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氷の華 の商品レビュー

3.9

27件のお客様レビュー

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2024/04/04

読み始めてすぐに2時間サスペンス劇場を観てる錯覚を覚えました。 えっ、今本を読んでる? 2時間サスペンス観てる? 多分、テレビのサスペンスの要素が多分に織り込まれ作品だと思います。 戸田警部補お疲れ様でした…

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2024/02/09

天野節子先生の他の作品を読んでからの「氷の華」、緻密に計算されたストーリー展開にこれがデビュー作とは思えない程に見事でした。ドラマ化もされてるようなので観てみたいと思いました。

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2018/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

専業主婦の恭子は、夫の子供を身篭ったという不倫相手を毒殺する。 だが、何日過ぎても被害者が妊娠していたという事実は報道されない。 殺したのは本当に夫の愛人だったのか。 嵌められたのではないかと疑心暗鬼になる恭子は、自らが殺めた女の正体を探り始める。 そして、彼女を執拗に追うベテラン刑事・戸田との壮絶な闘いが始まる。 (アマゾンより引用) 頭はいいかもしれんけど、犯人の女の人、イヤな女やなぁ…

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2018/09/10

烙印に引き続き2冊目。こちらがデビュー作。 全く知らない作家さんだったのに、ぐいぐい引き込まれていく。 初めに殺人が起こり、犯人もわかっている、 事件に向かって、刑事の地道な捜査が進められ、真相が次第に明らかにされ、事件は解決したかに見える。 こういう手法は割と好きだ。 モヤモヤ...

烙印に引き続き2冊目。こちらがデビュー作。 全く知らない作家さんだったのに、ぐいぐい引き込まれていく。 初めに殺人が起こり、犯人もわかっている、 事件に向かって、刑事の地道な捜査が進められ、真相が次第に明らかにされ、事件は解決したかに見える。 こういう手法は割と好きだ。 モヤモヤ感がなく、次第に解き明かされる事実に納得しながら読み進められる。 それにしてはまだまだページ数が残っている。 過去の恨み、巧妙に仕組まれた罠、罠に嵌められても図太く這い上がる主人公、恭子。 恭子、同情も共感もできない嫌な女性だけれど、なぜか読みながら応援している。 完全犯罪で恭子の勝ち、で終わってほしかった。 しつこい刑事に負けてしまった。

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2014/10/11

練馬区桜台6丁目×番×号、グリーンハイツ205号室で発生した関口真弓毒殺事件。犯人を追う戸田警部補の眼差しは、いつしか彼女の上司である営業部長に注がれるが…。サスペンスが踊る本格推理小説。

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2014/08/08

この作品がデビュー作ということに驚きました もっと単純な作品なのかと思いきや、面白かったです! 主人公の瀬野恭子さんは美貌、お金、ご主人、誰もが羨む一流の豊かな生活をしているのですが、一つだけどうしようもできない事が有りました、不妊症。 彼女が触れられたくない事実を利用した殺人...

この作品がデビュー作ということに驚きました もっと単純な作品なのかと思いきや、面白かったです! 主人公の瀬野恭子さんは美貌、お金、ご主人、誰もが羨む一流の豊かな生活をしているのですが、一つだけどうしようもできない事が有りました、不妊症。 彼女が触れられたくない事実を利用した殺人事件です 恭子さんの気の強さに驚きます こんな気持ちで暮らしていたり、こんな気持ちの人が回りにいたら切ないし、恐い!

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2013/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

罠に嵌められる! この小説は最初からいきなり犯人が分る形で始まりながら、隠された別の謎が徐々に明らかになってくるという実にドラマティックな本でした。そしていろいろなところにその伏線が隠されていてそれが徐々に一つの絵に結ばれていくという構成が素晴らしいものでした。美貌と知性を兼ね備えた魅力的でプライドが高い有閑マダム・恭子の心理を見事に描いているように思います。最初から間違いなく殺人者として描かれながらも、恭子の姿が大変魅力的です。そして最後はあっと驚く二転三転のどんでん返しで飽かせません。そんな彼女をベテラン刑事が執拗(しつよう)に追う追及の動きも興味深く、恭子の警察との攻防、また恭子自身による事件の真相の追及がスリリングに描かれる。

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2012/05/26

母が読んでいたので借りた。スピード感はあるが、キャラクターの心理描写が希薄。それよりも筋書き、謎解きにチカラが入っている本。私はちょいと苦手。

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2012/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

瀬野恭子という女性にはほとんど共感できないのであるが、おそらく最後まで恭子自身が明かそうとしなかった「不妊症」という事実がどれだけ彼女のプライドを傷つけたのかは、なんとなく想像できる気がする。 金持ちの娘で、なんでも手に入れてきた傲慢な女性。単に傲慢なだけでなくしたたかな賢さも持っている。ある意味「悪女」とも言えるだろう。本人にはその自覚はかけらもなかっただろうが。 小説の展開は二転三転し、読んでいるこちらも解決されない謎がずっと残ってモヤモヤし続ける。プロローグの顛末が最後になって話に関わってくるとは、再読にも関わらず忘れていた(笑)。 推理小説としてみれば、恭子の生き方は筋が通っている。 犯行は暴いたけれども、心理戦で戸田は負けてしまったのかもしれない。

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2012/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館にて。 プライドの高い女性と、刑事との戦い。一つわかったと思ったらまた現れる謎。なかなか楽しめました。 ただ、前半恭子があっさり殺人をするくだり、ちゃんと確認もしないでまんまと実行にうつすのはちょっと短絡的過ぎないか。 しかも夫や愛人にそうすることを読まれていたなんてまぬけすぎる。プライドが高くその他の細かい点はそんなところまで?っていうくらい細かく気が付くのに。こういう人は追い込まれれば追い込まれるほど冷静になるべき。あ、でもそうすると物語は生まれないか。 あとは、恭子側の動きと刑事の動きの両方から描かれているが、ちょっと散漫な感じがする気がする。刑事側からだけ描いて恭子をもっと謎の存在にするか、恭子側からだけ描いて追い詰められていく様子を重点的に描くか、どちらかでも良かったと思う。

Posted byブクログ