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ぬかるんでから 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2007/08/10 |
JAN | 9784167739010 |
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ぬかるんでから
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商品レビュー
3.3
20件のお客様レビュー
大好きな作家、佐藤亜紀さんの旦那さん。 今年の8月に亡くなられた。62歳。 佐藤哲也さんを初めて読んで、 佐藤亜紀さんの旦那さんだものなぁ、このくらいじゃないとやっぱり釣り合わないんだなぁと思った。 天才ご夫婦。 概念や観念をイメージとして表現した、内容の不思議なタイプのもの...
大好きな作家、佐藤亜紀さんの旦那さん。 今年の8月に亡くなられた。62歳。 佐藤哲也さんを初めて読んで、 佐藤亜紀さんの旦那さんだものなぁ、このくらいじゃないとやっぱり釣り合わないんだなぁと思った。 天才ご夫婦。 概念や観念をイメージとして表現した、内容の不思議なタイプのものを久しぶりに読んだ。感覚を具現化する文章版。 全体的にアイロニカル。 最初の4篇は同じジャンルというか繋がっているとも取れるつくりで、後半はそれぞれ異なる。 1〜5が宗教的で、6〜13は子供が主人公だったり天井に張り付いてるカバや人より大きいキリギリスなど分かりやすく読みやすい作品。 個人的には「巨人」が印象に残る。 精神の部分が自分とあまりにも同じで、発狂した時の行動とか私がこれまでうまく言えなかったものがそこにあって、驚いた。 解説は伊坂幸太郎さん。 解説の中で美術評論家の坂崎乙郎氏の言葉を引用されていて、私もそう思うので書き留めておく。 『絵描きも小説家もこういう現実の世界の外側に、あるいは彼岸に小さな宇宙を築くことのできる人たちであり、この小さな宇宙が、ある何人かの人間に感化をおよぼしていくことのできる、そういう才能が絵描き、あるいは小説家だと確信しています』(「絵とは何か」より)
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ぼちぼちですかね。 伊坂さんのおすすめ?で読みましたが、 なかなかリズムに乗れず読み終わりました。
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ヌメヌメとじっとりと生温かい。そんな短編集。 はっきりとした結末がなくて後味の悪いものばかり。辛くなって一気に読めなかった。 伊坂幸太郎の解説にひとつづつ読むべきと書かれていたので納得。
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