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心臓と左手 の商品レビュー

3.5

41件のお客様レビュー

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2009/10/04

080313貸出。080318読了。 座間味くんが素敵。パターンが決まっているのも新鮮かも。 すぐに「月の扉」を読み直そうと思ったしだい☆

Posted byブクログ

2009/10/07

座間味くんは水の迷宮に出てきた誰かなんだろうか・・・。どれもこれも好きなテイストの謎解きでした。べつにいーじゃんというかんじで犯罪者を断罪しない姿勢の座間味くん、全編通して真相は後味悪いと思った。とりあえず私は美味しい店のリクエストに何でも答えてくれる大迫さんと仲良くなりたい。ラ...

座間味くんは水の迷宮に出てきた誰かなんだろうか・・・。どれもこれも好きなテイストの謎解きでした。べつにいーじゃんというかんじで犯罪者を断罪しない姿勢の座間味くん、全編通して真相は後味悪いと思った。とりあえず私は美味しい店のリクエストに何でも答えてくれる大迫さんと仲良くなりたい。ラストの「再会」の締めが微妙。 この人のミステリは期待通りで損がない。「人柱〜」はちょっとアレなパラレルワールドだったけど。

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2009/10/04

「月の扉」で活躍した「座間味くん」がアームチェア・ディテクティヴとなって警視庁の大迫警視の話を聞いて隠されたな事実を掘り起こす…というパターンの連作短編7編。どの話もちょっとずつ無理っぽいところが引っかかります。もう少しすっきりと説得力のある推理を見せて欲しかった。

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2009/10/04

「月の扉」でハイジャック事件と殺人に巻き込まれ、不本意ながらも探偵役をつとめた「座間味くん」が、安楽椅子探偵として登場する連作短編集です。しかし、私は月の扉を読みながら座間味くんというキャラをすっかり忘れていました。石持さんの作品はトリック的には面白いところがあるのですけど、動機...

「月の扉」でハイジャック事件と殺人に巻き込まれ、不本意ながらも探偵役をつとめた「座間味くん」が、安楽椅子探偵として登場する連作短編集です。しかし、私は月の扉を読みながら座間味くんというキャラをすっかり忘れていました。石持さんの作品はトリック的には面白いところがあるのですけど、動機やキャラは少し目だないというか(動機は、殺人までするような動機かって思うことが多いのですが)、そんな感じですから、忘れちゃっているのかも。でも、世の中、みんなが伊良部や白鳥だったら暑苦しいけど(^^; 解決済みの事件を大迫警視が座間味くん話をすると別の事件の素顔が見てくるというものですが、7編中6編までがそのパターンでは、少々飽きちゃうというのが正直な印象です。それがいいという方もいそうな感じのパターンで(刑事コロンボだってパターンには似ていましたもんね、でもそれがよかったと私も思いました)、このあたりが賛否両論分かれそうなところです。 唯一、パターンの違う「再開」が本当の意味での沖縄ハイジャックのサイドストーリーなのかもしれません。

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2009/10/04

大好きな大好きな石持さんの短編?集! 「月の扉」でその頭脳をいかんなく発揮した「座間味くん」が再び登場! 終わった事件の真相を淡々と言い当てていく様は痛快であり驚嘆です、読者ながら。 推理の合間に挟まれる、飲み屋での風景がテンポをうまく作ってる感じがしたなぁ。 うーん、いい作家さ...

大好きな大好きな石持さんの短編?集! 「月の扉」でその頭脳をいかんなく発揮した「座間味くん」が再び登場! 終わった事件の真相を淡々と言い当てていく様は痛快であり驚嘆です、読者ながら。 推理の合間に挟まれる、飲み屋での風景がテンポをうまく作ってる感じがしたなぁ。 うーん、いい作家さんです!

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2009/10/04

主な登場人物は、二人。 警視庁の大迫警視(ベテラン刑事)と、 11年前のハイジャック事件をきっかけに知り合った 「座間味くん」というニックネームをつけられた青年(30代半ば)。 偶然の再会後、親交を深めた二人は、時々待ち合わせては、 食事をします。酒を酌み交わしながらの話題は、 ...

主な登場人物は、二人。 警視庁の大迫警視(ベテラン刑事)と、 11年前のハイジャック事件をきっかけに知り合った 「座間味くん」というニックネームをつけられた青年(30代半ば)。 偶然の再会後、親交を深めた二人は、時々待ち合わせては、 食事をします。酒を酌み交わしながらの話題は、 大迫による、すでに“終わった”事件の顛末。 大迫が座間味くんに、警察により解決した事件を語ると… 座間味くんの鋭い推理から、違った一面が垣間見えはじめ、 思いもよらなかった事件の別の姿が、次々とあらわになっていきます。 いわゆる「安楽椅子探偵モノ」。  『月の扉』 の続編を含む、全7編の連作短編集。 特筆すべきは、 やはり「安楽椅子探偵」である座間味くんの存在。 その全てが魅力的なのだ。 常に冷静で、出しゃばらず、しかも頭がすこぶるキレる。 子煩悩で家族思い。仕事もきっとやり手なのだろうな。 奥さんと夫婦揃って沖縄が大好きで、ダイビングが趣味。 幼稚園に通う子どもと、10年後には沖縄へ行きたいと画策している。 一見大人しそうに見えるが、意外にもハッキリした性格なのだ。 残念ながら(前作同様)、最後まで彼の本名が 明かされることはなかった。 あくまでも「座間味くん」でした。 大迫警視と座間味くんが待ち合わせをするのは、 新宿の大型書店。 (二人が偶然に再会した場所である) いつも、座間味くんが先に着ており、彼は雑誌のコーナーにいるのだ。 そこから、場所を移し、主に個室のある、料理屋へ直行します。 毎回、違ったお店に入るのですが、登場する料理の数々は、 高級で美味しそうなものばかり。 流石は大迫警視(笑)。 食欲をそそられること、間違いない。 空きっ腹には辛いので、空腹時の読書は避けた方がイイです(笑)。 最後に特筆しておきたいのは、真相の意外な壮大さです。 大迫によって、語られる事件からは、予想もつかないようなドラマが、 座間味くんの口から語られるのです。 よく、この小さな謎から、これほどまでの大きな真相へ物語を 膨らませられるものだなぁ、と感心させられました。 『月の扉』 が好きではなかったので、躊躇していた作品ですが、 爽快感に満ちた読みが楽しめました。 眼福眼福。 お腹も満腹。 是非、座間味くんには長編でも活躍して欲しい。

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2009/10/04

知る人ぞ知る、世界一美しいミステリーの担い手、石持氏(だれがゆうた?) 感動の大作「月の扉」で活躍した名・素人探偵「座間味君」再登場の短編集。 最新刊。単行本。 真面目な話。 石持君、がんばってるよ。ホントに。 この人は、軽めのトリックの短編の方が絶対向いてると思う。...

知る人ぞ知る、世界一美しいミステリーの担い手、石持氏(だれがゆうた?) 感動の大作「月の扉」で活躍した名・素人探偵「座間味君」再登場の短編集。 最新刊。単行本。 真面目な話。 石持君、がんばってるよ。ホントに。 この人は、軽めのトリックの短編の方が絶対向いてると思う。 寝たり起きたりしながら、乗り換えの多い移動日に持って歩くにはGoodです。

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2009/10/04

作者の、本格のサブジャンルに意欲的な姿勢は大いに結構なのだが、字余りのごとくどこか無理のある設定が毎回残念に思えてならない。本作品も、テロリストや過激派といった、手に余りそうな事件ばかりを扱っている割には(刑事の所属上仕方ないのだが)、特に盛り上がりもないまま淡々と終わってしまう...

作者の、本格のサブジャンルに意欲的な姿勢は大いに結構なのだが、字余りのごとくどこか無理のある設定が毎回残念に思えてならない。本作品も、テロリストや過激派といった、手に余りそうな事件ばかりを扱っている割には(刑事の所属上仕方ないのだが)、特に盛り上がりもないまま淡々と終わってしまう。すでに解決した事件について推理するため、“もしかしたら真相はこうだったかもしれない”という、非常に曖昧なポイントに着地するのが歯痒くてたまらない。そういうモヤモヤした先入観のせいか、斬新であろうトリックもこじつけと紙一重で、どう評価していいのかわからなくなった。でもこのコンビは嫌いではないので、あと何作か読んでみたいとは思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

「月の扉」の主人公、座間味くんが主人公の短編集。「安楽椅子探偵」な作り。…それにしても、この人も料理の描写が上手いなぁ。

Posted byブクログ

2009/10/04

決め付けがちな様々な事象について、柔軟な見方をすることで事件の様相がガラッと変わるのが面白い。 さすがロジックの組み立ては上手い。

Posted byブクログ