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盗まれた記憶の博物館(下) の商品レビュー

4.1

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

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2018/12/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おもしろいんですよ。 しかし、そもそもがカタカナの人物名を覚えるのが苦手な人間には、名前が話の根幹になってるお話はすんなりとは楽しみ難いんです!残念!!

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2017/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】 父さんが、弟が、次々と消えていく…。だれかが私の記憶を消している。ふたごの天才コンビが古代から現代まで、時空を超えて謎に挑む壮大な歴史ロマンファンタジー! ブックステフーダー賞受賞作。 【感想】

Posted byブクログ

2016/05/29

オリバーはクワシニアでペガサスやガラスの鳥、絵筆など、忘れられた物たちと固い友情でむすばれながら、父をさがすとともにクセハーノ打倒を画策する。いっぽうジェシカは、学芸員で親身になって協力してくれるミリアムとともに、コンピューターを駆使して、父が追っていたものの謎にせまる。原著のか...

オリバーはクワシニアでペガサスやガラスの鳥、絵筆など、忘れられた物たちと固い友情でむすばれながら、父をさがすとともにクセハーノ打倒を画策する。いっぽうジェシカは、学芸員で親身になって協力してくれるミリアムとともに、コンピューターを駆使して、父が追っていたものの謎にせまる。原著のかかれた1997年あたりは、ようやくインターネットが一般にも普及し始めて、少しずつウェブサイトが増えつつあったころ。まだ大規模な検索エンジンはなくて、どこのサイトにもリンク集がついていたりした。わずか20年ほど前のことなんだけど、作中に出てくるインターネットの説明などを読むと、一昔じゃすまないくらい前のような気がする。 それだけに、作者がたびたび訴えているような、過去の歴史を忘れてしまうことのおそろしさがリアルにせまってくるように思う。クセハーノに支配されないためにも、過去を大切にしながら進んでいかなくちゃならないのだと思わされた。

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2014/11/23

「記憶」、つまり「歴史」の大切さを感じさせてくれる物語。 現実とクワシニアの出来事がリンクしながら真実に迫っていく、謎解きと冒険の両方の面白さで一気に読み進めたくなる本でした。 エオリアのハープ、風によって奏でられる自然の音。オリバーの夢の力が風を自由に吹かせるものになるほど...

「記憶」、つまり「歴史」の大切さを感じさせてくれる物語。 現実とクワシニアの出来事がリンクしながら真実に迫っていく、謎解きと冒険の両方の面白さで一気に読み進めたくなる本でした。 エオリアのハープ、風によって奏でられる自然の音。オリバーの夢の力が風を自由に吹かせるものになるほどあこがれる気持ち、わかります。 あと、インターネットはマニアの使うアンダーグラウンド感あふれる雰囲気が懐かしくもあり、ちょっと魅力的に物語を彩っています。

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2022/02/22

行方が判らなくなっただけでなく、記憶からも消え去った父親を捜すために、ふたごの姉弟ジェシカとオリバーは博物館へと忍び込む。 記憶から忘れ去られたものが命を持つ国クワシニアという設定だけでもワクワクさせられますが、そこに古代バビロニアの歴史を絡ませることにより、より一層ワクワクを...

行方が判らなくなっただけでなく、記憶からも消え去った父親を捜すために、ふたごの姉弟ジェシカとオリバーは博物館へと忍び込む。 記憶から忘れ去られたものが命を持つ国クワシニアという設定だけでもワクワクさせられますが、そこに古代バビロニアの歴史を絡ませることにより、より一層ワクワクを膨らませます。 姉ジェシカは考古学者とともに歴史的観点から記憶を奪おうとするものの正体に迫り、弟オリバーは異世界クワシニアで冒険することにより悪と対峙する。それぞれの視点を交互に展開させることで物語世界が広がっています。 その分ついて行くのが必死でしたが、どちらも面白いんですね。謎解きの面白さと冒険の面白さが融合しています。 表紙カバーイラストはファンタジーと言えばこの人の佐竹美保。元々映像的な物語ですが、このイラストによって更に頭の中に映像が広がります。

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2014/07/24

言葉がすごく難しくて挫折しそうになったけど、最後まで読んでよかった。 全て完璧に読むことにこだわる必要はないんだよね。 記憶というテーマが面白かった。

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2014/03/24

十年ぶりに再読。 主人公の姉弟は昨日まで一緒に暮らしていたはずの父親が思い出せない。 写真を見ても何をしても思い出は蘇らず、父親に関する記憶だけ盗まれたようにごっそり抜け落ちていた。 神話にある名前が多く登場してワクワクした。 バビロニアには詳しくないけれども、ある程度説明が...

十年ぶりに再読。 主人公の姉弟は昨日まで一緒に暮らしていたはずの父親が思い出せない。 写真を見ても何をしても思い出は蘇らず、父親に関する記憶だけ盗まれたようにごっそり抜け落ちていた。 神話にある名前が多く登場してワクワクした。 バビロニアには詳しくないけれども、ある程度説明があるので困らない。 父親を取り戻すために、現実とクワシニアの出来事がリンクしながら真実に迫っていく過程が面白かった。

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2013/06/16

ジェシカとミリアムは[名前の痕跡]を解読するため博物館に忍び込む。オリバーと仲間たちは、オリバーの父トーマスの行方を探す。 人間にとって全てを記憶し続けることは不可能です。でも大切なもの、忘れてはならないものを記憶し続ける努力は必要だと思う。そんなことを考えさせてくれた本でした...

ジェシカとミリアムは[名前の痕跡]を解読するため博物館に忍び込む。オリバーと仲間たちは、オリバーの父トーマスの行方を探す。 人間にとって全てを記憶し続けることは不可能です。でも大切なもの、忘れてはならないものを記憶し続ける努力は必要だと思う。そんなことを考えさせてくれた本でした。

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2012/08/08

ギリギリ図書館の返却日に間に合いました! いやしかしやはり。 筆者は本当に博識なようで。ところどころ完全には理解できていない感がいなめません。頭の中がシューシュー言っているようです。むずむずします。 筆者の投げかけるテーマはくっきり伝わります。記憶って?必要?不必要?いいもの...

ギリギリ図書館の返却日に間に合いました! いやしかしやはり。 筆者は本当に博識なようで。ところどころ完全には理解できていない感がいなめません。頭の中がシューシュー言っているようです。むずむずします。 筆者の投げかけるテーマはくっきり伝わります。記憶って?必要?不必要?いいもの?悪いもの? 私がこの本を読んで感じたのは、うまいこと折り合いをつけてやっていく、と言うことです。全てを記憶していたら人はパンクしてしまう。けれどもまた全てを忘れてしまえば同じ過ちを繰り返す、と。 事実を事実として目を背けず、その本質を胸に刻むことは重要に思えます。 誰が誰に、よりも何故何を、ってこと。 仇討ちを繰り返していたら永遠に終わりませんものね。 さて。 悪党との闘いをモチーフにしてはいますが、私が苦手な戦闘シーン、グロシーンがほぼ無いと言うのがなかなか珍しく、ホッとしました。あまり好きで無いのですよ、戦闘シーン。 それなのにハラハラドキドキはちゃんとある。そこが凄いですね。 ラスト、ひょっとしたら記憶の仲間たちが・・・とか思いましたけど。 あと私がどうにも納得できなかったのは、現代での協力者ミリアムが、主人公たちの亡き母に外見の特徴が似ている、と言う点でした。ネタバレになるので多くは語れませんが、エピローグ直前のオリバーの台詞でちょっと気が晴れました。「似てる」と言うのは残酷で、浅はかに思えたからです。 まあ結末は・・・ギリギリ吊り橋理論を持ち出して納得しようかな、とは思いますけど。 多分「ネシャン・サーガ」よりもぐんと読みやすい作品だと思います。

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2012/07/24

上巻読了後と同じ感想、世界史もっと勉強しとけば良かった・・・ もうかなりなオジサンになって、児童書をこんなに真剣に読むとは夢にも思わなかった。

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