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ねずみ女房 の商品レビュー

4.7

26件のお客様レビュー

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2012/10/09

床や階段が木でできていて・・ フラネレット ねずみの涙は、アワのたねのように見えます。 わたし、自分で見たんだもの。

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2016/12/27

ウィルキンソンさんの家に住んでいためすねずみは、この家を全世界だと思っていました。窓から見える庭や森は私達にとっての星のように遠いものだと思っていたのです。捕まえられ、鳥かごに入ったはとを見たときも、猫のように恐ろしいものだと思ったのですが、鳥かごの中には豆があったので、また出か...

ウィルキンソンさんの家に住んでいためすねずみは、この家を全世界だと思っていました。窓から見える庭や森は私達にとっての星のように遠いものだと思っていたのです。捕まえられ、鳥かごに入ったはとを見たときも、猫のように恐ろしいものだと思ったのですが、鳥かごの中には豆があったので、また出かけて行き、鳩と話をするようになっためすねずみ。『知らない世界を知る』ということは、理屈ではなく、心動かされるものです。ねずみは、夫に叱られ、幼い子供達の為に忙しい毎日の中で、やっぱり鳩に会いに行くのです。人間も同じ気持ちを持っていますね。 うちの娘が好きなルーマー・ゴッテン。小さいものを描くのが上手いです。ドロシー・ワーズワスが書いた日記の中の本当の話からとったもので、ドロシーの日記の中のねずみは鳩を鳥かごから出してやらなかったけれど、ゴッテンのねずみは「出してやらなくてはならない」と考えてそうしたのだと、あとがきにあります。

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2011/06/23

これを「マディソン郡の橋」だという佐野洋子が可笑しい。 この作者、「人形の家」の作者だったんだ。そこにびっくり。 「人形の家」も、この「ねずみ女房」も、楽しい楽しいって話ではなく、奥のほうに苦みがあります。

Posted byブクログ

2011/02/01

末盛千枝子さんの『大事なことは全て絵本から教わった』で紹介されていた本です。 亭主関白な夫をもつねずみがある日鳩に出会い、外の世界のことを知っていきます。 やがて鳩は旅立ち、ねずみ女房は自分の世界に帰って分相応に生きていきます。 それでも以前とはちょっと違う、豊かな人生を送...

末盛千枝子さんの『大事なことは全て絵本から教わった』で紹介されていた本です。 亭主関白な夫をもつねずみがある日鳩に出会い、外の世界のことを知っていきます。 やがて鳩は旅立ち、ねずみ女房は自分の世界に帰って分相応に生きていきます。 それでも以前とはちょっと違う、豊かな人生を送りましたというお話。 ねずみが出てくるということで、クルミドに合うかもしれないと読んでみました。 背表紙のデザインがちょっと気に入らず、棚に並べるのは躊躇しています。

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2010/03/14

とても美しい物語。 ウィルキンソンさんのお屋敷の壁の中に、めすねずみが暮らしていた。ある日、ウィルキンソンさんの所へ、つかまった鳩がやってきました。鳩は金色の鳥かごで飼われましたが、森が恋しくて仕方がなかったので、食べ物も飲み物も喉を通りません。少しずつ弱ってしまいました。そこ...

とても美しい物語。 ウィルキンソンさんのお屋敷の壁の中に、めすねずみが暮らしていた。ある日、ウィルキンソンさんの所へ、つかまった鳩がやってきました。鳩は金色の鳥かごで飼われましたが、森が恋しくて仕方がなかったので、食べ物も飲み物も喉を通りません。少しずつ弱ってしまいました。そこへ、めすねずみがやってきました。めすねずみは、鳩から、今まで見たことも聞いたこともない家の外の世界のことを聞き、外の世界のことが気になってしまいました。そのためしばらくぼーっとしてしまいましたが、しかし、めすねずみにはお腹を壊している夫と、子供たちの世話や家事がありました。いつの間にか時間が経ち、しばらく鳩のところへ行く事ができませんでしたが、ある日の夜、気になって鳩のところへ行きました。そして、窓が開いている事に気付き、どうにか逃がしてやることにしました。 その日、めすねずみは初めて星を見て、それが何か分からず、金色のボタンだろうと思いました。ボタンでないとすれば、何かふしぎなものだろうとも思いました。でも、はとに話してもらったお話ではなく、自分の目で、自分の力で見たものだから、そんなに不思議じゃないと考えなおしました。 やがて孫ができました。見た目は孫もめすねずみもそんなに変わりがありませんが、他のねずみたちの知らない事を知っているから、どこか少し違うところがありました。

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2009/10/04

河合隼雄さんの著書で書いてあり、それから興味を持って読みました。 最初に河合さんの考えとあらすじを読んでいたので、 これだけを純粋に読んだときとの感想とではだいぶずれてくると思いますが、 それでもハトとねずみ女房との友情…ではなく、実際は恋だなぁと改めて思います。 シンプルな中...

河合隼雄さんの著書で書いてあり、それから興味を持って読みました。 最初に河合さんの考えとあらすじを読んでいたので、 これだけを純粋に読んだときとの感想とではだいぶずれてくると思いますが、 それでもハトとねずみ女房との友情…ではなく、実際は恋だなぁと改めて思います。 シンプルな中にも深い愛情があることに気付かされて、ぐっときます。

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