ぬかるんでから の商品レビュー
SFとして確実におもしろいと思った。佐藤氏になぜ今まで出会わなかったのか、と悔やまれる。短編集なのだが、一つ一つが珠玉の名作だ。ぬかるんでから――どろどろと。
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SF無理でした。 世にも奇妙な物語的な? なんつーか、こーなってしまうと何でもありな気がしてしまいます。 亡者が出てきたり、巨大ムカデが出てきたり、鼻がちんこになったり、ちんこが取れたり、、、何やら唐突すぎて、もう受け止めきれません。
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独特な世界観の物語ばかり13編。 よくわからないけど、なんだか面白くて目が離せない。感じ。 見たこともない、聞いたこともない 想像すらできない光景がひろがってる。 確かに奇想天外。 めちゃくちゃシュール。 佐藤哲也さんの「熱帯」は 正直、訳がわからなさすぎて読了できなかったのですが これはすごく好き。 使われている言葉が硬いというか、難しいというか… ショートショートといえど、サラサラ読めるような本ではないかな。
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正直内容はさっぱりわからないのだけど不思議な魅力があってとても面白い。この作家の方の頭の中はいったいどうなっているのやら、と。絶対に着地地点を予想できない楽しさったらない。
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洪水に苦しむ人々を救うために妻が亡者と交わす取引を描く表題作、どこかコーマック・マッカーシーを思わせるファンタジー?SF?ホラー? ジャンルを限定しない不思議な味わいの短編集。
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ある街が泥に沈み、わたしと妻と僅かに逃げ延びた人々は飢えと渇きに数を減らしながら救助を待っていた。 二十日目の朝、渇いた泥を破り現れた亡者は人々に林檎を与え、妻は代償に歯を差し出した。 聖書のような表題作「ぬかるんでから」を始めとする13作の短編集。 浦島太郎の物語から何を学び取れば良かったのだろう。 この13作にもこれと同じ違和感を覚えるが、やはり同じように深く浸透していってしまう。 道に描かれた子どもの落書きが何かも解からずに、いつのまにか風景として馴染んでいくように、奇妙で幻想的で残酷であるはずの出来事はどれも日常に溶け込んでいる。 この世界では因果応報という概念が存在しない。 安住の地へと運ぶ舟の代償に首を奪われる妻がいて、かばの下で潰されるのを待つ男がいて、父の遺品を燃やす男がいて、夏に出会った兵隊を埋められてしまう少年がいる。 “世界は不可解で、危険に満ちている” 生まれもって罪を抱える者はいないが、罪を抱えぬ者もまたいない。 奇跡的なバランスで回り続ける世界の、奇跡的なバランスで書かれた現代版お伽噺。 この世界にはヒーローもヒロインもいない。 佐藤哲也 その他の著書 ・イラハイ ・沢蟹まけると意志の力 ・妻の帝国 などなど。
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短編集・・というか、一編一編が短いですね。ショートショート集、といった感じでしょうか。 そしてどれも幻想的な世界や異形の生物や不可思議な世界の連続です。 「愛妻小説」ということで「妻」をテーマにして・・ということらしいですが、読んだ後でそれをきいて「そうだったのか・・そういえば...
短編集・・というか、一編一編が短いですね。ショートショート集、といった感じでしょうか。 そしてどれも幻想的な世界や異形の生物や不可思議な世界の連続です。 「愛妻小説」ということで「妻」をテーマにして・・ということらしいですが、読んだ後でそれをきいて「そうだったのか・・そういえば・・」くらいにしか思いませんでした。それよりもその不思議な世界観の方にもっぱら目を奪われていたもので。。。
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解説が井坂さんだったので購入しました(・・・不純?) 全編通して、不思議な印象の話ばかりでした。 私の読解力が足りないのでしょうか、意味の分らない話も多かったです。 考えるな、感じるんだ!ってところなのでしょうか。
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いくつかの作品に立ち現れる「妻」。その符牒が「現実感」を付与するものの、それに付き従う「夫」が徹底的に隷属しているため、妻が超越的・宗教的(?)な権能を有している。そしてその超越性は、身体性を欠き人称のみが浮遊するシュールレアリスティックな世界像 (ジョルジョ・デ・キリコ的な?)...
いくつかの作品に立ち現れる「妻」。その符牒が「現実感」を付与するものの、それに付き従う「夫」が徹底的に隷属しているため、妻が超越的・宗教的(?)な権能を有している。そしてその超越性は、身体性を欠き人称のみが浮遊するシュールレアリスティックな世界像 (ジョルジョ・デ・キリコ的な?)を現出させる。乾いたユーモアもあり、また政治的でもある。もしかするとすごいかも。要再読。
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不思議な魅力がある短篇集。 一言で言うならば、「荒唐無稽」で「幻想怪奇」な物語が並んでいます。 著者は、「なぜ、そうなってしまったのか」というような経緯を語ることはなく、厳然とその(物語の)状況だけを提示します。 あまりに断定的で、あまりにシュール。 多分、好き嫌いが分...
不思議な魅力がある短篇集。 一言で言うならば、「荒唐無稽」で「幻想怪奇」な物語が並んでいます。 著者は、「なぜ、そうなってしまったのか」というような経緯を語ることはなく、厳然とその(物語の)状況だけを提示します。 あまりに断定的で、あまりにシュール。 多分、好き嫌いが分かれる作品なのではないかと思いますが、私は結構好きです。
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