冷たい密室と博士たち の商品レビュー
S&Mシリーズ2作目。 でも実際は1作目になる予定だったらしい。その辺は大人の事情で(^^; 「すべてがFになる」と比べると、読みやすいと思います。
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何度も「読者のためのおさらい」のように、事件の経過や人間関係が綴られて行くのでミステリーとしては読みやすい。ラストあたりは軽い感じ。犯人が犯行に至った動機を簡単にまとめすぎかなぁと思うけど、シリーズとしてはとてもコミカルな感じ。萌絵の家に行ってみたくなった。
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すべてがFになるよりも先に書かれた作品だそうで。なんとなくこの本の構成はシリーズ全体に通じているように感じます。無駄に萌絵ちゃんが襲われるとことか。
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実は「すべてがFになる」よりも先に読んでしまった。調査不足で、シリーズだと知らなかったのである。 京極氏の文章が先にあったので、正直読みづらかったが、すぐに慣れる。慣れれば、飾り気のない文章もいい。
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長調の男、喜多助教授初登場。 今度は大学を舞台にしての密室殺人事件。 感想としてはそのトリックはあんまりだわ、という感じがしないでもないです。驚いたけどフェアかどうかでいったらどうなのかなあ、という感じ。動機は十分納得できるけれども。ちゃんと布石を敷いているしね。 あとで「ああ、...
長調の男、喜多助教授初登場。 今度は大学を舞台にしての密室殺人事件。 感想としてはそのトリックはあんまりだわ、という感じがしないでもないです。驚いたけどフェアかどうかでいったらどうなのかなあ、という感じ。動機は十分納得できるけれども。ちゃんと布石を敷いているしね。 あとで「ああ、あの描写はこのために書かれていたのか!」って思うところが多かったです。 ただわたしはミステリにおいては謎を解くことよりも、謎が解かれるまでの工程と、謎が解ける瞬間に対して楽しみを見出すタイプなのです。どちらかというと受動的なのかな。 そうそう、萌絵が閉じ込められるシーンではどきどきしました。 そして最後のお見合いのお話でうろたえる犀川助教授に萌えました。ああいう冷静なひとが崩れる瞬間は面白いなあ、と思います。
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