まぼろしハワイ の商品レビュー
「彼女にはフラがあるから…」 私にも"フラ"があったら、強く生きれるのではないかと羨ましく思った。 よしもとばななのハワイシリーズは好きではないです。
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虚無を覚えながらも、それさえ抱き締めてくれる場所【ハワイ】わたしは行ったことがないけれど、本書の中の文書を用いるならば【ある種の感受性がある人たちにはそれがまるで手に取るようにわかる】場所なのかもしれない。深い慈愛とは、きっと、そういうことなのだと。 生きていること、というより...
虚無を覚えながらも、それさえ抱き締めてくれる場所【ハワイ】わたしは行ったことがないけれど、本書の中の文書を用いるならば【ある種の感受性がある人たちにはそれがまるで手に取るようにわかる】場所なのかもしれない。深い慈愛とは、きっと、そういうことなのだと。 生きていること、というより、生かされていることに対して思いを馳せる。 そんな作品でした
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鬱病で旦那様と中学生のひとり息子を残して命を絶った、ハワイが大好きだったお友達のことを思い出しました。家族、親子…人と人の繋がりは血縁による時系列だけでなくて、年齢も性別も国籍も超えた大きな自然に抱かれながら、たまたま同じ時に生まれ、一期一会で出会い、手を繋いでいるんだな…声を出...
鬱病で旦那様と中学生のひとり息子を残して命を絶った、ハワイが大好きだったお友達のことを思い出しました。家族、親子…人と人の繋がりは血縁による時系列だけでなくて、年齢も性別も国籍も超えた大きな自然に抱かれながら、たまたま同じ時に生まれ、一期一会で出会い、手を繋いでいるんだな…声を出して笑ったり、美味しいものを一緒に食べたり、愛し合ったり、憎み合ったりしながら生きている時間を共有することの愛おしさを感じます。
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今、まさに今という感じでスーッと入ってくる内容でこれまで読んだ中でも好きだなぁと感じたばななワールド
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吉本ばななを読むと、生きるのが楽になるというか 肩の力が抜けて、リラックスできる気がする ハワイ、行きたいなー フラダンスもならってみようかな
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ハワイには行ったことがない。芸能人が脱出する島だとか、天国的な解放感とお買いものや実りの食べ物だとか、自然だとかわたしのなかではそんなイメージで、行きたいとはおもったことがない。海も人も風も空気も植物も絵画的なものを想像するだけ。けれどこの本に描かれたハワイはきっと、旅行会社の使...
ハワイには行ったことがない。芸能人が脱出する島だとか、天国的な解放感とお買いものや実りの食べ物だとか、自然だとかわたしのなかではそんなイメージで、行きたいとはおもったことがない。海も人も風も空気も植物も絵画的なものを想像するだけ。けれどこの本に描かれたハワイはきっと、旅行会社の使うハワイという黄色や水色のカクカクした「ハワイ」ではなくもっと生命感のある生きた「ハワイ」なんだろうとおもう。その響きやさしく、なにかがそこに宿っているような音になるんだろうと思うのだが・・・。そしてフラダンスに見る「踊り」という捉え方が独特だった。著者の視点を通すと、フラダンスがいままでの見方でみれなくなる。 家族のつながり、ありよう、かんけい。三編のそれはでこぼこでなだらかではないけれど、いまはそれが「フツウ」なのかもしれない。もう身近だ、だからわたしはこの家族、この登場人物を受け入れるし受け入れられない理由はあまりない。改名してからの著者のテーマは一貫してこのような「家族」「喪失」「生命」・・・という輪の周辺または中心でものを描いているような気がします。
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自分だけが誰にも理解し得ない深い悲しみを持っていると思ってしまっていたこと。ハワイやそこにすむ人が頑なになっていた自分をほぐしてくれる話。家族についてもう一度やってみようかと思えた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この人の表現、とても好きだ。 こんな風にひとつひとつの出来事を感じられたら、どんなに豊かだろうかと思う。 どの話も切ない中に優しさと温かさが溢れていて、心穏やかにしてくれる。 ハワイと海に行きたい。
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ハワイとばななさんの最強タッグ。 どちらも好きな私にとっては幸せすぎる1冊。 そして大切な人を亡くしたあなたへ。 私も父を亡くしているので、オハナの気持ちになってしまって、読み始めてすぐに泣いてしまいました。 嫌な人もたくさんいるけど、素敵な人はとことん素敵。 温かさに泣け...
ハワイとばななさんの最強タッグ。 どちらも好きな私にとっては幸せすぎる1冊。 そして大切な人を亡くしたあなたへ。 私も父を亡くしているので、オハナの気持ちになってしまって、読み始めてすぐに泣いてしまいました。 嫌な人もたくさんいるけど、素敵な人はとことん素敵。 温かさに泣けるのはばななさん節ですよね。 ハワイとばななさんをもっと好きになりました。 短編集ですが、表題作が一番好きです。
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よしもとばななは図書館で見かけたら必ず読むようにしている 数少ない作家のひとり。 短編が3つ。 どれもハワイが舞台。 どれも主人公の家族がちょっと複雑。 私はハワイに行ったときはそこまでの魅力を感じなかったのだけど わかるひとにはわかるんだろうな。
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