冷たい校舎の時は止まる(上) の商品レビュー
04年に刊行発売された、上・中・下巻のボリューミーな本。メフィスト賞受賞作。 一度売って、もう一度買い直しました。 今回は文庫版なので上・下巻の2冊です。 以前、この本を読んだことがあったのですが、 その時何を思ったか、『全然面白くない』と感じてしまいました。 その当時の自分の...
04年に刊行発売された、上・中・下巻のボリューミーな本。メフィスト賞受賞作。 一度売って、もう一度買い直しました。 今回は文庫版なので上・下巻の2冊です。 以前、この本を読んだことがあったのですが、 その時何を思ったか、『全然面白くない』と感じてしまいました。 その当時の自分の好みではなかったのか、 今となっては全く憶えていないのですが。 ということで、再読本です。 作者は単なるホラーで終わらせるつもりはないようです。 登場人物ひとりひとりの心情や個性をも細かく描いた 青春モノとも言えそうなストーリー。 人間描写がすごく上手いと思う。 それがたまにリアルに感じすぎて少々ウツになりそうでヒヤヒヤする。 でもそういう点で、今回は興味を惹かれる部分が多々ありました。 もちろん題材はホラーなのでしょうが、 それだけに留まらない物語の深さを感じます。 『次は一体どうなるのだろう・・・?!』常にそんな思いを抱きつつ、読み進めています。 基本的に伏線に気がつかない単純人間である私。 そういう意味で、ドキドキ・ハラハラ感を感じさせてくれる飽きないストーリーです。 下巻を読むのがこれから楽しみ♪ この分厚さがたまらなくワクワクするんですよね(笑)
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冬の寒さと校舎の閉塞感がうまく調和してておもしろい。 集合写真に写っていない、いるはずの人が1人いるのに、 それが誰だかわからないというシチュエーションに、 時々ぞくっとさせられます。
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2007/9/21ジュンク堂住吉シーア店にて購入. 2008/3/1~3/7. 東京からの新幹線で読了。学園祭最終日に自殺した同級生をめぐり、校舎に閉じ込められた深月達の運命やいかに。魅力ある舞台設定ではあるが、高校生達のあまりにもしっかりとした喋りは現実離れしてるかも。屈指の進...
2007/9/21ジュンク堂住吉シーア店にて購入. 2008/3/1~3/7. 東京からの新幹線で読了。学園祭最終日に自殺した同級生をめぐり、校舎に閉じ込められた深月達の運命やいかに。魅力ある舞台設定ではあるが、高校生達のあまりにもしっかりとした喋りは現実離れしてるかも。屈指の進学校ということであったとしても。まあ、そうしないと小説としては成り立たないのかもしれないが。 第31回メフィスト賞受賞作
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途中からもしかしてそうじゃないかな、と思いながら読んでいた部分もあったので、★一つ減り。 ……ただ、これがデビュー作だなんて思えません。 圧倒的な筆力と、胸騒ぐ美しい謎。 学校という良く知る世界の中で起こる、別の世界の物語、というか。 充くんが大好きでした、あと先生!先生!笑 一...
途中からもしかしてそうじゃないかな、と思いながら読んでいた部分もあったので、★一つ減り。 ……ただ、これがデビュー作だなんて思えません。 圧倒的な筆力と、胸騒ぐ美しい謎。 学校という良く知る世界の中で起こる、別の世界の物語、というか。 充くんが大好きでした、あと先生!先生!笑 一ページずつ捲るのがドキドキしすぎて、なんか、あぁ、はい。もう。笑 大好きです、辻村先生。
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いっきに読まされた。菅原がかっこよすぎ。SF(?)なのでミステリ部分は何でもありだなって思った。 退廃的で懐かしくて、心の中がざわざわする。あの日死んだのは、誰か。深々と冷えてゆく。
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とにかく最初から最後まで面白い本でした。 展開が読めなくて、でも謎が深まっていって気になって気になって一気に読めました。 読み終わった後は勿論、全てのことが解けてすっきりでしたが、ほんの少し、余韻が寂しかったです。
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時間の止まった雪の日の校舎に、 閉じ込められてしまった8人の高校生。 自殺してしまった同級生の精神世界の中らしい、 その人物「ホスト」は、8人の中にいるらしい…と 言う事までは分かるけど何故かそれが誰なのかが分からない。 そのうちに、8人の中から一人ずつ消えていき始める。 と言う...
時間の止まった雪の日の校舎に、 閉じ込められてしまった8人の高校生。 自殺してしまった同級生の精神世界の中らしい、 その人物「ホスト」は、8人の中にいるらしい…と 言う事までは分かるけど何故かそれが誰なのかが分からない。 そのうちに、8人の中から一人ずつ消えていき始める。 と言うのが上巻のストーリーで、その状況と同時進行で、 それぞれの登場人物が抱える悩みなどが描かれていています。 少し無駄な部分も多いような気もしますが、展開が面白いです。 登場人物の心理とかも大体納得いくなぁと思います。 作者と同名の登場人物の悩みにはどうしても共感できません。 と言うか作者の書き方が、その人物の主観でしかないような。 もっと、相手の子にも客観的に描いてほしいという気がしました。 これが作者と同名の人物に関してだから余計に引っかかります。 下巻で、そのあたりに納得の行くオチでもあればいいんだけど…
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前半が退屈なのは「子どもたちは〜」と同じく。 消えた同級生はどこへ?動き出した時間の意味するものは?下巻も楽しみ。
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本屋で目にとまったんで買ってみた。 読んでるとホントに寒く感じてくる。 早く先が読みたくなる。
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物語が流れ出すまでの過程が素敵だった。そして設定も。誰が犯人なのかは上巻では絶対にわからないし、 そして物語の本当の景色も上巻では見れない。 でもそれが、下巻も読みたいと思わせる、良い潤滑剤になっている。
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