫌いな話ばかりでした。悲しいからです。 やっぱりこの世の中、男と女ってこういうもんかって、残念なんです。 でも幸いに井上荒野の文章は好きでした。
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