猫のあしあと の商品レビュー
町田康は猫の神様のようだ。獣医でもないのにこれほどまでに猫と向き合って生きている人を私は知らない。ウチの駄犬に最期の時がきたら町田ほどド真剣にありとあらゆる手を尽くしてやれるだろうか。自分のもしくは家族のまたは人間の生活で手一杯になって充分なことをしてやれないんじゃなかろうか。こ...
町田康は猫の神様のようだ。獣医でもないのにこれほどまでに猫と向き合って生きている人を私は知らない。ウチの駄犬に最期の時がきたら町田ほどド真剣にありとあらゆる手を尽くしてやれるだろうか。自分のもしくは家族のまたは人間の生活で手一杯になって充分なことをしてやれないんじゃなかろうか。こんなに愛しい存在なのに。そしてたった一匹なのにそう思えてしまう。町田家にはたくさんの猫がいる。まさに猫にまみれて生活してるようだ。そしてその一匹一匹にド真剣に心を尽くして向き合ってる町田はやはり猫の神様だと思う。
Posted by
「猫にかまけて」続編* 死ぬ、ということがまっすぐ書かれていて どうしても今は読めない、というときが数回ありました。 保健所に連れてこられた犬は、飼い主や里親を一応探してから 処分される。 猫は、そうゆう手順は踏まずに、すぐに処分される。 残酷な、苦しんで死んでいくやり方で、...
「猫にかまけて」続編* 死ぬ、ということがまっすぐ書かれていて どうしても今は読めない、というときが数回ありました。 保健所に連れてこられた犬は、飼い主や里親を一応探してから 処分される。 猫は、そうゆう手順は踏まずに、すぐに処分される。 残酷な、苦しんで死んでいくやり方で、 悪いのは、保健所の役員さんじゃなくて、 意味不明な理由で捨ててしまう飼い主さんで かわいい、かわいいって飼ったのに、 責任を持たないで急に邪魔者にしてしまう。 なんかやりきれない気持ちになって、スタバで泣きました。 ゲンゾーが死んでしまったときも、だめでした。 ゲンゾーがいなくなることなんて考えてなかった、 ゲンゾーはともだちだった、 この言葉だけで、目が潤んできます。
Posted by
動物を飼う、というのはどういう事なのか。 猫好きも、犬好きも、動物を飼っている人全ての人に読んでもらいたい名作。
Posted by
町田夫妻の猫に愛情にあふれた1冊。 月並みな事しか出てきませんが、1匹でも、 いや、1つでも多くの命が無駄にならぬような世の中にならないものでしょうか? ぴょんかぴょんか(この表現がすごく想像できる)と飛び跳ねる事のできる地球。 可愛い猫の写真もいっぱいです。
Posted by
独自のルールで、マイペースに暮らす猫たちに振り回される作家。ユーモア あふれる文体の向こうに猫と人間を見つめる真摯な視線を感じる感動のノン フィクション。
Posted by
「猫にかまけて」の続編です。最大で9匹にまでなった町田さん家の猫についての、おかしくて悲しいエッセイです。考えさせられたのは、人間が猫を飼ってあげるのではなく、猫の命に責任を持つという意識。第3段も出ないかなあ。(2007/1/9読了)
Posted by
猫にかまけての続編。 ホント町田康さんの猫に対する視線が素敵。 生き物を飼うと言うことは、その命の重さを預かっているのだ…と最後にかかれていますが、その重みがずっしりくるエッセーです。 ゲンさんはきっと幸せだったに違いない。
Posted by