ホームレス中学生 の商品レビュー
家族愛というものを本当に考えさせられた本です。正直、最初は「しょせんお笑い芸人の書いた本だし、文章表現もきっと稚拙なものに違いない。」といった先入観がありました。しかし、それは読み始めると同時に、いい意味で裏切られました。正直、田村の文章表現力はかなり高いです。それに、内容も素晴...
家族愛というものを本当に考えさせられた本です。正直、最初は「しょせんお笑い芸人の書いた本だし、文章表現もきっと稚拙なものに違いない。」といった先入観がありました。しかし、それは読み始めると同時に、いい意味で裏切られました。正直、田村の文章表現力はかなり高いです。それに、内容も素晴らかったです。特に、言いたくないであろう自分の過去(ホームレスだった過去の自分)を包み隠さず赤裸々に告白している点、そしてお母さんや兄弟に対する強い想いを恥じらいもなく綴っている点なんかには共感を覚えました。なんか考えてみると、麒麟の田村と私とでは年の差が1歳しか違わないんですよね(田村の方が私より1歳年下です)。例えば、私が中学生だった頃、衣食住に関しては何一つ心配などなく、自分の好きな野球部の練習に打ち込んでいたその同じ時に、田村は公園で一人ホームレス状態の生活を送っていたんですよね。また、私が家でカレーライスを食べていたその時に、田村は公園でダンボールを食べようとしたりハトのエサであるパンくずを拾い集めたりしていたんですよね。なんだか、本当に考えさせられた本でした。
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麒麟田村の昔話で、すっごく苦労してきたんだなぁと思った。 生きていくためにたっくさんの人に支えられてきた感謝がイッパイ詰まっているのでとてもお勧めできる本だと思う。
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文章はものすごく下手で小学生の思い出日記みたいだけど、周りの人たちの温かさには感動します。 お兄ちゃんすげー。 尊敬します。 田村裕も本当に純粋でいいやつなんだということは伝わりました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
衝撃的なエッセイでした。 中学生で家がなくなり公園で寝泊りして、雑草やダンボールを食べて生活していたなんて・・・ そんな苦労をしながらも、兄・姉や周りの人々の温かい愛情に支えられて、ひょうきんな田村裕という人間が芸人へと育っていき、麒麟というグループにつながっていったのだと思いますが・・・ 彼はいい意味で“マザコン”です。早くにお母さんを亡くしているということが深く関わっているのだと思います。 僕は彼のお母さんへの強い想いに触れて、自分もお母さんを大切にしなければならないなと思いました。 文章は上手ではありませんが、そうであるが故に味わいがあり、訴えかけてくるものがある一冊でした。
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歯医者さんに置いてあったので、少しずつ読みました。 文章は拙いものの、作者の人柄や家族への愛情が伝わる内容でした。
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母親が病に倒れたあたりから、どんどん不幸が重なってくるのだが、文章が軽すぎて、その重みが伝わってこなかった。 実際、大切な人を失った気持ちは、本人にしかわからないものだから仕方ないか。 昔貧乏だから~っていうのはなしでも、「麒麟」は好きな芸人だから、これからも頑張ってほしいと思う...
母親が病に倒れたあたりから、どんどん不幸が重なってくるのだが、文章が軽すぎて、その重みが伝わってこなかった。 実際、大切な人を失った気持ちは、本人にしかわからないものだから仕方ないか。 昔貧乏だから~っていうのはなしでも、「麒麟」は好きな芸人だから、これからも頑張ってほしいと思う。 「なべちゃんのエンジョイ田舎暮らし」 http://enjoyslowlife.blog.eonet.jp/
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雖然文筆內容很簡單,但樸直敘述能感受田村當時的心情和處境,還好他身邊的親友以及本身的孝順,沒讓他變壞。田村的父親的一句''解散''太經典了,看在愛子護子的家長眼中應該非常不可思議。
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ふつうの中学生がある日いきなりホームレス生活をはじめなければいけなくなってしまう。 ある芸人さんの子供の頃のお話をつづったもの。 ごはんを10分以上噛み続けて見える「味の向こう側」や 水道水を噛みながら飲むとお腹にたまる、とか 体験した人じゃないリアルさを感じる 文章はかなり拙...
ふつうの中学生がある日いきなりホームレス生活をはじめなければいけなくなってしまう。 ある芸人さんの子供の頃のお話をつづったもの。 ごはんを10分以上噛み続けて見える「味の向こう側」や 水道水を噛みながら飲むとお腹にたまる、とか 体験した人じゃないリアルさを感じる 文章はかなり拙いけど、 本当に心をこめて、読んでほしいと思って書いているんだろうなっていうのがとても伝わってくる。そこがとても良い。
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題名から受けるイメージは、食べるものもなく、住むところも失った子供が、世間の荒波に揉まれながらも一生懸命に生きていく…という悲惨極まりないものだった。 そういう記述もないことはないが、時間にすれば一瞬のこと。 要するに、これは若くして亡くなった母親への強烈なラブレターなんだと...
題名から受けるイメージは、食べるものもなく、住むところも失った子供が、世間の荒波に揉まれながらも一生懸命に生きていく…という悲惨極まりないものだった。 そういう記述もないことはないが、時間にすれば一瞬のこと。 要するに、これは若くして亡くなった母親への強烈なラブレターなんだとわかるのに、さほど暇はかからなかった。 これだけ息子に思われるなら夭折も悪くないかも。
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家族が「解散」しちゃうなんて、子供たちの苦労を考えると胸が痛む。田村少年も頑張ったけど、おにいちゃん、おねえちゃんの頑張りにも心を打たれました。 あとがきに「ハードルの低い幸せを愛する」というようなことが書かれてあって、共感しました。些細な事に「幸せ」を見いだしたら日々の満足度...
家族が「解散」しちゃうなんて、子供たちの苦労を考えると胸が痛む。田村少年も頑張ったけど、おにいちゃん、おねえちゃんの頑張りにも心を打たれました。 あとがきに「ハードルの低い幸せを愛する」というようなことが書かれてあって、共感しました。些細な事に「幸せ」を見いだしたら日々の満足度がぐんとあがるだろうな。
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