内臓感覚 の商品レビュー
2007年刊。IBS(過敏性腸症候群)、広くは脳腸相関をあつかっている。なかなか手ごわい。一筋縄ではいかないテーマだというのがよくわかる。 冒頭から登場するのは、アントニオ・ダマシオ、ウォルター・キャノン、ハンス・セリエ。それぞれ、ソマティック・マーカー、ホメオスタシス、ストレス...
2007年刊。IBS(過敏性腸症候群)、広くは脳腸相関をあつかっている。なかなか手ごわい。一筋縄ではいかないテーマだというのがよくわかる。 冒頭から登場するのは、アントニオ・ダマシオ、ウォルター・キャノン、ハンス・セリエ。それぞれ、ソマティック・マーカー、ホメオスタシス、ストレスの概念の言い出しっぺ。この3つが関係してくるというだけで、その難しさがわかろうというもの。1つでも難しいのに。 中枢vs.抹消、遺伝vs.環境、意識vs.無意識、腸と情動、ホルモンや神経伝達物質……既存のいろんな医学分野が関わるテーマ。そこにさらに、腸と脳の発生(or進化)からわかることも加わる。 霧に覆われた山のようにも思えるが、でも登るしかない。なぜって、そこにあるから。著者が果敢なアルピニストに見えてくる。
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情動・感情は腸でつくられる、というと大胆な感じがしますが、そんな感じでした。 腸と脳の関係はジェームズランゲ説で説明がつく、かといってキャノン説も否定できない。のあたりがややあいまいで、ソマティックマーカー仮説の解説で終ってしまうのでちょっとよくはわからない。 興味深いのは...
情動・感情は腸でつくられる、というと大胆な感じがしますが、そんな感じでした。 腸と脳の関係はジェームズランゲ説で説明がつく、かといってキャノン説も否定できない。のあたりがややあいまいで、ソマティックマーカー仮説の解説で終ってしまうのでちょっとよくはわからない。 興味深いのは、アレキシサイミアと過敏性腸症候群の関係。腸の問題が、葛藤が身体化されるひとつの表現方法だそう。内臓の刺激によって脳が異常に活性化するとのことで、脳と腸の深い関係がよくわかった。 関連・合併する状態も精神的な問題が多いとのことでした。 とてもおもしろいのだけど、感情とのところはもう少しわかりやすいほうがよかったと思います。
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ふーむ。 思ったより学術的説明が多かった。 この本を読もうと思った動機は毎朝通勤時に便意を催すことに対して何かうまい手立てはないのかなーと漠然と手にとった気がする。(便意を催すこと自体をどうにかしたいのではなくて、できれば家で全部出したい笑) 結局、脳と腸には関係があるのかもし...
ふーむ。 思ったより学術的説明が多かった。 この本を読もうと思った動機は毎朝通勤時に便意を催すことに対して何かうまい手立てはないのかなーと漠然と手にとった気がする。(便意を催すこと自体をどうにかしたいのではなくて、できれば家で全部出したい笑) 結局、脳と腸には関係があるのかもしれないし、ないのかもしれない。 個人的には関係がある気がする、、、 うまくマインドセットができれば通勤時の便意もコントロールできるかもしれない。 以下、印象的なシーン ・石田三成もIBS? これ、同時期に「関ヶ原」読んでたのでめっちゃシンクロした。石田三成神経質ぽいよね ・ブリストル便形状尺度概念図 う○この形が定義されている。どれも出たことがあるぞ ・絶食療法でIBSが改善される? アルファ波が増えるらしい。大事なプレゼンの前では絶食すれば集中力が上がり緊張がやわらぐかも⁈ ・感情と情動 情動はエモーション。感情に加えて、身体の変化が伴う。手に汗握るなど。 ・ソマティックマーカー(身体からの情報) 大人になってからのほうが、ストレスや緊張を意識して、お腹が痛くなったり尿意を催すのは子どもと比較して経験値が違うからだろう。 トラウマに近いものだろうな。 ※途中、品を欠いた表現をしてしまい、申し訳ございませんでした。
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内臓、とくに腸と脳の関係が面白い。 意識や感覚の伝達が脳から腸ではなく実は腸から脳に向かっているというのは個人的には実感できる。 進化的に見ても脳よりも腸の方が最初だし、腸感覚というのは我々が思っている以上に重要なのかもしれない。
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またしても、読み進めるのが辛かった… しかしながら、過敏性腸症候群(IBS)ってのがやっかいな疾病で、QOLをとても損ない、ストレスから発症するケースが多く、周囲の人に理解されないことで、さらにストレス状態を高めてしまっている人が全人口の10%以上もいるというのは、お腹痛くてトイ...
またしても、読み進めるのが辛かった… しかしながら、過敏性腸症候群(IBS)ってのがやっかいな疾病で、QOLをとても損ない、ストレスから発症するケースが多く、周囲の人に理解されないことで、さらにストレス状態を高めてしまっている人が全人口の10%以上もいるというのは、お腹痛くてトイレにこもりがちな人には配慮しなくてはと考えさせるきっかけにはなります。
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脳腸相関を丁寧に解説した書。 腸が脳より上位にあるという考えは面白い。 腸は第Ⅱの脳なのかもしれない。 IBSはストレスからくるものが多いので 根治にはストレッサーからの解放が必要である。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] ストレス社会を象徴する病い「過敏性腸症候群」。 下痢や便秘などの症状が腸に出るのは、単に脳がストレスや不安を感じるからではなく、実際に内臓の感覚が鋭敏だから。 臨床や実験から得られた知見によって、腸の状態が脳の情動形成にストレートに影響することが明らかになったという。 豊富な臨床例から脳と腸の相互関連を解き明かし、ヒトの豊かな情動を形作る「シックス・センス」の正体に迫る。 [ 目次 ] プロローグ 脳腸相関 第1章 現代疾病事情―「過敏性腸症候群」とは何か 第2章 世界は腸からはじまった 第3章 脳と腸の不思議な関係 第4章 「感じやすい腸」とつきあうために 第5章 内臓感覚が情動を生み出す 第6章 内臓感覚の正体 エピローグ 脳はおのれを見ることができぬ [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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サブタイトルの「脳と腸の不思議な関係」というのに惹かれて読みました。 著者の福士先生は、きっとユーモアあふれた人柄ではないか、と思わせる文がちらほら見られましたが。。しかし、8割方は専門用語満載で、医学論文のようでした。とはいえ、自分が正しく理解できたのであろうかという疑問はあ...
サブタイトルの「脳と腸の不思議な関係」というのに惹かれて読みました。 著者の福士先生は、きっとユーモアあふれた人柄ではないか、と思わせる文がちらほら見られましたが。。しかし、8割方は専門用語満載で、医学論文のようでした。とはいえ、自分が正しく理解できたのであろうかという疑問はあるといえ、読み通すことができました。内容自体はとても興味深かったです。 個人的な感想としては、これまで「謎」とか「感覚」で語られてきたことに、ようやく西洋医学が追いついてきているのか、とも思いました。 知的好奇心を刺激されたので☆4つですが、おすすめ度としては☆3つ。
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「脳=コンピューター」「腸=消化するだけの器官」、従って「脳>腸」と思われがちだが、その常識を覆してくれる本。 過敏性腸症候群についても詳しく書かれているが、専門すぎて難しい。
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脳の起源は腸に沿ってできた神経節、という進化学的な背景から、腸と脳の関係を医学の面から分析します。脳をどんどん原始的な部分にさかのぼっていくと実はその先には腸が。実際には過敏性腸症候群IBSを通じて脳と腸の奥深い関係を解説します。
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