八郎 の商品レビュー
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1967年発行。八郎潟と寒風山の物語。 子供の頃に母がネイティブ秋田弁で読み聞かせてくれたことを思い出して、帰省の機会に読んでみた。 ヒワにムクにヤマガラ、カッコウまでが懐く優しい山男、八郎。海を見て泣く男わらしこ。 滝沢二郎さんの趣ある絵と、今は地元でも聞かれなくなった古い秋田弁がしみじみと心に響く。
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かなり濃い方言で語られるので、読み聞かせすると何度もつまずく母。(ごめん。) 八郎の自分を犠牲にしてまでも周りの人を助ける強さに感動。 滝平二郎氏の力強い版画がこれまた素晴らしい。
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東北贔屓の僕にはたまらない。 読みにくさはあるが、巨人は胸熱で三年生みな夢中になってた。 子どもが自分で読むには骨が折れるが、内容の良さが抜きん出ている! 地図帳で八郎潟ほんとにある!てなったし、もう最高の読み聞かせ本である!
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はちろうはすごいやさしい人だなって思った。 はちろうが、はちろうのかみの毛をすにしていた小鳥たちのために動かなかったのがいいなと思った。小鳥がなんかすごい幸せそうだった。はちろうはがんばっていた。 ぼくは、やさしくないわけじゃないけど、あんまり人の役にたつことはできていない。それ...
はちろうはすごいやさしい人だなって思った。 はちろうが、はちろうのかみの毛をすにしていた小鳥たちのために動かなかったのがいいなと思った。小鳥がなんかすごい幸せそうだった。はちろうはがんばっていた。 ぼくは、やさしくないわけじゃないけど、あんまり人の役にたつことはできていない。それから、いいことをする前に、悪いところを直したい。自分が悪いことをしてちゅういされたときに、いちゃもんをつけるようなのをやめたい。はちろうは、ぜったいしない。(小3)
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山男の八郎は優しき大男。田んぼを海から守るため山を投げ入れさらには身を呈して、自らが大きくなった意味を知り、海に沈む。 運動会にあわせて、強いメッセージ性がある。稲の学習と合わせて、田んぼを塩害から守る話。
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秋田の八郎潟の由来となった不器用だけれども心優しい大男の話。 八郎が海に向かって叫んで進んでいく絵に心打たれた。
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こどもが斎藤隆介さんの別の絵本を借りてきて、ふいに読みたくなり、図書館で取り寄せして昨晩読んだ。 もの凄い。途中から泣きながら読んだ。 「外国の人に勧める、日本らしい絵本」と言われたら、文句なく私はこれを選ぶ。 小学生のときの担任の先生が斎藤隆介さんが好きで、劇にしたり、歌ったり、語り部の人が学校に来たり、一畳くらいの大型絵本を作ったりした。そのときはすごく好きな授業ではなかったけれど、今、こどもに読んでいると感慨深い。
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心を洗われるような、力強く心に濁りのない『八郎』と『三コ』 子どもたちにも押しつけでなく、読んで欲しいと思います。
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斎藤×滝平コンビの絵本が最近好きなので、こちらも図書館で借りた 秋田のくにの八郎という山男のおはなし 方言がきつくて、文字を追うのは少し難しい 大きくて優しくて強い八郎、なんだかドラゴンボールの悟空を思い出した 大きくなることは力を持つということ? 力を持つものは優しく、他者...
斎藤×滝平コンビの絵本が最近好きなので、こちらも図書館で借りた 秋田のくにの八郎という山男のおはなし 方言がきつくて、文字を追うのは少し難しい 大きくて優しくて強い八郎、なんだかドラゴンボールの悟空を思い出した 大きくなることは力を持つということ? 力を持つものは優しく、他者のために役に立たねばならないということ? 考え始めると難しいけれど、八郎はかっこいいのだ
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悲しいお話だなと思いました。 どうして八郎は大きくなりたかったか、それは皆の役に立ちたかったからだということを言いますが、凄くそれが心に染みました。 斎藤隆介さんと滝平二郎さんのお話は本当に深いなと思いました。
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