M8 の商品レビュー
・1/21 2016 読了.いやー、3年越しでようやく読み終えた.でも今回は一気に3日で読み切った.いざ読み始めると止まらなくなるくらい引き込まれた.これでこの人の災害3部作を読破したことになる.もっと早く読んでおけばよかったかな.石油コンビナートの火災なんかは東日本大震災の時に...
・1/21 2016 読了.いやー、3年越しでようやく読み終えた.でも今回は一気に3日で読み切った.いざ読み始めると止まらなくなるくらい引き込まれた.これでこの人の災害3部作を読破したことになる.もっと早く読んでおけばよかったかな.石油コンビナートの火災なんかは東日本大震災の時に現実に起こってるから、よく掘り下げてるなという印象だ.
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当たり前におこること。全部予測可能で、唯一ここに書かれてなかったのが、原発かな。 われわれは、ちゃんとおこりえることに準備すべぎ
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地震の予報は、相も変わらず難しいものだ。物理学レベルでいかに精緻なモデルを作っても、実際に代入できる変数は観測データであり、方程式の変数そのものではないため、統計モデルとのハイブリッドモデルとなり、応力破壊の時期をピンポイントで求めることなど、できはしない。 重要なのは、本作は3...
地震の予報は、相も変わらず難しいものだ。物理学レベルでいかに精緻なモデルを作っても、実際に代入できる変数は観測データであり、方程式の変数そのものではないため、統計モデルとのハイブリッドモデルとなり、応力破壊の時期をピンポイントで求めることなど、できはしない。 重要なのは、本作は3.11前に書かれたものだということだ。
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「M8」東京直下型マグニチュード8の巨大地震が起こったら…。もはや小説じゃなくリアルシミュレーション。 http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-07-26
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阪神大震災より後、東日本大震災より前に書かれた地震予知のお話。M8の東京直下地震が予知されたら...
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本当に恐ろしい。 阪神淡路の記憶がキーになっているが、 この本の書かれたあとには3.11があったし、 大規模直下型地震は待った無しの段階に違いない。 でもだからどうしたらいいんだ、いつくるか、 規模も何も太刀打ちできないのは明白だけど、 心構えの有無で、そののちの生存や復興への...
本当に恐ろしい。 阪神淡路の記憶がキーになっているが、 この本の書かれたあとには3.11があったし、 大規模直下型地震は待った無しの段階に違いない。 でもだからどうしたらいいんだ、いつくるか、 規模も何も太刀打ちできないのは明白だけど、 心構えの有無で、そののちの生存や復興への気の持ちようが 変わってくるに違いないと、そちらの可能性を信じたい。
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伊豆半島で地震を研究するポスドクが、首都直下型地震を予測してしまうところから物語りは始まる。 行政を動かして人々を守ることは出来るのか。 東海地震や首都直下が実際に予想されており、どのように行動したら良いのか、自分は何を備えておくべきか、想像力を助けてくれる一冊だと思う。 ...
伊豆半島で地震を研究するポスドクが、首都直下型地震を予測してしまうところから物語りは始まる。 行政を動かして人々を守ることは出来るのか。 東海地震や首都直下が実際に予想されており、どのように行動したら良いのか、自分は何を備えておくべきか、想像力を助けてくれる一冊だと思う。 是非、読んで、備える実際の行動につなげたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
災害3部作の1作目。シミュレーション結果が、数日内に東京にマグニチュード8クラスの直下型大地震が襲うというトリガーで話は展開する。本書の中で度々語られ印象的なのは、例え予知ができたとして警戒を発令するということは、経済のストップ=莫大な規模の損失を生み出すことを意味する。そんな中で「もしかしたら」というレベルで経済を止めることができるのかという命題は実に考えさせられた。また想定外という言葉は先の震災でも聞いたが、想定外を想定することが何より大切だということに気付かされる。登場するキャラクタも魅力的で、それぞれがプロフェッシャルとしての矜持を持って自らの信念に従って行動する様は心地よい。地震という題材を一級のエンターテイメントとして仕上げながらも、地震予知が抱える矛盾や精緻な描写によるシミュレーションにより防災へのメッセージなどの重要性も十分に伝えくれる良作。予知とか予報とかに文句を言うのはやめようと心に誓ったのだった。
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首都直下型のマグニチュード8クラスの地震の発生をテーマとしたストーリーは、読者が漠然と思っているリアル世界での地震に対する意識とそれに対する備えの甘さを鋭く抉る。 地震予知の世界がどれだけ進歩しているかはわからないが、小説のような僥倖を得て首都が生き残ることを望んでやまない。 ...
首都直下型のマグニチュード8クラスの地震の発生をテーマとしたストーリーは、読者が漠然と思っているリアル世界での地震に対する意識とそれに対する備えの甘さを鋭く抉る。 地震予知の世界がどれだけ進歩しているかはわからないが、小説のような僥倖を得て首都が生き残ることを望んでやまない。 本作は、著者の「津波」に引き継がれ、東海、東南海、南海トラフの連続崩壊に日本がどのように立ち向かうかが描かれる。 合わせて読めば、何か備えようという気が起こる。
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M8クラスの首都直下型地震が来るというテーマの小説。シュミレーションとして読むには理解できるが、小説としては・・・また、3.11以前であれば問題意識を持つこともできるが、以後であればどれもこれも知っていること、予想の範疇になってしまう。しかもこれ以上のことが起ることも知っている。...
M8クラスの首都直下型地震が来るというテーマの小説。シュミレーションとして読むには理解できるが、小説としては・・・また、3.11以前であれば問題意識を持つこともできるが、以後であればどれもこれも知っていること、予想の範疇になってしまう。しかもこれ以上のことが起ることも知っている。ただそういう意味では、それだけのことが起ることが分かっていながら、対策を講じてこなかったこともまた現実だろう。 だれもが防災を公約に掲げないのが政治家だ、票につながらないから。この内容に恐ろしさを感じる。3.11以後たしかに日本は変わった。防災、減災という意識は高まった。しかしまた最近我々日本人はその意識を忘れかけているのではないか。災害はわすれた頃にやってくる。3.11を経験した我々はそのことを忘れずに生きていかなければと強く思った。
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