フラット革命 の商品レビュー
「フラット革命」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51292900.html
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インターネット掲示板やブログ、ソーシャル・ネットワーキングなどのコミュニティがどのような人びとのつながりを生み、社会にどのような変革を引き起こしているのかを論じた本です。 かつて新聞やテレビなどのマスメディアは、日本の社会全体を構成している圧倒的多数の人びとの観点に立っていまし...
インターネット掲示板やブログ、ソーシャル・ネットワーキングなどのコミュニティがどのような人びとのつながりを生み、社会にどのような変革を引き起こしているのかを論じた本です。 かつて新聞やテレビなどのマスメディアは、日本の社会全体を構成している圧倒的多数の人びとの観点に立っていました。しかし、近年になって人びとのあいだの分断が進み、特定の主張を押しつけられているように感じる人びとが増えていると著者はいいます。他方、インターネットの世界において、たとえばブロガーたちは社会全体を代表するのではなく、個人として発言をおこなっています。そこに著者は、言論の「フラット化」という現象を見いだしています。 それでは、個人の言論の集積であるインターネットの世界に、なんらかの公共性が存在しているのでしょうか。著者は、自身もネット上で激しく批判されることになった「ことのは事件」の顛末を紹介しながら、この問題の複雑さを論じています。そこで著者は、フラット化の進行が、責任の所在を果てしなく分散させていくのではないかという危惧を表明していました。しかし、そうした彼の意見は批判にさらされることになります。こうした体験をくぐり抜けた著者は、ネットが実現したのは、絶対的正義を振りかざすような集団ではなく、だれもがアクセスし相互にチェックしあえる機会だったと著者はいいます。そして、ネット上で著者自身の意見が提示され批判されるすべてのプロセスが公開されているという事実を振り返りつつ、そうしたやりとりにだれもが参加し、評価し、批判し、分析できるような仕組みがオープンなかたちで提示されていたことを発見したのです。ネット上に実現されつつあるのは、こうした意味での「公共性」だと著者は結論づけています。
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2007年に発売された本ですので、 書かれたタイミングから言えば、 10年は経過しているでしょう。 ジャーナリズムの立場からの、 インターネット内での言論、 更にはそこへの人の巻き込まれ方が 書かれていますが、 時代の移り変わりの速さ、 ネットの移り変わりのスピー...
2007年に発売された本ですので、 書かれたタイミングから言えば、 10年は経過しているでしょう。 ジャーナリズムの立場からの、 インターネット内での言論、 更にはそこへの人の巻き込まれ方が 書かれていますが、 時代の移り変わりの速さ、 ネットの移り変わりのスピードを感じます。 当時はそういうものだったのだろうと思いますが、 今では全てが当たり前になってしまっています。
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前半部分の新聞(マスコミ)VS ネットのところは、さすがに元新聞記者だけあって、内部事情含めた臨場感もあり、説得力もあったが、後半のインタビュー系のところがどうも余計な感じが。 単行本化のための不要な水増しを感じる。 全体的に主張はよく分かるし、納得出来るのだが。
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インターネットというテクノロジーがマスメディアに多大な影響を与え、その情報の独占を崩壊させつつある。その影響力はさらに拡大し、人間関係そのものの成り立ちも、組換えようとしている。そしてその影響力は、政治の根幹さえも揺さぶりそうな予感を湛えている。(p.2) という考え方を事実に基...
インターネットというテクノロジーがマスメディアに多大な影響を与え、その情報の独占を崩壊させつつある。その影響力はさらに拡大し、人間関係そのものの成り立ちも、組換えようとしている。そしてその影響力は、政治の根幹さえも揺さぶりそうな予感を湛えている。(p.2) という考え方を事実に基づいて紐解いてゆく。
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フラットの意味するところは、公共、公平、平等というところだろう。まず、一般人が、メディアと同じように、情報を発信する機会が、ブログの出現により得られた。匿名でも同等のことが出来る。これは公平性を意味する。機会の公平性。さらに、SNS等の発展により、個人は、マスメディアと同等に影響...
フラットの意味するところは、公共、公平、平等というところだろう。まず、一般人が、メディアと同じように、情報を発信する機会が、ブログの出現により得られた。匿名でも同等のことが出来る。これは公平性を意味する。機会の公平性。さらに、SNS等の発展により、個人は、マスメディアと同等に影響力を持つ。公平性を獲得していくことになる。そして巨大化すれば発言には責任が伴ってくる。 あることが事件として取り上げられているが、事実確認ができない記事の掲載、その後、コメント回答への対応のまずさにより、ブログ炎上。ブロガ失格した。と読み取った。ネット上では、公共の意味するところは、実社会と多少異なる。見えない世界の向こう側には何があるのか? 自分を主張するにせよ、自分の位置をしっかりと持っていなければならない。
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まだマスメディアの力は大きいと思いますが、かつては個人には全く公に意見を述べることができませんでしたし、あって話せるコミュニティ意外には意見交換ができる場は全くありませんでした。 10年前なのでそれほど昔ではないのですが、今の生活を考えると10年前は大昔のような感覚です。この...
まだマスメディアの力は大きいと思いますが、かつては個人には全く公に意見を述べることができませんでしたし、あって話せるコミュニティ意外には意見交換ができる場は全くありませんでした。 10年前なのでそれほど昔ではないのですが、今の生活を考えると10年前は大昔のような感覚です。この本ではこの10年間にネットが我々の生活に及ぼした影響について書かれています、この本を読んで私がいかにネットに依存しているのかを改めて認識しました。 どこでも携帯やネットができるのは便利でよいことかもしれませんが、一方で何か大事なものを置き忘れているような感覚に捕らわれています。 以下は気になったポイントです。 ・マスメディアにとっての危機は、1)匿名言論の登場、2)取材の可視化、3)ブログ論壇の出現、である(p26) ・2ちゃんねるを利用する人たちの多くは、きちんと読むべき書き込みと、黙殺してよいノイズのような書き込みを読み分ける能力を持っている(p32) ・インターネット世界の言論空間は、マスメディアの対抗文化となり巨大な潮流を引き起こしつつある、その影響力は3つあり、1)プログがマスメディアをフラットな世界に引きずり込みつつある、2)インターネット上に膨大な「集合知」があり、マスメディアも意識せざるを得ない、3)情報収集力と分析力が凄い、である(p60) ・マスメディアが急速にパワーを失いつつある要因は、1)マスコミをフラット化させるインターネット言論空間が出現した、2)「われわれ=総中流」の喪失、である(p64) ・日本でサラリーマン層が最初に出現したのは、地租改正(1873、明治6年)であった、農民は土地所有権を認められた代わりに地租(地価の3%)を払う義務が生じ、払えなかった農民は小作化し、次男以下の男は賃労働者となったことにある(p103) ・戦後社会を終わらせた5要因として、1)グローバリゼーションに日本経済が飲み込まれた、2)人口構成の変化、3)雇用の市場化、4)格差社会化、5)日本社会の精神性の変容、である(p116) ・ロングテールの法則は、ショッピングの業界のみならず、ネットの世界に起きているありとあらゆる現象に当てはまる(p146) ・2チャンネルがリアルの人間関係を抜きにした非情な世界で議論を戦わせているのに対して、ミクシィは居心地の良い隠れ家のような雰囲気がある(p156) ・ソーシャルネットワークサービス(SNS)の実現により、距離だけでなく時間をも超越した人間関係が生まれた、子供のころの幼馴染と、今の現在の会社の同僚がインターネット空間で結びつくことが可能になった(p176) ・自分がxxであると証明するのは簡単だが、「xxxではない」と証明するのは困難である(p239) ・インターネットの世界では、言論の中身こそが、評価の唯一の基準であり、属性や社会的地位は関係ない(p274)
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本を本棚に追加しました (27冊目)。 「フラット革命」 http://booklook.jp/item/21675/ ソーシャルリーディング booklook.jp
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2011/5月 インターネットメディアってどうしても構えちゃうんだよな。 大きな流れが変わっているのは分かるんだけど。 なんか心理戦みたいで。どんどん自分が見えない自分で縛っちゃうようで、今後変な事件、法律で考えもしないようなことがどんどんおこってくると思う、と同時に、これが情報...
2011/5月 インターネットメディアってどうしても構えちゃうんだよな。 大きな流れが変わっているのは分かるんだけど。 なんか心理戦みたいで。どんどん自分が見えない自分で縛っちゃうようで、今後変な事件、法律で考えもしないようなことがどんどんおこってくると思う、と同時に、これが情報リテラシーが教育の基礎の一つになると思う。
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・誰が言ったか>>何を言ったか ・マスコミの言う「われわれ」と、多くの人の意識のズレ >情報収集・発信の手段が個人に与えられ、単純な一元化は無理 ・セレンディピティ:偶然を捉えて幸運に変えてしまう能力 ・特定の個人、特定の機関の意思に一切独占的にコントロールさせないことによって、...
・誰が言ったか>>何を言ったか ・マスコミの言う「われわれ」と、多くの人の意識のズレ >情報収集・発信の手段が個人に与えられ、単純な一元化は無理 ・セレンディピティ:偶然を捉えて幸運に変えてしまう能力 ・特定の個人、特定の機関の意思に一切独占的にコントロールさせないことによって、公平性を担保する」というインターネットのロジック ・リアルとネットの距離 2ちゃんねるとミクシィ ・インターネットの世界では、言論の中身こそが、評価の唯一の基準
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