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赤い館の秘密 の商品レビュー

3.7

33件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2010/12/16

「赤い館の秘密」A.A.ミルン/大西尹明 イギリス本格推理。茶色。 いい感じに古びた、手あかの付いた推理小説といったところ。 やはり全体的にトリックよりも文章の運びが柔らかいところに 好印象です。作者のミルンは、『くまのプーさん』の原作者。 ホームズ役のギリンガムとワ...

「赤い館の秘密」A.A.ミルン/大西尹明 イギリス本格推理。茶色。 いい感じに古びた、手あかの付いた推理小説といったところ。 やはり全体的にトリックよりも文章の運びが柔らかいところに 好印象です。作者のミルンは、『くまのプーさん』の原作者。 ホームズ役のギリンガムとワトソン役のベヴリーの掛け合いが 事件の雰囲気を和らげて、いい具合にはまっています。 もちろん斬新なトリックがあるわけではないので、 そこは期待するポイントではないですね。 もうひとつ、訳が若干古いかな・・・。新訳が出たら また違った印象かもしれません。 ミステリ好きなら、一度は、是非。というところだと思います。(3)

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2010/11/24

途中からフーダニッドより、ハウダニッド、ホワイダニッドへ重きを置かれた展開になっていきますが、充分面白い。 なにせよくありがちな登場人物一覧に出てくる人の大半が、お話の前半で帰宅してしまうという、破天荒ぶり。 ええー、これで成立するの?と思いつつ読みましたが、成立してます。 いや...

途中からフーダニッドより、ハウダニッド、ホワイダニッドへ重きを置かれた展開になっていきますが、充分面白い。 なにせよくありがちな登場人物一覧に出てくる人の大半が、お話の前半で帰宅してしまうという、破天荒ぶり。 ええー、これで成立するの?と思いつつ読みましたが、成立してます。 いやぁ、面白かった。

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2010/09/27

表紙が違うのはわたしが読んだのは旧版だからなのか? とても面白く読めた。 古風な翻訳も味。しかし、探偵役と助手役の会話の可愛らしいこと!

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2014/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オーストラリアから帰ってくる「赤い館」の主人マーク・アブレットの兄ロバート。赤い館の客人達がゴルフに出かけている間に殺害されたロバート。消えたマーク。死体発見に立ち会ったアントニー・ギリンガム。友人ベヴリーと共に事件の捜査にあたらる。事件現場に発見された抜け道。マークの従兄弟であり秘書であるマシュー・ケイリーの行動。事件前にノリス嬢がマークに仕掛けたいたずら。抜け道を使って演じた幽霊。マークのノリス嬢に対する怒り。  2010年9月7日再読

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2010/07/01

読者を裏切らないミステリー。 ホームズとワトソン役の二人が 繰り広げる、派手な捜査もまた 面白くもあります。 もちろん見ものは 犯人を追い詰めるために こそこそといろんなことをやること。 これはしろうと探偵だからできることだと思いました。

Posted byブクログ

2009/10/04

「くまのプーさん」の作者A.A.ミルンが、ミステリ好きの父親に、 「推理小説は面白いけど、ああいうものはたんとないようだからねえ」 と言われて書いたという、かわいらしいミステリ。 こういうの好き。ちゃんとだまされる。 動機が切ないよ〜!!

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2009/10/04

「くまのプーさん」の作者A.A.ミルンによるミステリー。ホームズ&ワトソンのような素人探偵コンビが殺人&行方不明事件を解決します。丁寧に編まれた作品だなぁという印象です。古典ミステリーが好きな方はぜひ。

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2009/10/07

かの有名な児童文学「くまのプーさん」の作者A・A・ミルンが書いた唯一の推理小説だという。 ミルンは、イギリスの劇作家でパンチ誌の編集にも長く携わっていたのですね。なるほど、彼らしい推理小説へのこだわりと、そこはかとなく滲むユーモアと古風な味わいがあります。 物語が始まる前の、はし...

かの有名な児童文学「くまのプーさん」の作者A・A・ミルンが書いた唯一の推理小説だという。 ミルンは、イギリスの劇作家でパンチ誌の編集にも長く携わっていたのですね。なるほど、彼らしい推理小説へのこだわりと、そこはかとなく滲むユーモアと古風な味わいがあります。 物語が始まる前の、はしがきで、そのミルンの探偵ものに対する一家言を知ることができるので、そのとおり、彼の作品が描かれているのを確認することになるでしょう。 暑い夏の昼下がり、15年ぶりに嫌われ者だった兄が赤い館を訪れることになるが、やがて彼は死体となり、館の主の弟は失踪してしまう…そこを訪れていた客のぺヴリーとその友人ギリンガムが探偵役を演ずることに。 推理小説が好きだった父親に捧げてこれを書き上げたというミルン、我が子に聞かせるために創りだしたプーさん同様、事件自体や凝ったトリックのわりに、ユーモアがまさってすっきりと読めるのは、そのせいかもしれませんね。

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2009/10/04

「クマのプーさん」シリーズでおなじみの童話作家が書いた唯一の長編推理小説。 作者自身が持つ推理小説像つまり素人の探偵の起用や、ワトスン役のきっちりとした起用、さらには犯罪巧者でない犯人の設定というポリシーのもと、ユーモラスに描かれた作品。

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2009/10/04

くまのぷーさんの作者の唯一の長編推理小説。最初は登場人物が多くて私には関係がつかみづらかったけど、半分超えると面白くなってきた。でものほほんとした展開

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