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朱夏 の商品レビュー

3.7

79件のお客様レビュー

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2024/10/09

樋口顕警部補の妻の恵子が行方不明になった。失踪か誘拐されたの。家族と仕事の間で悩む主人公。樋口警部補は家庭を大事にしているといっておきながら妻のがどういう副業をしているか友達は誰かなど何も知らなかったのだ。誘拐された恵子は、警察官の夫樋口がきっと助けに来てくれると信じとにかく生き...

樋口顕警部補の妻の恵子が行方不明になった。失踪か誘拐されたの。家族と仕事の間で悩む主人公。樋口警部補は家庭を大事にしているといっておきながら妻のがどういう副業をしているか友達は誰かなど何も知らなかったのだ。誘拐された恵子は、警察官の夫樋口がきっと助けに来てくれると信じとにかく生きよう力をつけようとする。長い年月が培ってきた夫婦愛がさりげなく描かれていていいです。 犯人は予想がつきましたが、その考えがあまりに身勝手でまた、外では仮面をかぶっており、不気味です。後半の樋口警部補と氏家巡査は恵子の足取りを追い、犯人を追い詰めていくのは面白く読めた。 読後感もほのぼのとしてよかったです。 2024年10月9日読了

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2024/06/22

犯人は分かりながらも、どうなるんだろうと目が離せずあっという間に読み終わる。 リオがイマイチだったのでそんなに期待してなかったが、面白い。ただ、樋口にはイマイチ共感出来ない。氏家が魅力的。

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2024/05/05

面白かったです。 あっという間に読めました。 本の中では3日くらいしか経ってないのに内容が濃かったです。 犯人が誰かはすぐに分かります。 誘拐された妻も災難だったと思いました。

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2024/04/23

04月-11。3.0点。 強行犯樋口シリーズ。警務部長宛に脅迫状が。捜査本部に入れられるが、妻が失踪し。。。 再読。面白かった。

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2024/03/27

今野敏さんのシリーズ作品でも人気のあるキャラ、樋口顕。シリーズ第2弾。本作では樋口の妻が誘拐?されてしまい樋口が右往左往する様が描かれる。事件を公にする前に解決を試みるようにしたい樋口は1作目でバディを組んだ氏家に協力を仰ぎながら立ち向かっていく。このシリーズは樋口の警察官らしか...

今野敏さんのシリーズ作品でも人気のあるキャラ、樋口顕。シリーズ第2弾。本作では樋口の妻が誘拐?されてしまい樋口が右往左往する様が描かれる。事件を公にする前に解決を試みるようにしたい樋口は1作目でバディを組んだ氏家に協力を仰ぎながら立ち向かっていく。このシリーズは樋口の警察官らしからぬ心の機微が読んでいて面白くもあり歯がゆくもある。悩みながら立ち向かっていくので爽快感はないが仕事をする人間からするとその揺らぎが共感を生む。事件の犯人自体はまあすぐ分かるのでミステリ的には面白味は少ないかもだが人情ものとして読むのが良かったりする。

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2024/03/19

樋口シリーズ第2弾。妻が誘拐され、信頼する氏家刑事とともに捜査する。家族の在り方や樋口警部補の内面の葛藤など描かれていた。終わりはあっけなかったけど面白かった。

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2023/09/30

警視庁捜査1課強行班係・樋口顕。 仕事もでき、周りからの信頼も厚いにもかかわらず、なぜか自分に自信がない樋口。 樋口の妻・惠子が行方不明に… 樋口は、荻窪署・氏家と必死に恵子を探す… 手がかりが掴めない… 恵子のことを何も知らなかったこと 恵子の話をちゃんと聞いていなかったこと...

警視庁捜査1課強行班係・樋口顕。 仕事もでき、周りからの信頼も厚いにもかかわらず、なぜか自分に自信がない樋口。 樋口の妻・惠子が行方不明に… 樋口は、荻窪署・氏家と必死に恵子を探す… 手がかりが掴めない… 恵子のことを何も知らなかったこと 恵子の話をちゃんと聞いていなかったこと 後悔する樋口… やがて、誘拐の可能性が高まり、容疑者も… しっかりものの恵子。 きっと樋口が助けにくると信じている。 『あなたは間違いを犯した。』 『私の夫を敵にまわした。』 樋口に対する信頼を感じる。 恵子だからこそ、照美もしっかりと育ったんだな、と感じる。 今回の事件で、樋口は恵子をより一層大切だと感じたはずだ。 高度経済成長時代のモーレツ社員の父親。 そんな父親を馬鹿にする母親。 それを目の辺りにし、育ってきた容疑者。 完全に大人を舐めきっているような… 少子化、核家族化が生んだ事件なのか… 人間関係が希薄になりすぎているのか… 人との付き合い方がわからないのか… 大人がちゃんと躾をできていないんだろう、自分が生きるのに精一杯で。 ちょっとしたことで、ここまでやるのか。 何か事件の深層に疑問が残る… 何かいろいろ考えさせられる。

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2022/08/09

警視庁強行犯係樋口警部補シリーズ第二弾。 樋口の奥さんが誘拐される。今回の作品は警察小説の側面と同時に家族の物語でもあり、高度経済成長期の時代に家族サービスを二の次にして身を粉にして働いてきた男とその家族の話でもある。 素晴らしい。

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2022/05/02

樋口シリーズ第二作。 夫婦とは何か。家族とは何か。 よくできた話である。警察官の妻月誘拐されるという設定にまず驚かされる。犯人探し云々よりも人間ドラマとして読むべき作品。 面白かった!

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2022/02/16

樋口顕一シリーズの第二弾です。前作で相棒になった氏家と共に主人公である樋口が活躍します。 今作では、樋口の妻が誘拐されます。今回は容疑者が少ないので、序盤で犯人の目星がつきます。したがってミステリーとしての面白さは普通です。 今作の楽しみは誰が犯人か、という点よりも、犯人を追...

樋口顕一シリーズの第二弾です。前作で相棒になった氏家と共に主人公である樋口が活躍します。 今作では、樋口の妻が誘拐されます。今回は容疑者が少ないので、序盤で犯人の目星がつきます。したがってミステリーとしての面白さは普通です。 今作の楽しみは誰が犯人か、という点よりも、犯人を追う樋口と氏家のやり取りを通じて、日常と子育てについて考えることになる点が、面白いポイントだと感じました。 表題である朱夏は、青春の次に来る人生のステージを表しています。 誕生から20歳までが玄冬、20歳から40歳までが青春、40歳から60歳までが朱夏、そして60歳を過ぎると白秋に入るそうです。(今作では青春、朱夏、白秋、玄冬の順になっていました) 青春からどう朱夏に移行するか、朱夏をどう楽しむのか、そんなメッセージが込められていた気がします。 サスペンスではなく哲学書的な本だと思って読んだ方が良いのかもしれません。

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