他人事 の商品レビュー

平山夢明【著】

2012/02/18

相変わらずグロさ全開。どの物語も理不尽で…いや、理不尽を遥かに上回る勢いです。救いようが無く目も当てられない有様でした。「仔猫と天然ガス」なんて、もう全く意味が分かりません。たぶん、意味を求めるような作品では無いのでしょう。そして何より、痛い。読んでいると身を切られるような痛さを味わわされます。本を持っている手に、力が入らなくなりました…。

2011/11/24

わからん…わからん

人の不幸を心の底から嘲笑う14本。グロは控えめ。

教訓:落ち込んでる時に平山夢明を読むとヒドイところにツボinするから気をつけろ。

「虎の肉球は消音器」が好き。文章内に悪意が無い平山夢明は珍しい

2011/08/05

最低、最悪。
でも、救いようのない結末がけっこう好きな私には、たいへんおいしかった。
でもでも、おなかをこわしそうです。

2011/04/05

共感させない、共感できないことによる怖気を作り出すことについて、平山夢明ほど完成されたマエストロは他にない。『他人事』に入っている短編は『ユニバーサル横メルカトル』にあるファンタスティックな人体破損描写の一歩手前にあるが、心の通じない恐ろしい存在に囲繞されている感覚に溢れていて、誠にスリリング。

個人的には『ダイナー』への道程で出てきたフリークスの哀愁を描くシリーズが好きなので、ややオーソドックスなスリラー中心の『他人事』は星を一つ落とした。ただ、世の中の大抵の不条理は屁でもなくなるほどの冷たい恐怖がぎっしり詰まっていてすばらしい。

事故で車の中に閉じ込められた家族を冷たく見るだけの男『他人事』、異常な男に監視される『しょっぱいＢＢＱ』あたり、共感ゼロの恐ろしさ面目躍如。
他にも、キューティーハニーを歌いながらセクサロイドが男どもを虐殺するトンデモスプラッタ『クレイジーハニー』や、かなしきゾンビの恋『おふくろと歯車』などが豊かな色どりを加えます。
単行本は表紙もラブリーで好き。

2010/10/26

若かりし頃、このジャンルを良く読んだんですが
頭悪くなりそうなので、もうやめます。（すでに）
読み進めて、何かを期待するのだが、
ストーリーに深みがなく、ただ酷い・残酷・汚らしいだけ
もうだめだ

2010/09/19

いやぁ…まいった。
ある掲示板ｻｲﾄで「狂ってる内容の本、教えて！」ってｽﾚがあって、井坂幸太郎氏の「鴨とｱﾋﾙのｺｲﾝﾛｯｶｰ」なんかもあったので、そのｼﾞｬﾝﾙなら好きかも！などと軽い気持ちで借りてみたが…狂ってるというか…受け付けない。
いわゆるｸﾞﾛなのだが…なんとも表現しにくく説明できそうにない。
怪奇小説とか、ホラーとか言うより…狂気。病んでるなぁと云う感じ。
「鴨とｱﾋﾙ～と全然違うやーん！ﾏｼﾞ狂ってる系やった。」と思わず後悔。表紙を見てちょっと怪しいなぁとは思ったのよ。
短編集なので、1話終えるたびに憂鬱になる。
次こそは…と期待するのも中盤でやめた。
つまり完読せず。

2010/09/06

平山夢明「他人事」を読了。タブーをとことん犯しても、それを上質なエンターテイメントに仕上げるってなかなか凡人にはできないことやと思う。退屈な映画や本が多い中で久々にこんな刺激的で暴力的な作品を味わえてテンション上がった

2010/08/14

本当に怖いのは人の心です・・。を実感した。
読んだ後いつも身の危険を感じるのは、私だけでしょうか・・・。

2010/05/24

14編からなる、ホラーっていうか、スプラッターっていうか・・。とにかく不気味な1冊です。エグいのに、なぜつぎつぎ読み進んでしまった。

2010/04/15

相変わらず黒いしグロいですね。
もっと高得点付けたいけど、人間性を疑われるのであえて３点で。。。
と、いうことにしときましょう。