心臓と左手 の商品レビュー
座間味くんと大迫警視による、「解決したはずの事件の別解」。 「玩具店の英雄」はこれに新メンバーが加わったという形になっていたわけか。 座間味くんはすっかり大人になってしまってますね。「月の扉」で出ていた彼女は、彼の話題の中だけにしか出てこなくなってしまいました。尻に敷かれてる感じ...
座間味くんと大迫警視による、「解決したはずの事件の別解」。 「玩具店の英雄」はこれに新メンバーが加わったという形になっていたわけか。 座間味くんはすっかり大人になってしまってますね。「月の扉」で出ていた彼女は、彼の話題の中だけにしか出てこなくなってしまいました。尻に敷かれてる感じがなきにしもあらず。 やたら裏読みする人であるにも関わらず、ときどき驚くほど「善良な市民」感覚を発揮するので驚かされますね。 それにしても、世間ではあんなにいろんなところで飲食していたりするものなんですかね。毎回違うお店に行くので、びっくりします。
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推理物の短編としては普通に楽しめると思います。話もバラエティーに富んでるし、やっぱり作者さんはうまいなって感じます。 ただ安楽椅子ものは鮮やかな推理が魅力ですが、犯人とかが他人事な分心に残るものはないかな。私前も読んだことあったんですがほとんど内容忘れてました。表題作の心臓と左手...
推理物の短編としては普通に楽しめると思います。話もバラエティーに富んでるし、やっぱり作者さんはうまいなって感じます。 ただ安楽椅子ものは鮮やかな推理が魅力ですが、犯人とかが他人事な分心に残るものはないかな。私前も読んだことあったんですがほとんど内容忘れてました。表題作の心臓と左手は覚えてた。 あと毎回月の扉のときの説明が入るのがうっとおしかったです。 最後の話はよかったです。親の弱さや生活の不安とかのリアリティを書きながら最後は希望もちゃんとある。 学校の理事長は月の扉に出てきた人なのかな?
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「月の扉」でハイジャック犯と奇妙な関わりを持ってしまった座間味くんとハイジャックを解決するために働いた大迫警視が、お酒を飲みながら解決したはずの事件の話をしていく6編とハイジャック事件の時に人質になってしまった玉城聖子と座間味くんが沖縄の空港で再会する話の計7編。 大迫警視は解...
「月の扉」でハイジャック犯と奇妙な関わりを持ってしまった座間味くんとハイジャックを解決するために働いた大迫警視が、お酒を飲みながら解決したはずの事件の話をしていく6編とハイジャック事件の時に人質になってしまった玉城聖子と座間味くんが沖縄の空港で再会する話の計7編。 大迫警視は解決した事件として民間人の座間味くんに話をするけど、座間味くん独特の鋭い推理で警察には見えてなかった事件の真相を解き明かしてしまう。 話的には面白かったけど、「月の扉」で感じたほどの衝撃はなかったかなぁ。 座間味くんは「月の扉」の座間味くんのまんまで良かったんやけど、、、。 ☆貧者の軍隊 ☆心臓と左手 ☆罠の名前 ☆水際で防ぐ ☆地下のビール工場 ☆沖縄心中 ☆再会
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これ『月の扉』の続きでしたー。 うぅ、先に読んでしまいましたよ。 でも読み切りの短編集だったので、特に不都合な点もなくさらっと読めました、よかったよかった。 交通事故死したテロリスト広報、彼の隠れ家で起こった密室殺人の真相は?「貧者の軍隊」 新興宗教の教祖の心臓をめぐ...
これ『月の扉』の続きでしたー。 うぅ、先に読んでしまいましたよ。 でも読み切りの短編集だったので、特に不都合な点もなくさらっと読めました、よかったよかった。 交通事故死したテロリスト広報、彼の隠れ家で起こった密室殺人の真相は?「貧者の軍隊」 新興宗教の教祖の心臓をめぐっての殺人。真犯人の本当の狙いとは?「心臓と左手」 おそまつな罠を張った過激派テロリストの心のうち・・・「罠の名前」 その環境保護団体は、何を守っていたのか?「水際で防ぐ」 貿易会社のワンマン社長、彼が手に入れた自家製ビール醸造キットの中身はいったい?「地下のビール工場」 米軍基地問題に翻弄された、現代のロミオとジュリエットの真実・・・「沖縄心中」 座間味くんが救った女の子との再会。再び彼は彼女を救った・・・「再会」 以上、7編。 沖縄を愛する座間味くん(ニックネームです)が、安楽椅子探偵として、解決済み(と警察は思っている)事件の真相を暴いてみせる、という内容。 どの事件にも、常識的な考えを持って、常識的なコメントを発する座間味くんに好感を持ちました。
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警視庁の大迫警視が解決済みの事件を紹介して、座間味くんが事件の真相や別の切り口を提示する話。 食べつつ飲みつつ安楽椅子探偵の短編集。 食べ物がおいしそう。魚食べたい…笑。 読みやすいです。「心臓と左手」が特に好き。
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短篇集。7作品あります。 面白かったです。 『月の扉』の座間味くんが、論理的に推理してくれます。 でも、『月の扉』ってもう、あんまり憶えてないのよね。だから、座間味くんもうっすらとしか覚えてない・・・ 論理的な推理は好きなんだけど、最後の方はちょっとキレがなくなってきたかな?
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敢えて同じパターン、同じ表現、同じ構成でつづられる安楽椅子探偵もの短編集。 小振りで奇知に富んだ作品がズラリ。 『このミステリーが面白い2007』では「Why done it?」の妙が楽しめるとありましたが、そこにはあまり拘らずに読んだ方が楽しめると思います。 冒頭に書いたよう...
敢えて同じパターン、同じ表現、同じ構成でつづられる安楽椅子探偵もの短編集。 小振りで奇知に富んだ作品がズラリ。 『このミステリーが面白い2007』では「Why done it?」の妙が楽しめるとありましたが、そこにはあまり拘らずに読んだ方が楽しめると思います。 冒頭に書いたように、ネタは違えど基本的には同じシャリなので一気に読もうとすると飽きてしまいそう。 1日1話程度が適当でしょう。 なお、同著者の作品では『扉は閉ざされたまま』が、まさに"Why done it?"を楽しめるシンプルかつ面白い一冊です。
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月の扉の続編です。 月の扉を読まなくてもこの1冊だけでも話は分かりますが、 読んだ方が更に分かるかもしれません。 この事件で活躍?した座間味くんと警視との話です。 毎回、解決済み?の事件の真相を座間味くんが解き明かします。 解き明かしても誰も不幸にならない?結末です。 そして...
月の扉の続編です。 月の扉を読まなくてもこの1冊だけでも話は分かりますが、 読んだ方が更に分かるかもしれません。 この事件で活躍?した座間味くんと警視との話です。 毎回、解決済み?の事件の真相を座間味くんが解き明かします。 解き明かしても誰も不幸にならない?結末です。 そして、座間味くんが結婚して、更に子供も大きくなって行きます。 奥さんも子供も出て来ませんが… この続編も読んでみたいです。 出ないかなぁ。
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「月の扉」の彼が再登場。一応「月の扉」のネタバレはあまりなかったと思うけれど、順番に読むのが良いでしょう。 お気に入りは「心臓と左手」。これが一番ミステリとしての仕掛けが面白かったかも。そして「再会」も、前作繋がりのストーリー含め、かなり面白かった一作。 しかしどの作品も、事件に...
「月の扉」の彼が再登場。一応「月の扉」のネタバレはあまりなかったと思うけれど、順番に読むのが良いでしょう。 お気に入りは「心臓と左手」。これが一番ミステリとしての仕掛けが面白かったかも。そして「再会」も、前作繋がりのストーリー含め、かなり面白かった一作。 しかしどの作品も、事件における感想が皮肉に満ちているなあ……それを一番感じたのも、「心臓と左手」だったかも(笑)。
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石持浅海さんは初めて読みました。なかなか面白かったですが、「月の扉」の続編っぽいということで、前作を先に読んでなかったことが悔やまれました。何しろ各短編に前作の振り返りが入ってるし、最後の短編「再開」に至ってはタイトルそのまま前作ハイジャックから11年後の主人公と○○の再会なわけ...
石持浅海さんは初めて読みました。なかなか面白かったですが、「月の扉」の続編っぽいということで、前作を先に読んでなかったことが悔やまれました。何しろ各短編に前作の振り返りが入ってるし、最後の短編「再開」に至ってはタイトルそのまま前作ハイジャックから11年後の主人公と○○の再会なわけで。。これは「続編であっても楽しめる」という部類ではなく、前作はほぼ必読ですね。ストーリーは概ね刑事と座間味くんの一応解決した事件についての座談(なにやら毎回個室でうまいもの食べ飲みしながら)して、座間味君が警察や刑事の気づいていなかった部分を推理解明しちゃうっていうお話。 まあ、解明しても いったん解決してる事件なのでそれでどうこうということはないので、一般的な事件起きて解決するっていうタイプの推理小説ではないです。 この部分の評価が微妙(人によってはスッキリしないかも)ですが、私はまあある程度納得できたし、面白かった。今度は石持 浅海氏の長編を読んでみたいものです。
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