冠・婚・葬・祭 の商品レビュー

中島京子【著】

2019/07/06

まぁ、可もなく不可もなくといった感じ。なんとなく面白く読んだ。
霊的なものなの？と少しドキドキした最後の物語。

2017/08/13

2017.8.13 52
お盆ということもあり、最後の盆が印象に残った。それ以外もよかった。
お盆に死者が帰ってくるというのは、超常現象でもなにかの比喩でもなくて、まるで同じ動作で繰り返される伝統行事の所作の中に、今はもう亡くなってしまった人々の面影が立ち現れる、そのことを言うのではないか。

2016/08/23

冠婚葬祭にまつわる短編集。
成人式、お見合い、葬儀、お盆。
親戚付き合いや儀礼的なもの、煩わしいことも多いけれど、昔からの風習は大切にしたいなと思わされます。

上司の命令で、老人施設から、宇都宮さんと言うおばあさんを葬式に連れていくことになった直之の話、葬式ドライブが良かった。
宇都宮のおばあちゃんがとても可愛らしく、こういう年のとり方は悪くないなと思いました。

少しずつつながりがあるお話たち。
つながりを探しながら読むのが、やっぱり楽しいです。

2014/07/31

2012.06.18読了。冠婚葬祭(成人式、結婚、お葬式、お盆)それぞれについての、4作の短編集。成人式といえば、結婚といえば、と自分が思いつく様なストーリーとは観点が違うところが面白くて、読みやすかったです。4つの中だと葬が素敵でした。実は葬→婚に時系列が入り込んでるところがいい。

2014/01/27

　冠婚葬祭の意味を初めて知った。優柔不断の兄をこき下ろす妹にすっきりした。中島京子さんの本を読んだのは初めてだったが、何気ないことから大切なことを見つける人なんだなと思った。

2012/12/08

冠婚葬祭それぞれについての短編集。
登場人物の肩に力が入ってないというか、どこにでもいそうな普通の人たちの、それぞれが淡々と描かれていた。
良かったです。

2012/01/02

何気ない日常の中に
ちょっと
気になる「物語」が
流れていく

しみじみした
良い気分にさせてもらえる
一作ですね

2011/11/23

さらっと読める短編集。タイトルにちなんでの「冠・婚・葬・祭」それぞれをテーマに１篇ずつのストーリーが、登場人物の微妙なつながりによってつづられていく。
人生の大きな節目にかかわる物語。特に最初の「冠」のパートが一番面白かった。

2011/10/06

冠と婚、葬と祭の登場人物が、微妙にかぶっているのかな？

タイトルを見て、「冠婚葬祭、それぞれをテーマにお話を書いているのだな」ということはわかりましたが、すべて私が想像する「婚なら、こんな感じ…」という物語とは全然別の視点だったので、さすがだなぁと思いました。

2011/09/21

冠婚葬祭にまつわるお話。
改めて四つの意味を知りました。

浅く読みやすいお話でした。
「婚」の仲人おばさんの焦りは、しみじみよく伝わりました。