朱夏 の商品レビュー
樋口顕シリーズ第二弾。 早々に犯人がわかってしまったけど 樋口警部補の人間らしさが感じられ 充分に楽しめましたw 第三弾。読み始めます。 楽しみ~♪
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
樋口顕シリーズの第二弾。 今回は大事件発生・・というより、プライベートにかかわる事件・・・でそれを追っていくうちに棚ボタで仕事の方も片付いちゃいます。 今野敏の警察小説と言えば、安積警部補シリーズとか 隠蔽捜査シリーズが有名ですね。 今作とそれらの違いは「名脇役がいるかどうか」かな・・。 樋口シリーズもおもしろくなくはないんだけど、キャラにイマイチ感情移入できません。 安積警部補シリーズは班の面々のほか、速水さんという強烈なキャラもいるし、隠蔽捜査も伊丹刑事部長がいて、脇を固めていますが、氏家さんじゃちょっと弱いんだよな・・。 「生安」という部署のせいでしょうか。 長続きしていないシリーズにはやはり理由があるということで。
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大きな事件も起きず、激しい展開もないが、ちゃんと面白い。楽しめる。警察小説というよりは、事件を通して家族の大切さを確認する話。
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事件としては、氏家の神がかった能力に頼った解決で拍子抜けですが、登場人物達が魅力的で楽しめました。 「朱夏」というタイトルとその意味がかっこいいです。 あまり本編と関係ない気がしますが。
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内容 警視庁強行犯係・樋口顕の第2弾。 今回は、なんと 樋口の妻が誘拐される。 刑事として、夫として、 犯人を追う。 感想 またまた今野敏である。 ハマっている、ようだ。 話は単純明快で、犯人もすぐわかる。 前作の「リオ」では、 “世代”というテーマが根底にあった。 今回は、...
内容 警視庁強行犯係・樋口顕の第2弾。 今回は、なんと 樋口の妻が誘拐される。 刑事として、夫として、 犯人を追う。 感想 またまた今野敏である。 ハマっている、ようだ。 話は単純明快で、犯人もすぐわかる。 前作の「リオ」では、 “世代”というテーマが根底にあった。 今回は、“家庭”。 夫婦、家族、子育てについて 考えさせる内容であ~る。 本筋とは関係ないが、こんな一節があった。 「家は、人の知性を反映する」 思わず、見渡した。 文化的でないことは確かだった。
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ある日、主人公の妻が失踪。 刑事として誇り高い男はやはり仕事で家庭を守った。 犯人は今の時代に五万といる人間像。 登場人物設定もリアルで面白い
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主人公・樋口顕の妻が突然消える。 信頼する仲間とたった二人で捜査をするが意外な人物が容疑者として浮上する。 刑事としては優秀だが夫としてはどうだったのか。 夫婦それぞれの目線から上手に描かれている。
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単なる警察小説にとどまらず、家族愛を描いたところに本書の特徴がある。ひとたび事件が起これば家庭を顧みず捜査に没頭する警視庁強行犯係・係長(ハンチョウ)樋口顕。そんな夫に愚痴ひとつ言わず内助の功で支える妻・恵子。結婚して家庭を持ち、子供が出来てという日常を重ねていくうちにいつの間に...
単なる警察小説にとどまらず、家族愛を描いたところに本書の特徴がある。ひとたび事件が起これば家庭を顧みず捜査に没頭する警視庁強行犯係・係長(ハンチョウ)樋口顕。そんな夫に愚痴ひとつ言わず内助の功で支える妻・恵子。結婚して家庭を持ち、子供が出来てという日常を重ねていくうちにいつの間にか二人の関係は男と女から夫と妻、家族へと変化している。つまり、恋愛中のような熱を帯びた関係ではなく、安定し、一見してお互いに無関心ともとれる落ち着いた関係になっている。果たしてそのような関係が夫婦のあり方なのか。そのあたりを妻が誘拐されてしまうという事件を機にあらためて考える主人公。物語を読み進めるうちに読者もそのあたりを否応なしに考えさせられることになるのだが、やはり私は日本人、しかも旧人類である。「公(仕事)」と「私(家庭)」があれば、公を優先するのが当然だと感じるし、そのことに後ろめたさを全く感じないわけではないがむしろそれが美徳だと考えている。そして、そのような考えの私にとって主人公の妻・恵子さんは実に魅力的なのだなあ、これが。 男と女を考えるときに私の好きなシリーズ小説(スペンサー・シリーズ)を引き合いに出してみよう。このシリーズでロバート・B.パーカーの描く理想の男女関係としてスペンサーとスーザン・シルヴァマンとの関係はセックス抜きでは考えられないが樋口顕と妻・恵子の関係にセックスは色濃く感じない。スペンサーとスーザンは一緒にいる時間をとても大切にするし、一緒にいる間、密度の濃い会話をする。しかし、樋口顕・恵子夫婦は同じ部屋にいてお互いが会話もせずに別のことをしていたり、夫が仕事のことで頭がいっぱいで妻の言ったことを上の空で聞き、いい加減な返事をするといった始末。でも、そんな樋口夫婦もお互いへの信頼と絆はスペンサー・スーザンと同じだけ強い。いやむしろ普段、お互いの気持ちを確認し合うことなしに、一片の心の迷い無くお互いを信じている樋口夫婦の絆のほうにこそ真の強さを感じるのは私だけではないだろう。 本書は謎解きを楽しむミステリーであり、犯人を追い詰める警察小説であり、家庭よりも仕事に生きるオジサン応援歌である。
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「リオ」に続く警視庁強行犯係・樋口顕主人公の作品 優秀な刑事でありながら、他人の目を気にする自分がに嫌悪感を抱く主人公 ある日、妻が消えた。 探そうとするが、妻のことを何も知らない自分に愕然とする。 慎重な捜査が「売り」の主人公が動揺してる。 人間らしい一面もでてくる。 犯人は...
「リオ」に続く警視庁強行犯係・樋口顕主人公の作品 優秀な刑事でありながら、他人の目を気にする自分がに嫌悪感を抱く主人公 ある日、妻が消えた。 探そうとするが、妻のことを何も知らない自分に愕然とする。 慎重な捜査が「売り」の主人公が動揺してる。 人間らしい一面もでてくる。 犯人は最初から見当がついているが、 樋口の人間らしさが見えて面白い。 青春-朱夏-白秋-玄冬 中国の伝統的な発想では「青春」に続く中年時期を「朱夏」という。 いつまでも青春を懐かしんでいてはいけないんだね。
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早めに犯人がわかっちゃうけど、それでも面白かったのはきっと「人間」を感じたからだと思う。 「刑事」だって人間だし、家庭に帰ればサラリーマンと同じ境遇の「夫」であり「父親」なんだなぁ~ってしみじみしました。 私は女なので「だからもっと日頃から奥さんのこと見てなさいよ!」って思っちゃ...
早めに犯人がわかっちゃうけど、それでも面白かったのはきっと「人間」を感じたからだと思う。 「刑事」だって人間だし、家庭に帰ればサラリーマンと同じ境遇の「夫」であり「父親」なんだなぁ~ってしみじみしました。 私は女なので「だからもっと日頃から奥さんのこと見てなさいよ!」って思っちゃうけど。
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