成功のコンセプト の商品レビュー
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『インターネットが変える世界はリアルそのものだ』 世界中の人々が利用しているインターネット。そのネットワークの大きさは計り知れないほどです。今もなお規模を拡大しているコンピューター・ネットワークを利用した便利な機能や商売は現代、数多く存在します。中でも早くからこのインターネットの可能性を信じて取り組んできたのが、この本の著者、楽天の三木谷浩史社長です。10年ほど前、まだコンピューターが“少しだけ”普及していた時代に社員2人から始めた事業が、今や大企業へと成長させた三木谷社長の姿勢が、創業当初から掲げる「成功のコンセプト」に表れています。 先進的なインターネットという事業を相手にしていながら、社内の清掃は自分たちの手で行うなど、5つの項目からなる「成功のコンセプト」は原点に戻った考え方が紹介されていてとても興味深いのですが、この本の面白いところそこではなく、いたるところから感じとれる三木谷社長のインターネットへの熱い思いにあると私は思います。この本を読んだ感想として私は、この本を単にビジネス本と言ってしまうにはどうも納得いきません。タイトルにしても、私が述べた冒頭にしても、小さな会社を大きくするためのコツを教えてもらおうとこの本を手にとる方が多いと思います。それも決して間違っていないのですが、その「成功のコンセプト」の紹介を中心に三木谷社長の熱い思いが語られているのがこの本なのです。インターネットの可能性にわくわくして、インターネットの価値と将来性を信じる三木谷社長の信念をこの本を読んで感じとってほしいです。私はこの三木谷社長の未来を見据えた熱い信念が一番の「成功のコンセプト」なのではないかと思いました。 みなさんはもうインターネットの世界はある程度、完成形だと思っていませんか?今のインターネットにもう満足していませんか?三木谷社長に言わせたら、今はほんのプロローグに過ぎません。インターネットはバーチャル空間に存在するものですが、それがもたらす社会変化は将来、社会の質・私たちの生活そのものを変えてしまうと三木谷社長は見据えています。そんなインターネットを相手にする楽天が、どんな経営理念のもと取り組んでいるのか、それがこの本「成功のコンセプト」にぎっしり詰まっています。私もインターネットの将来がとても楽しみになったし、わくわくしています。こんな気持ちを持ち続けて仕事に取り組めたら、成功しないはずがないと思えた一冊でした。
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楽天の三木谷社長による、経営哲学が書かれたビジネス書。 興銀在籍中にハーバートでMBAを取得し、独立して楽天を設立した。 タイトルに”成功のコンセプト”とあるように、楽天を運営していくにあたって考えられた5つのコンセプトが紹介されている。 インターネットビジネスに必要なのはタイ...
楽天の三木谷社長による、経営哲学が書かれたビジネス書。 興銀在籍中にハーバートでMBAを取得し、独立して楽天を設立した。 タイトルに”成功のコンセプト”とあるように、楽天を運営していくにあたって考えられた5つのコンセプトが紹介されている。 インターネットビジネスに必要なのはタイミングだと思うけれど、まさに楽天はその波に見事に乗った好例じゃないだろうか。 楽天市場自体は当時でもそれほど新しい試みでもなかったし、本中でも書かれているが他にも大手企業が同様のサービスは試みていた。 実際にはベンチャーだからやれた事なのだろうが、銀行に勤めていた三木谷氏がネットに目を向けた事自体、先見の明を感じた。 積極的失敗は重要だと思う。
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楽天の成功の鍵、以下5つにまとめる。 ①常に改善、常に前進 ②プロフェッショナルの徹底 ③仮説→実行→検証→仕組化 ④顧客満足の最大化 ⑤スピード 正直どれも当たり前過ぎるが、やはり当たり前の事や、常識的な事、基礎的な事を継続してし続ける事が一番難しく、やり続けている人が成功する...
楽天の成功の鍵、以下5つにまとめる。 ①常に改善、常に前進 ②プロフェッショナルの徹底 ③仮説→実行→検証→仕組化 ④顧客満足の最大化 ⑤スピード 正直どれも当たり前過ぎるが、やはり当たり前の事や、常識的な事、基礎的な事を継続してし続ける事が一番難しく、やり続けている人が成功すると思う。
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楽天創業者の一冊 決して真新しい事はやっていないと思う。 でも、それを徹底的に行なってきたのが成功の秘訣なのだと思う。 しかし、読んでて非常に気分が良い一冊だった。 今後も楽天の飛躍に期待したい。
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心に残った一文 高級スーツに身をまとうより汗をかきながら、一生懸命話をしたほうが説得力がある。 人生は1度 世界は無常である 日々改善、日々前進 アイデアの上に改善を積み重ねる。 改善は凡人を天才にする方法 プロフェッショナルー自分の喜びの為に仕事する 会社のサイズで...
心に残った一文 高級スーツに身をまとうより汗をかきながら、一生懸命話をしたほうが説得力がある。 人生は1度 世界は無常である 日々改善、日々前進 アイデアの上に改善を積み重ねる。 改善は凡人を天才にする方法 プロフェッショナルー自分の喜びの為に仕事する 会社のサイズではなく、どれだけの付加価値を生み出してるかが重要 顧客満足を最大化することを 楽天は社員にとって家であり、自分の全力を掛けて闘うフィールドである 大きな目標を設定し、それをクリアする方法を考える。スピードが重要になる。
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一番強く感じたのは目標の大切さ。 目標を持つことによってスピード感が増すし、目の前にあるやるべきことが明確になる。またそれ自体は一見くだらないことだと感じるかもしれないが、その先にある大きな目標につながると信じることで面白い仕事になる。
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メモ #km_memo ・面白い仕事はない。仕事を面白くする人間がいる。廊下の雑巾掛けにも喜びを見いだせる人が真のプロフェッショナル。 ・顧客満足がなければ事業は成り立たない。最大化することを忘れてはいけない。 ・ベンチャー企業の人間は、テクノロジー志向が強い。新しいテクノロジー...
メモ #km_memo ・面白い仕事はない。仕事を面白くする人間がいる。廊下の雑巾掛けにも喜びを見いだせる人が真のプロフェッショナル。 ・顧客満足がなければ事業は成り立たない。最大化することを忘れてはいけない。 ・ベンチャー企業の人間は、テクノロジー志向が強い。新しいテクノロジーに頼りすぎると、新しいものが出て来た時に一瞬で吹き飛ばされる。人間である、顧客の方に向くことが重要。 ・米国。自分自身がどれほどの付加価値を生み出しているのかが最も重要という価値観。大きな組織に所属することは人生の成功ではない。 ・より良い循環を創り上げるのが経営の仕事。
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これほど上に行くための経路を体系化している本は中々見かけません。三木谷さんは知識・行動力・先見性・リーダーシップと、仕事に必要なものを兼ね備えていることがはっきり分かる。というか楽天の成長の理由が明確に納得できる。
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本日ご紹介する本は、 楽天をたったの10年で総流通額1兆円の大企業に つくりあげた三木谷 浩史さんが著者です。 本のタイトルは「成功のコンセプト」ということで、 内容は5つの成功のためのコンセプトについて エッセンスが書かれています。 5つのコンセプトとは、 1)常に改善...
本日ご紹介する本は、 楽天をたったの10年で総流通額1兆円の大企業に つくりあげた三木谷 浩史さんが著者です。 本のタイトルは「成功のコンセプト」ということで、 内容は5つの成功のためのコンセプトについて エッセンスが書かれています。 5つのコンセプトとは、 1)常に改善、常に前進 2)Professionalismの徹底 3)仮説→実行→検証→仕組化 4)顧客満足の最大化 5)スピード!! スピード!! スピード!! です。 ひとつひとつの内容は、 よく言われる内容なのですが、 全体を通して感じることは「継続」と「積み重ね」です。 基本的な考え方をしっかり持ち、 それを継続してひとつひとつ積み重ねることが 成功につながるという。 あたりまえだけれども なかなかできないことの重要性を再認識させられます。 また、もうひとつ「スピード」 を重要視されています。 我々の状況を考えても 「スピード」はすごく重要な要素であると 身にしみて感じるのですが、 なかなか変わらないのが現状です。 本書の中で、 スピードをどうやってあげるか、一人ひとりが考えなければ成功はない。 スピードを上げる工夫が、品質改善につながる 当事者意識を持って仕事をすればスピードは自然に上がる とあります。 いままで、スピードを上げるための直接的な 解決策ばかり考えていましたが、 なにを変えていけばスピードが上がるようになるのか を考え、ひとつひとつ取り組んでいくことが 重要だなと思います。 これら5つのコンセプトは基本的かつ重要だと思います。 ぜひ、読んでみてください。 ◆本から得た気づき◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ゼロはゼロだが、1でも2でもあれば改善して増やすことができる 社員一人ひとりが、あと10%潜在能力を引き出したら。。と考えるとワクワクする 改善は凡人を天才にする方法 これからは、むしろ個人や中小企業が、既成事実を積み重ね、日本を変えていく リーダーの役割は、不可能と思える高い山を見つけること 思いついた時だけ改善してもダメ。改善を続けられる仕組みが必要 新しいテクノロジーに頼りすぎると、さらに新しいテクノロジーが出たら吹き飛ばされる グーグル=オフィスをキャンパスと呼んで、様々な設備を備えている スピードをどうやってあげるかを、一人ひとりが考えなければ、成功はない どんな仕事であれ、スピードを速める余地はまだ無限にある ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次◆ 第1のコンセプト 常に改善、常に前進 第2のコンセプト Professionalismの徹底 第3のコンセプト 仮説→実行→検証→仕組化 第4のコンセプト 顧客満足の最大化 第5のコンセプト スピード!!スピード!!スピード!! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆マインドマップ◆ http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/991f49cc34dcc44c.png
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[Memo] * グーグルの戦略 * ダーウィニアン・アプローチ * インターネット世界の自然淘汰に自分たちのサービスを委ねる * とにかく種をばらまいて、芽を出したものだけを育てる * マイクロソフト/楽天 * 改善モデル * 最初はしょぼいけど執拗にそれを...
[Memo] * グーグルの戦略 * ダーウィニアン・アプローチ * インターネット世界の自然淘汰に自分たちのサービスを委ねる * とにかく種をばらまいて、芽を出したものだけを育てる * マイクロソフト/楽天 * 改善モデル * 最初はしょぼいけど執拗にそれを改善し続ける * バージョンアップを重ねながら、少しでも先行者に追いつき、最終的には大きな成功を収める * 会議の目的 * 説明することではなくて、決断/意思決定すること。そこに時間を割くべき。 * 人間は遊んでいる時、最大の想像力を発揮する動物 * 仕事を人生最大の遊びにできる人が有能なビジネスマン * 仕事を面白くするのは仕事の内容そのものより仕事の目的 * どんな仕事でも目的意識さえあれば、それを楽しむことができる * 問題解決法ー未知の問題に直面したときの人間の基本的な行動パターン * 仮説/実行/検証/仕組化 * 模倣/学習 * 消極的失敗と積極的失敗 * 消極的:何かをすべきなのに何もしないことがもたらす失敗 * 積極的:何かにチャレンジしてその結果が失敗に終わること * 戦争型ビジネスと戦闘型ビジネス * 戦争型:世界地図を広げ、大きな戦略を考えながら展開していくスタイル * 戦闘型:相手の顔の見えるスタイル * 一つ一つの局面での小さな勝利を大切にして、それを積み上げていくやり方 * 収入は仕事の大きなモチベーションにはなるが、ほんとうの意味での頑張る力は湧いてこない * どんな人も他人の評価や感謝を必要としている * 自分の仕事が誰かを幸せにしているという実感は、仕事を続けていくための重要なモチベーション * ビジネスの本質は、相反する利害を同じ方法に向けること * 高く売りたい/安く買いたい * そこに橋をかける、双方の利益を同じ方法に向けるのが顧客満足 * サービスに満足すればそれに見合ったお金は払ってくれる * 仕事は誰かのためにするものではなく自分の為にするもの * 当事者意識を持って仕事に取り組む * 仕事場に落ちているゴミを自分で拾う意識は、仕事場を自分の家と思う意識につながる * ビジネスにスピード感をつける最良の方法は、当事者意識を持つこと、自分が仕事の主人公になるということ * 目標を達成するのにかける時間は常識から計算してはいけない * 最終目標をいつまでに達成するのか決めてしまう * そこから逆算し個々の小さな目標をクリアするのにかける時間を割り出す * スピード感をもって仕事をするとは、今という一瞬をどれだけ大切にして仕事をするかということ
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