いっぺんさん の商品レビュー
あの幼い日、間違いなく、僕は君のことが大好きだった。 (コドモノクニ/小さな不思議/逆井水/蛇霊憑き/山から来るもの/磯幽霊/八十八姫.併録)
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冒頭の表題作がほんわかストーリーなので そういったテイストの短編集なのかと思いきや どんどん怖い方向へ。 最初に油断させといて・・って手法? それぞれ面白かったけど、最後に苦いものが残る味。 【図書館・初読・11/6読了】
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表題作は「ちょっと不思議なイイ話」だったので次もそうかと思ったら、2編目以降はみな「ちょっと不思議なコワイ話」でした。いやでも読みやすくて面白かったですよ。
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本のタイトルでもある「いっぺんさん」の話が 一番良かった。 あとは雀のちゅんすけが出てくる「小さなふしぎ」。 それ以外はどこか後味悪くて、特に「山から来るもの」の 後味の悪さはサイコー。最後の最後で祖母の一言がリアル。 そう、よく聞きそうな話の展開で目新しさはないのだけれど こ...
本のタイトルでもある「いっぺんさん」の話が 一番良かった。 あとは雀のちゅんすけが出てくる「小さなふしぎ」。 それ以外はどこか後味悪くて、特に「山から来るもの」の 後味の悪さはサイコー。最後の最後で祖母の一言がリアル。 そう、よく聞きそうな話の展開で目新しさはないのだけれど この作者が書くとなにやらノスタルジックで、 これもいいかと納得してしまう。
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短編集。 表題作と「八十八姫」、すっごい好きでした。切なくも温かい話。 あとはけっこう後味悪い話が多かったような気がします。 そこに最後「八十八姫」がくるところにやられたなぁと思いました。
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“世にも奇妙な物語”を思わせるような短編集。 結構好き嫌いが分かれるお話が多いかなと思うけれど 表題作とおなじ『いっぺんさん』はとても不思議だけれど じーんと温かいものを感じられるお話でした。
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やっぱりこの人は本質的にはホラー作家なんやなぁー。 直木賞を受賞した『花まんま』からはいったんでノスタルジックなところが強い印象やったけど『水銀虫』なんかほらほらホラーって感じやもんね。 今回のいっぺんさんは後味悪いホラーっぽいのもあるんやけどノスタルジックなところもミック...
やっぱりこの人は本質的にはホラー作家なんやなぁー。 直木賞を受賞した『花まんま』からはいったんでノスタルジックなところが強い印象やったけど『水銀虫』なんかほらほらホラーって感じやもんね。 今回のいっぺんさんは後味悪いホラーっぽいのもあるんやけどノスタルジックなところもミックスされてなかなかよい感じ。 『スパイメモ』なんて小道具が出てくるだけで懐かしくなっちゃいます。 作品的には『いっぺんさん』『八十八姫』がよかった。
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ノスタルジックホラーとでもいいましょうか。 短編集。 「いっぺんさん」 すばらしい友情物語。 世にも奇妙な物語でドラマ化してほしいです。
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表題作「いっぺんさん」とラストの「八十八姫」が良かった。「山からくるもの」は切ないというか悲しいというか、やりきれない。よくよく思えばノスタルジーとホラーはどこかで繋がってるような気がする。
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表題作の「いっぺんさん」は涙腺をやられました。文句なしで、いい話です。 ほかの短編も同じようなトーンかと思いきや、いっぺんさん以外はずいぶんトーンの異なる、大人の童話という印象で、物語としておもしろいけど、読後感は。。 図書館で借りて読みましたが、自分で買うなら文庫本なら...
表題作の「いっぺんさん」は涙腺をやられました。文句なしで、いい話です。 ほかの短編も同じようなトーンかと思いきや、いっぺんさん以外はずいぶんトーンの異なる、大人の童話という印象で、物語としておもしろいけど、読後感は。。 図書館で借りて読みましたが、自分で買うなら文庫本ならいいけど、単行本なら買わないだろうな、という観点で星3つ。
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