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赤い館の秘密 の商品レビュー

3.7

33件のお客様レビュー

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くまのプーさんの著者…

くまのプーさんの著者、イギリスのA.A.ミルンの推理小説作品。児童向けの物語の著者とは思えない、本格的な作品で非常に楽しめました。どんどんページが進みました。

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プーさんで有名なミル…

プーさんで有名なミルンの数少ない推理小説の一つ。素人探偵アントニー・ギリンガムが活躍する傑作です。全体はどこかとぼけたユーモアに溢れていますが結末はプロの推理作家顔負けです。

文庫OFF

熊のプーさんの原作者…

熊のプーさんの原作者が書いた、唯一のミステリ。牧歌的で明るい雰囲気が楽しいです。

文庫OFF

2023/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『8つの完璧な殺人』を読むために読んだ。 くまのプーさんの作者がミステリーを書いていたとは知らなくて驚いた。牧歌的、と聞いていたけど、マジで牧歌的。 赤い館の秘密、というのは抜け道のことだろうし、マークの人柄のことでもあるんだろうけど、なんか緊張感が無い。 容疑者、というか客が、殺人事件のあとそそくさと立ち去るので、もうケイリーが犯人で確定じゃん、となり、じゃあ、どうやって?となる。 そのやり方だって、抜け道がわかればわかってしまうし、ロバートの死体もどうせマークだなとわかっていたので、消化試合じみた読書だった。 面白かったのは、探偵役のギリンガムとワトソン役のぺヴリーかな。楽しそうに探偵してるのが良い。仲良い。 表紙だと女性がいたので、活躍するかとおもったら全然。男二人とケイリーが話の軸を回していた。 読めて良かったとは思う。

Posted byブクログ

2023/06/25

昔の訳なので言葉使いや表現が古く、馴染めなかったが、2人の若い探偵役の軽妙な会話は案外読みやすかった。 ※長らく積読していたものを読了。いつの間にか、新訳が出ていたみたい。

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2019/04/12

ミルンの唯一の長編推理小説。イギリスらしいユーモアと本格推理への愛情に満ちあふれた、品位ある作品。しろうと探偵とワトソン役のその友人のコンビがとても魅力的。

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2020/10/25

面白かった!ギリンガムとべウリーのやりとりは今まであるようで無かった対等なもので、男同士(男の子同士?)のワクワクするあの頼もしくも自由で信頼のある感じが読んでいて気持ち良い。こういう作品他にも無いものかなあ。

Posted byブクログ

2017/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

横溝正史が『本陣殺人事件』のなかで、“私のもっとも愛読するイギリスの作家、A・A・ミルンという人の書いた探偵小説「赤屋敷の殺人」(p79)”と書いていたので、読んでみました。彼は金田一耕助は“飄々乎たるその風貌から、どこかアントニー・ギリンガム君に似ていはしまいかと思う(p79)”とも書いていました。この『赤い館の秘密』に出てくるしろうと探偵ギリンガムと、金田一青年、確かにどちらも飄々としているのかもしれません。 この物語では、赤い館の主人マークの兄であるロバートが、オーストラリアから帰ってきてすぐ、殺されました。そこで、たまたま友人に会うため赤い館にやってきたギリンガムと、その友人でありワトスン役を務めるベヴリーが、真相解明に挑みます。 ギリンガムはしろうと探偵なのに、“いったん見たものは必ず思い出せる”能力を持っており、特殊能力を使うのはどうなのかという気持ちもありました。しかし、はしがきにあるとおり、作者ミルンの推理小説の好みが出ている作品だと感じました。 “犠牲者みずからの手でこれほど周到に仕組まれた殺人(p331)”だとは、考え付きませんでした。

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2016/04/08

ユーモアユーモア言ってるけど、イギリス人のユーモアはおもんないなぁ…つうか、はしがき読む限りだとそんな面白い推理小説には全然思えないんだけど

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2015/10/04

あの『くまのプーさん』の執筆者の書いたミステリという事で、一体どのような作品なのかと思っていたら、きちんと筋の通ったミステリになっていたことに驚いた。 何でも器用にこなす素人探偵のギリンガム、物語に置いてワトスン役を務めるペヴリー。この素人探偵、事件に出会ってから初めて探偵をやっ...

あの『くまのプーさん』の執筆者の書いたミステリという事で、一体どのような作品なのかと思っていたら、きちんと筋の通ったミステリになっていたことに驚いた。 何でも器用にこなす素人探偵のギリンガム、物語に置いてワトスン役を務めるペヴリー。この素人探偵、事件に出会ってから初めて探偵をやってみようと思い立つという、ある意味他の探偵たちを馬鹿にしたかの様な設定である。他人事という事で、ギリンガムは気軽な気持ちとも取れる姿勢で事件に挑む。確かにその姿勢なら、あらかじめ事件関係者について先入観を持っていない、事件に巻き込まれる事で無用な展開が広がることも無い、などなど良い点もあるのだが、どうにも私はこの類の探偵は好きになれそうに無い。 トリックや最後の解決法については問題無しといってよい。更にギリンガムは推理の過程を物語の途中途中できちんと話してくれるので、普段ミステリや複雑な物語を読みなれていない人でも充分に理解しやすい内容となっている。ただ、その分最後のどんでん返しが足りないと感じてしまうかもしれないが…。

Posted byブクログ