1,800円以上の注文で送料無料

QED flumen 九段坂の春 の商品レビュー

3.3

30件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

貴重な、主要登場人物の過去を扱った作品。 実はつながり&過去の那智関連の事件について 補完がなされておりやはりこの事件は根深いのだな ということを思い知らされます。 (この時系列でも醜悪なやつはいます。もうね土地が腐ってやんのな) 最初から切なさが爆発します。 教師の形では測れない一人の理科教師。 だけれども彼女は枠にはまることが嫌いだったゆえに 結局は教師を辞めることとなります。 (彼女もそう思うと因果があったのでしょう) そして夏の棚旗奈々、秋の小松崎良平… 実はこれらの事件も少なからず関係があります。 やっぱり彼らの恋も切ないものがあったのです。 結局すべての線の大元は この物語から最後、退場します。 でもきっと、どこかの作品で会うように思えて ならないんですよね。 つながりが美しい作品でした。

Posted byブクログ

2021/05/28

「卯の花は匂わない」というセリフを偶然にもラジオにて聞いた そしてこの本読みだしてこのセリフ 偶然か? そもそも短編集と知らずに読み始め 登場人物の若き頃の話と知り 登場人物がロンドしてた 京極さんに似た雰囲気でした  

Posted byブクログ

2016/05/09

鎌倉宮、浅草寺、熊野灘……。封印された歴史に導かれ、哀しき殺人の連鎖を解く!! 桑原崇の初恋を終わらせた謎とは!?「QED」シリーズ番外編!! 千島ヶ淵の桜の下、花弁を握り締めて男が死んだ――。中学生の桑原崇は、聡明な女教師・五十嵐弥生に思いを寄せるが、ほろ苦い思い出を残して彼...

鎌倉宮、浅草寺、熊野灘……。封印された歴史に導かれ、哀しき殺人の連鎖を解く!! 桑原崇の初恋を終わらせた謎とは!?「QED」シリーズ番外編!! 千島ヶ淵の桜の下、花弁を握り締めて男が死んだ――。中学生の桑原崇は、聡明な女教師・五十嵐弥生に思いを寄せるが、ほろ苦い思い出を残して彼女は消え、崇の胸には一つの疑問が残った。それぞれの青春を過ごしていた、棚旗奈々や御名形史紋の周囲でも起こる怪事件。すべての糸が、一本に美しくつながるQED初の連作短編集。

Posted byブクログ

2016/03/21

千鳥ヶ淵の桜の下、花弁を握り締めて男が死んだ―。中学生の桑原崇は、聡明な女教師・五十嵐弥生に思いを寄せるが、ほろ苦い思い出を残して彼女は消え、崇の胸には一つの疑問が残った。それぞれの青春を過ごしていた、棚旗奈々や御名形史紋の周囲でも起こる怪事件。すべての糸が、一本に美しくつながる...

千鳥ヶ淵の桜の下、花弁を握り締めて男が死んだ―。中学生の桑原崇は、聡明な女教師・五十嵐弥生に思いを寄せるが、ほろ苦い思い出を残して彼女は消え、崇の胸には一つの疑問が残った。それぞれの青春を過ごしていた、棚旗奈々や御名形史紋の周囲でも起こる怪事件。すべての糸が、一本に美しくつながるQED初の連作短編集。

Posted byブクログ

2015/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

QEDの番外編。登場人物の青春時代を描くから「春」。今回は歴史薀蓄も薄めで、ファンなら楽しめるストーリーだった。一見さんお断り。  河童で出てきたおじいちゃんが今回は歴史薀蓄を語る役だった。タタルはまだ中学生だからね。  楠木正成がちょっと解説される。 _______  文庫版の解説が解説してた。だって作者本人が解説に参加してるんだからわかりやすい。  それによると作者の高田さんはこの「九段坂の春」が一番好きらしい。様々な仕掛けを盛り込んだから楽しかったらしい。  三島由紀夫の『豊穣の海』がモチーフになっているとのこと。読んだことある人なら似ていると気付けるそうだ。  構成が春夏秋冬になっているが、陰陽五行説で言うと春=木、夏=火、秋=金、冬=水、であり、それぞれの章でそれを扱っているという。  最後に、作者曰くこの九段坂の春のキーワードは「縁」だそうだ。それはわかる。

Posted byブクログ

2015/04/08

メインキャラクターの初恋を拾い集めた短編集。 諏訪の神霊の後に読んだので、ちょうど話がリンクしていて、より楽しめた。

Posted byブクログ

2014/04/13

短編集。 最後につながった時、変な声出た。 今までこのシリーズには日本の歴史の薀蓄に比重がおかれているイメージだったので、物語がつながったのが珍しいと思った。(すみません…) タタル先輩の苦い初恋にキュンときた。

Posted byブクログ

2012/06/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集。次の章に少しずつかかってく感じが好き。タタルさんの初恋に違和感を感じたり(あってもおかしいわけではないのに/笑)はやく奈々ちゃんと巡り会って欲しい。毒草師さんのほうは、まだご本を読んだことがいのであれですが、タタル奈々に絡んでくるのでしょうか?絡んでもらって全然かまわないとか思いますけど。河童の巻で『縁』とか書かれいたので、期待したい。。。とゆーのは個人的希望です。

Posted byブクログ

2011/12/13

キャラ小説かミステリーかはっきりしてくれー 歴史論考おもしろいのに、ストーリー展開がそれを打ち消すほどの威力を持っている。

Posted byブクログ

2011/10/11

連作短編にするためにちょっと牽強付会なところもありますね。(^^; 事件色々と言うより、素直にレギュラー陣の若い頃の様子を愉しむのがよいでしょう。(^^ 準レギュラーもちらほら顔を出しますので、ちょっとした登場人物にも気をつけて。

Posted byブクログ