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非線形科学 の商品レビュー

3.5

38件のお客様レビュー

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2014/12/29

勉強になりました。 科学も数学も強くないですが、分かりやすく解説してあって読みやすかったです。 何より、物事の基本的な考え方のようなもので、未だに新しい発見が あって、まだまだ研究中だということに感動しました。

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2014/09/21

素晴らしい。BZ反応とか。こびてないんだけどすごいしっかりしている本ってのがあって、例えばみすず書房の本。そんな手触りを感じさせる良質な新書ですね。京大ってやっぱいい大学そうだなあ。行ったことないけど。

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2013/10/26

読んだあと思ったのは,非線形科学という言葉と,この本の内容であるカオスやフラクタル,自然現象に共通するパターンなどとがどう関係しているのかよくわからなかった.非線形科学がそれらを総称する言葉なんだと言われればそれまでだけど,それにしては広すぎる領域を非線形科学と一言でよんでいる気...

読んだあと思ったのは,非線形科学という言葉と,この本の内容であるカオスやフラクタル,自然現象に共通するパターンなどとがどう関係しているのかよくわからなかった.非線形科学がそれらを総称する言葉なんだと言われればそれまでだけど,それにしては広すぎる領域を非線形科学と一言でよんでいる気がする. 非線形というと,線形でない.ということを想像する.つまりは何でもアリ..? 著者は非線形科学という高度に理論化された学問をどこまで平易な言葉で説明し,内容を伝えることができるかという挑戦を含んでこの本を書いたそうだが,少なくとも誰でも理解できるという本ではなかったように思う.ちょっと難しい. ただ,非線形科学のおもしろさである,自然現象やカオスなど本来であればまったく関係がない事柄の間に共通してみられる原理があることを教えてくれる本だと思った.

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2012/04/29

新書なんだけど、中身は決して新書レベルではない。大学の教科書だったらいいんだろうけど、極めて分かりづらい。数式をなるべく使わないようにして書いたと言っているが、それを概念として説明するのではなくて、数式をただ文章で書いているだけなので余計に分かりづらい。まぁこれを是とした編集者の...

新書なんだけど、中身は決して新書レベルではない。大学の教科書だったらいいんだろうけど、極めて分かりづらい。数式をなるべく使わないようにして書いたと言っているが、それを概念として説明するのではなくて、数式をただ文章で書いているだけなので余計に分かりづらい。まぁこれを是とした編集者の責任が一番重いだろうが。

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2013/01/06

p.138 に出てくる、ニホンアマガエルの研究をしている合原一究さん(https://sites.google.com/site/ikkyuaihara/home)は、合原一幸さんの息子さんだろうか。 p.214に時田さんが出てきた! ジップの法則(http://ja.wiki...

p.138 に出てくる、ニホンアマガエルの研究をしている合原一究さん(https://sites.google.com/site/ikkyuaihara/home)は、合原一幸さんの息子さんだろうか。 p.214に時田さんが出てきた! ジップの法則(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87)なんてのを研究してたとは知らなかった。今はやってない気がする。 全部はちゃんと読んでないんだけど卒業した大学に置いてきてしまって手元にないし読み終わったことにしておく。

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2011/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

非線形科学。マイブームなので、読みあさっている。 内容紹介より抜粋 生命体から非生命体まで、森羅万象を形づくる、隠された法則とは? 世界的第一人者による数式を使わない画期的な入門書 自然界の秩序は、どのように生み出されているのだろうか。すべてのものがエントロピーを生成し崩壊に向かう物理法則のなかで、どのように森羅万象が形づくられているのだろう? 自然にでき上がる模様などのパターン、自ずと同期するリズムや振動…。実は、意思を感じざるを得ないような不思議な自然現象にも、複雑で手のつけようのなさそうな現象にも、明快な法則・能動因が潜んでいる。そして、非線形科学は、これまでの科学とは異なる視点から、その動的な機構を明らかにする。 私たちに新たな自然観を与える非線形科学について、第一人者が分かりやすく解説した、知的好奇心を刺激する入門書。 数式をあまり使わず、説明に特化したような印象だったが、逆にそれが仇となった感があった。時として数式の方がわかりやすいこともあるのではないかな。 ローレンツやポアンカレなどの歴史的な背景も学べる書籍だった。 熱統計力学の話、なかなかむずい。相転移とか。 目次 第1章 崩壊と創造 第2章 力学的自然像 第3章 パターン形成 第4章 リズムと同期 第5章 カオスの世界 第6章 ゆらぐ自然

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2011/09/04

数式無しでの非線形科学の紹介は挑戦であり大変難しい。フラクタルのイメージなどは一般的ですが。それでも自然現象の複雑性の中に秩序を見出してきた過程を感じることができます。

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2011/08/02

現実の事象をカオス理論や流体力学などを用いて解明するのが「非線形科学」(でいいのかな) 理想的な状態を前提とする既存の自然科学とは一線を画しているのがこの分野で、ともすれば有用なのか疑わしい側面も。 海岸線の長さは無限大など、直観に反する話が面白かったです。 --- 入門書と書か...

現実の事象をカオス理論や流体力学などを用いて解明するのが「非線形科学」(でいいのかな) 理想的な状態を前提とする既存の自然科学とは一線を画しているのがこの分野で、ともすれば有用なのか疑わしい側面も。 海岸線の長さは無限大など、直観に反する話が面白かったです。 --- 入門書と書かれているが、あくまでもアカデミックとしての入門書。新書としては難解な言い回しや説明に欠ける文構成で、読み手を選ぶ。 なんか雑多な感じで知識は増えたけど身についた感じがない・・・ --- 目次: 第1章 崩壊と創造 第2章 力学的自然像 第3章 パターン形成 第4章 リズムと同期 第5章 カオスの世界 第6章 ゆらぐ自然

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2011/06/11

とっても難しかった。ごく大まかな議論はわかるし面白いんですが、各論に入ってしまうと半分くらいしかわからないや。文系人間はつまらないな~

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2011/05/31

2011/5/31読了。 非線形科学という複雑系をテーマにしたもので、数式や科学的な物言いをなるべく使わずに解説しようと試みている。物質や運動の要素を分解し、その根本に共通する不変構造を探求するのが近代の科学の方向性であり、五感で把握する経験世界は、基礎科学の応用の範囲でしかな...

2011/5/31読了。 非線形科学という複雑系をテーマにしたもので、数式や科学的な物言いをなるべく使わずに解説しようと試みている。物質や運動の要素を分解し、その根本に共通する不変構造を探求するのが近代の科学の方向性であり、五感で把握する経験世界は、基礎科学の応用の範囲でしかないと考えられてきた。しかし、そんな複雑な自然現象の中にも様々な現象に共通する普遍構造が存在することが分かってきたことで、分解せずに法則を把握するという新たな科学のアプローチが確立されつつある。 現代の科学では歯が立たない地球や気候、生態系といった複雑なシステムを理解するために、科学の概念を塗り替える必要があることを強く感じさせてくれた1冊。 但し、まえがきには物理の知識がない文系でも理解できるように日常の言葉で、という風に書いてあるものの、熱力学や振動・波動に関する最低限の知識がないと実際に読み進めるのは困難かもしれない。特に後半のカオスからフラクタルに至る議論のレベルは非常に高く、数学や統計への素養も必要になりそうだ。

Posted byブクログ