かさ の商品レビュー
文はなく、絵だけの構成。モノクロの絵の中に赤い傘が印象的で、その赤い傘を追うことでストーリーになる。 買ってもらえてよかったね。
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字のない絵本 黒一色で描かれた絵本 女の子の傘だけが赤く彩られている本 そして、音が聞こえてきそうな本 子供の言葉を待つ本 字のない絵本なのに、こんなに物語性があるって素晴らしいと思います。シンプルだからこそ感じるこの躍動感! . 自分の体より大きなお父さんの傘を抱えて駅までお...
字のない絵本 黒一色で描かれた絵本 女の子の傘だけが赤く彩られている本 そして、音が聞こえてきそうな本 子供の言葉を待つ本 字のない絵本なのに、こんなに物語性があるって素晴らしいと思います。シンプルだからこそ感じるこの躍動感! . 自分の体より大きなお父さんの傘を抱えて駅までお迎えに行く、今ではあまり見ない光景かもしれませんね! . 最初はなんとなく誇らしそうに歩いているけれど、実はちょっと不安で心細く、はなやかな街の景色に気を取られつつも駅へまっしぐら!お父さんに会えた時の安心した嬉しそうな顔がとっても印象的です。そして帰り道はお父さんと相合い傘〜。 . 色のない余白が一杯のページが、余計に読み手の想像力をかき立てるのかもしれません。 . 今日は父の日、雨の中傘を片手にお父さんをお迎えに行きませんか?日曜日でお出かけしてないかな……。 . 読む人の年齢関係なく、それぞれのストーリーが生まれそう! . ひと昔前の姿かもしれないけれど……ずっと読み継がれているのには大きな理由があるのでしょうね! . 実は時計が2回出てきます……それが、えっ?なんですよ!これは読んでのお楽しみ! .
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お父さんのお迎えに傘を持っていく女の子の心の動きがとてもよくわかる.シンプルな絵の中に差し色の赤い傘.スッキリとしてとても美しい.
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じのないえほん 雨ふりの日のおむかえ 墨一色の絵におんなの子の朱色のかさが鮮やか^^* 駅までの道中 かえりにごほうび買ってもらえるかな? 私もなんだかワクワクした気持ちになったりして(笑) かえりはお父さんと相合傘^^* 雨の日も楽しい気分にさせてくれる一冊に思えました♪
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文字のない絵本。女の子がお父さんを駅にお迎えに行くというシンプルな内容。 赤い傘をさした女の子が、モノクロで描かれた雨の街を駅に向かって歩いて行く。 昭和の時代だろうか、どこか懐かしさを感じる。 ただ、今の時代に女の子一人でお迎えに行かせることはないだろうなあと思う。 雨の日に手...
文字のない絵本。女の子がお父さんを駅にお迎えに行くというシンプルな内容。 赤い傘をさした女の子が、モノクロで描かれた雨の街を駅に向かって歩いて行く。 昭和の時代だろうか、どこか懐かしさを感じる。 ただ、今の時代に女の子一人でお迎えに行かせることはないだろうなあと思う。 雨の日に手に取りたい一冊。
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1年生読み聞かせ。 文字のない絵本は、読み聞かせに向かいないことがわかった。(当たり前か…) 「文字がないとおもしろくない」と言われた。 子どもと二人で、いろいろ想像したことを話しながら読むのがよいかも。
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本屋さん〔Readin’Writin’さん@台東区寿〕で一目惚れ。表紙が前面に出されていて朱赤の傘に一目惚れ。 電信柱とか、車とか、行き交う人の服装とか、70年代が伝わって来てなかなか楽しい絵本です。 テクストなしのこの絵本。いくつも自由に物語を作り出せるのが絵本の絵好きとしては...
本屋さん〔Readin’Writin’さん@台東区寿〕で一目惚れ。表紙が前面に出されていて朱赤の傘に一目惚れ。 電信柱とか、車とか、行き交う人の服装とか、70年代が伝わって来てなかなか楽しい絵本です。 テクストなしのこの絵本。いくつも自由に物語を作り出せるのが絵本の絵好きとしては嬉しいところ。贈り物にして喜んでくれる人いないかな。 表紙の真上から見た黒い傘。傘の骨が見えなくても、平面なのに傘のあの丸みが見えるのです。微妙な濃淡と傘のあの形の角度がなせる技。眺めれば眺めるほど超絶技巧に感じます。
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雨の音が好きだ。 夕立ちのあとの、 あの独特なアスファルトの匂いや 公園のベンチに座って、 雨音をBGMにマッタリ読書も心地いい。 干からびて薄汚れたものに 潤いと清浄を与えてくれる雨。 雨の中では、すべてが遠いような近いような奇妙な時間が流れ、 頭の中がゆるゆるとリラック...
雨の音が好きだ。 夕立ちのあとの、 あの独特なアスファルトの匂いや 公園のベンチに座って、 雨音をBGMにマッタリ読書も心地いい。 干からびて薄汚れたものに 潤いと清浄を与えてくれる雨。 雨の中では、すべてが遠いような近いような奇妙な時間が流れ、 頭の中がゆるゆるとリラックスしてゆく。 吉田篤弘曰わく雨が降ると 昔の時間が戻ってくると言ってたけど、 まったくそのとおりだと思う。 僕が子供の頃、母からはじめてのお使いを任されたのは まだ5歳の頃だった。 僕の任務は、片道20分の商店街への道のりを カレー粉の入った メタルインドカレーの缶詰を買って帰ること。 家を出てすぐに野犬の群れに追いかけられ、 虎の子の千円札の入ったボケットの財布を落としてしまった僕は 日が暮れるまで 知らない町の車の下や路地裏のどぶ板の下を 寝転がったまま探し続けた。 そのうち、ざぁざぁと雨が降りだし、 大声で泣きながら途方に暮れていたところを たまたま通りがかった近所に住むおばちゃんが僕を見つけてくれて なんとか家には帰れた。 テレビの『はじめてのおつかい』なら ここで感動の再会となるのだろうけど、 現実はそうそう甘くない。 お金を無くしたことと、 お金を探すために寝転がったことと 雨に濡れたことで 全身どろんこにまみれた僕の姿を見て 母は怒って、僕は再び外に締め出された。 そんな苦い思い出も今となっては オレ得な笑いのネタだ(笑) 僕が僕であるための、雨の思い出。 この絵本は雨の中、 そんな『子供だけのおつかい』に挑む少女を描いている。 少女に託されたミッションは 急に振りだした雨で困っているお父さんに 駅まで傘を届けること。 重大な任務を仰せつかった責任感と 大好きなお父さんに会える嬉しさと もしかしたら褒めてもらえるかもしれない期待感と、 さまざまな思いが入り交じった駅までの楽しい時間。 文字が一切なく、墨一色の絵に 少女が持つ傘だけに赤を配していることで、 鮮烈に少女の思いが胸に迫ってくる。 公園の脇を通り、池で泳ぐ鴨の親子を見て微笑み、 母親と歩く友達の男の子とバッタリ会って手を振り、 (おそらく、『今からお父さんを一人で迎えに行くの』と自慢したんだろうな) 散歩中の犬に吠えられ、 陸橋の上から走り行く貨物列車を眺め、 ケーキ屋の前で美味しそうなドーナッツを羨ましげに見て、 デパートのショーウィンドーに飾られた世界の人形たちに目を輝かせ、 大人たちの真似をして、横断歩道の信号に並ぶ少女。 信号を渡って、駅で待つお父さんに無事傘を渡したページの 少女の誇らしげな顔ときたら。 その顔を見れば、 誰もが遠く忘れていた 自分のお使いの記憶を思い出すことだろう。 少女が体験した雨の冒険譚は 彼女を作る記憶の核となって、 大人になった少女を、 今も奥底から支えてくれている、僕はそう信じている。
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言葉や文字はひとつもなくて 赤い傘の女の子がお父さんに傘を届けに行くシンプルな絵本 途中に友達にあったり、ショーウィンドウの中を覗いてみたりしながらお父さんを迎えにいく
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
文字の無い絵本。 黒色で描かれる絵の中、少女の傘だけが真っ赤で美しく印象的。 黒くて大きな傘を持って、寄り道しながら向かった先は、お父さんの待つ駅だった。
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