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盗まれた街 の商品レビュー

3.6

29件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

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2016/05/28

SF。ホラー。サスペンス。 分かりやすいものが好きな自分としては、悪役の正体はハッキリと「悪」と思える生物のほうが好みだった。 序盤の違和感に気付いていく過程は面白い。

Posted byブクログ

2016/01/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

周りの人間が宇宙人に置き換えられていく。外見はそっくりでもどこかに違和感がある。そんな話がいくつも上がるが、それもいつしか終わり通常の生活が戻ったかと思われた。しかし、開業医のマイルズ・ベンネルとベッキイは人間になりかけの物体を発見し、元の人間が殺され宇宙人に入れ替わっていると知る。やがて、自分たち以外の街の住人全員が宇宙人だと気付く。彼らに襲われた二人は命からがら逃げだし、人の形になる前の莢を焼き払う。残った莢は宇宙へと逃げだし、人間に置き換わった宇宙人はそのままその町で生き続ける。

Posted byブクログ

2015/12/22

「盗まれた街」町の人々が突然見知らぬ人に変わる?!身体を乗っ取られる系SFです。 http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-11-20

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2014/02/24

1955年発表後、ジャック・フィニイの名を一躍有名にした長編SF小説は我が国において、それまで出版界では商業的に成功しなかったSFを日本に定着させるため翻訳も兼ねた福島正実が早川書房に入社、1957年、都筑道夫とともに「ハヤカワ・ファンタジー」(のちの「ハヤカワSFシリーズ」)の...

1955年発表後、ジャック・フィニイの名を一躍有名にした長編SF小説は我が国において、それまで出版界では商業的に成功しなかったSFを日本に定着させるため翻訳も兼ねた福島正実が早川書房に入社、1957年、都筑道夫とともに「ハヤカワ・ファンタジー」(のちの「ハヤカワSFシリーズ」)のブランドを立ち上げた際にリリースした作品であり、日本におけるSF小説の草創期に位置する古典的な作品である。 アメリカの片田舎にある町で肉親、知人が別人だと訴える者が現れ始める。やがてそれは奇妙な豆の莢から出現し、付近の人間に成り代わる異星生命体であることを知った主人公は恋人をつれ、町からの脱出を図る。次々に宇宙生命体に《複写》された人々によって徐々に人間社会が変貌し、やがて全世界を侵略していくであろう恐怖を描いたサスペンスタッチのSFホラー小説の傑作。 1956年の映画『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』の原作とされ、その後も1978年『SF/ボディ・スナッチャー』、1993年『ボディ・スナッチャーズ』、 2007年『インベージョン』と4回も映画化されるほどの高い人気の裏側には60年代アメリカ社会における共産主義思想に対する脅威、2000年代の9・11以降の隣人に対する疑心暗鬼があることが伺われ、ある日、突然に身の回りの人々が外見は同じで有っても全く相いれない別人(反思想)となる不安と恐怖が根底に視える。日本人なら多分に「受け入てしまう」っと思うと結構怖い。また、翻訳した福島正実は1963年8月に公開された東宝特撮ホラー映画『マタンゴ』の原案者であり、同作は洋上クルーズで遭難したグループが流れ着いた無人島のキノコを食べたことでキノコ人間に変異して行くというホラー作品。W.H.ホジスン著『夜の声』を始めとして、福島にとって『盗まれた街』へのオマージュであったことはあまり知られていない。

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2013/07/09

一度は危機から逃げだせたのに、地元愛のために再度地元に戻るというのは、本当に恐怖を感じている場面では絶対取らない選択だと思う。

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2013/05/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分の親しい人たちが徐々に違う人間になっていくという相談が増えてくるサンタ・マイラの街。状況に疑問をもったマイルズの捜査。ベッキィの相談。ジャック・シオドラ夫妻の家で見つかった「生きたことのない死体」。ベッキィの家にも同じベッキイの死体らしきものが発見される。自分たち以外が何か他のものに入れ替わってしまったサンタ・マイラ。宇宙から降る謎の胞子の謎。

Posted byブクログ

2013/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ほんと侵略ものの古典。その分展開が読めるのは仕方がない。数十年前に描かれた片田舎だが、今でもアメリカの片田舎ってこんなイメージ。

Posted byブクログ

2013/02/13

侵略SFの傑作中の傑作。不気味な「さや」から人間のコピーが生まれてくるビジュアルな描写が、クリエイターの想像力を刺激するのか、何度と無く映画化されている。著書のジャック・フィニィはSFのみならず、ファンタジー色の強い傑作短編集「ゲイルズバーグの春を愛す」や、ミステリーの「完全脱獄...

侵略SFの傑作中の傑作。不気味な「さや」から人間のコピーが生まれてくるビジュアルな描写が、クリエイターの想像力を刺激するのか、何度と無く映画化されている。著書のジャック・フィニィはSFのみならず、ファンタジー色の強い傑作短編集「ゲイルズバーグの春を愛す」や、ミステリーの「完全脱獄」でも知られる才人。本作では、他人が信じられなくなって行く不安感が迫真の筆致で描き出されている。それが堪らなく恐ろしい。怖い本が読みたければ凡百のホラーよりも本作がお勧めだ。

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2013/01/29

2013.1.26読了。 田舎の小さな町で、知っている人が姿形は同じでも、違う人になったと訴える人が続々と出てくる。 医者である主人公は、それが宇宙から流れ着いた生物が地球に繁殖しようとしているところだと発見してしまうが…という話。 最後、宇宙生命があんまりあっさりと地球を去って...

2013.1.26読了。 田舎の小さな町で、知っている人が姿形は同じでも、違う人になったと訴える人が続々と出てくる。 医者である主人公は、それが宇宙から流れ着いた生物が地球に繁殖しようとしているところだと発見してしまうが…という話。 最後、宇宙生命があんまりあっさりと地球を去って行くのが不可解。。せっかく何年も宇宙を旅してたどり着いたのに、火をつけられただけで退散だなんて、生命力ってそんなもん??

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2012/08/27

月の裏側の下敷きになった話。 読もう読もうと思っていてようやく読めた。 郊外の街で人が盗まれ、取り替わっていくという点は同じ。 しかし話の展開がハリウッドのパニック映画みたいな。随所にアメリカっぽさが漂っていた。 なぜそこで無駄に陽気になるのか、なぜここで情事なのか、それどころじ...

月の裏側の下敷きになった話。 読もう読もうと思っていてようやく読めた。 郊外の街で人が盗まれ、取り替わっていくという点は同じ。 しかし話の展開がハリウッドのパニック映画みたいな。随所にアメリカっぽさが漂っていた。 なぜそこで無駄に陽気になるのか、なぜここで情事なのか、それどころじゃないだろう。戦うなら戦えよ、逃げるなら逃げろよ、と。 個人的には月の裏側の方がずっと好き。話全体に流れる空気感が違うもの。 起承転結があってちゃんと物事が説明されてて分かりやすいけど、分かりにくくても月の裏側の方がいいな。

Posted byブクログ