イノベーション・シンキング の商品レビュー
著者は、ポールスローン氏である。氏は「ウミガメのスープ」を執筆している事で有名。 氏の経歴は詳細に記されていないが、経営コンサルティング会社を経営している模様。 また、蛇足だが、上記のクイズ本、持っているが全然読みおえてない(笑) (リアルなパズル(問題・課題)を解く方が面白いの...
著者は、ポールスローン氏である。氏は「ウミガメのスープ」を執筆している事で有名。 氏の経歴は詳細に記されていないが、経営コンサルティング会社を経営している模様。 また、蛇足だが、上記のクイズ本、持っているが全然読みおえてない(笑) (リアルなパズル(問題・課題)を解く方が面白いので・・・) 内容は、至ってシンプルだ。 1.前提を疑え。 2.視点を変えろ。 3.やってみろ。 以上の3点に集約できる。 まず、前提を疑うってのは、理解できると思うが、その前提を疑う時、その疑いに 仮説を以て望む時に「視点を意識的に変える」事が重要だと氏は言う。 つまり、漠然と疑うのも良い。しかし、自分の思考方法をメタ認知し、意識的に変える。 女性だったら?政治家だったら?マネージャーだったら?社長だったら?マーケだったら? といった具合だ。この視点の意識的変更は、どんな場合でも必要だ。 つまりこういった考えは0ベースを基本としている時に役立つ。 で、最後はやってみろ。とことん考え、練りに練ったらやってみろって事。 やらずして効果は確認出来ない。 ここで、一言個人的に思う事がある。 最後のやってみるって事も重要だが、それについで大切な事が適切に評価をするって事。 これはやる前、やった後どちらにしても必要な作業だ。 視点を今の自分に持ってくると、どうにも”評価”の部分が曖昧かる定性的過ぎる感じがする。 戦略を考える。多くのオプションを作る。それぞれに適切な視点をもって評価を与える。 この3つが大まかな筋だが、これが出来ない事が多いって事を改めて認識。 (時間が足りないって事もあるんだが・・・言い訳?(笑)) いずれにしても、本書は良書であり、買って決して損はしない。 あとは人を巻き込んで、実行できるかどうかである。 以上
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●必要なのは、懸命に働くことではなくて、賢明に働くこと ●人も組織も、基本的に、変化を嫌う。放っておけば、それまでと同じことを繰り返そうとする ●ナイキは業界のゴリアテであるが、常にダビデのように振舞うつもりだ ●完全な部外者になったつもりで「そもそもどうしてこのやり方をしている...
●必要なのは、懸命に働くことではなくて、賢明に働くこと ●人も組織も、基本的に、変化を嫌う。放っておけば、それまでと同じことを繰り返そうとする ●ナイキは業界のゴリアテであるが、常にダビデのように振舞うつもりだ ●完全な部外者になったつもりで「そもそもどうしてこのやり方をしているのか?」と自問してみる ●なぜ、と、どうすれば、で質問を考える ●85%の準備ができた段階で動くほうが、99%の準備が整い、遅きに失するより賢明だと信じているのだ ●あなたがやっている仕事のほとんどは、他の人にもできる。代わりはいくらでもいる。そこから抜け出す道はただひとつ。誰も見たことのないことをするのだ! ●馬車をどれだけ効率よく改善したところで、自動車が登場すれば市場はなくなる。つまりイノベーションは効率を圧倒する ●創造的な人とそうでない人のいちばんの違いは、「自分が創造的であると思うかどうか」だ ●人は誰しも変化を恐れる。変化は心地よいものではない。なぜなら、変化は勝者と敗者を生むからだ ●Bプランを用意しておくことは、いかなるときも賢明な策である ●イノベーションゴールというのは、まさに、「重要ではあるが、緊急ではない」ことだ ●緊急の課題は、誰かにまかせ、遠い先の大きな見返りとなる戦略的な変化や新しいことに取り組む時間を手に入れる ●取締役や上級管理職は、会社の主要な問題をすべて、責任を持って解決するべきだという固定観念がある。戦略についての問題は、一般社員にはあまりにも複雑すぎてレベルが高すぎるというのだ。一般社員が、会社が直面している戦略上の課題を少しでも知ってしまい、不安に陥ることを恐れている。しかし、一般社員は顧客に近いところにいるので、何が起こっているかを鋭く認識している。 ●効率をあげるのと同時に、顧客に価値をもたらす新しい手段を絶えず探さなければならない。効率ばかりにこだわることは、危険なこと
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水平思考のクイズ本もだしているポール・スローン氏が、これまでの「原因から結果が生まれる」という因果関係的思考とは一線を画した水平思考という新しいものの考え方を導入し、イノベーション(仕事の変革)を生み出す方法論について解説した本。 論理思考(ロジカルシンキング)はビジネスの場...
水平思考のクイズ本もだしているポール・スローン氏が、これまでの「原因から結果が生まれる」という因果関係的思考とは一線を画した水平思考という新しいものの考え方を導入し、イノベーション(仕事の変革)を生み出す方法論について解説した本。 論理思考(ロジカルシンキング)はビジネスの場で重要な思考方法として捕らえられているが、これまでのやり方の延長線をたどる「改善」とは異なった、全く新しいアイディア・やり方(=イノベーション)の創出が重要と説く。 「水平思考の10のスキル」は、実際に水平思考を行うための詳細ステップを説明しており、個々のスキルだけでも新しいものの考え方を生み出す良い切り口となる。 特に、「前提を疑う」「ルールを変える」は、従来思考にとらわれがちな人間には良いエクササイズとなる。 行動心理学においては、ヒューリスティック、アンカリングなどという言葉で代表されるが、物事解決に向き合う際には、前提は変える事が出来ないと勝手に信じ込んでしまう。 そこに思いを及ぼすと意外と簡単に問題が解決したりすることがある。 本書にも水平思考のクイズが掲載されているが、悩んだ問題の解答を見る度に自分の思い込みの強さに気づかされる。 その他、チーム内の水平思考力を鍛えるゲームなども掲載されていたり、創造力を押しつぶす悪習も例示されていたり2007年に刊行されていた本であるが、全く古臭くなく早く読めばよかったと思う。
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「論理思考だけではイノベーションは起こせない」という帯に書いてあるウリが気になって買ってみた。 だが、買わなければよかった。 内容がとくかく稚拙。 水平思考が大事と主張するが、そのほとんどが精神論に終始している。 第一章が「前提を疑う」とあるが、それは全ての思考で共通のことで、...
「論理思考だけではイノベーションは起こせない」という帯に書いてあるウリが気になって買ってみた。 だが、買わなければよかった。 内容がとくかく稚拙。 水平思考が大事と主張するが、そのほとんどが精神論に終始している。 第一章が「前提を疑う」とあるが、それは全ての思考で共通のことで、いまさらそれを精神論で言われても、なんとも。 あと訳本のため、表現も稚拙。おすすめできない本。
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「水平思考」の本。世の中には新しいアイデアを考え出す能力のある人がいる。気づけば簡単なことでも、最初にそれを着想できるのは神知のようである。ただしその才能は決して不可思議なものではなく、着眼点や思考方法には一定の法則や公式がある、と言いたいのだろう。得難いのはこれを実践する力、特...
「水平思考」の本。世の中には新しいアイデアを考え出す能力のある人がいる。気づけば簡単なことでも、最初にそれを着想できるのは神知のようである。ただしその才能は決して不可思議なものではなく、着眼点や思考方法には一定の法則や公式がある、と言いたいのだろう。得難いのはこれを実践する力、特に実践し続ける知的持久力にあるのだと思う。 所感を記すには、まずは実際に活用してみたい。とまれ、新しいビジネスアイデアを考えるときは執着を捨てて、鳥のような目で臨んでみたい。■
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これを読むまで「イノベーション」という言葉の意味をよく知らずに使ってました、ゴメンなさい。 印象的な箇所を忘れないようにメモ。 --- 【名言】 ・『イノベーションは効率を圧倒する。』 (例)馬車をどれだけ効率よく改善したところで、自動車が登場すれば市場はなくなる。 ・...
これを読むまで「イノベーション」という言葉の意味をよく知らずに使ってました、ゴメンなさい。 印象的な箇所を忘れないようにメモ。 --- 【名言】 ・『イノベーションは効率を圧倒する。』 (例)馬車をどれだけ効率よく改善したところで、自動車が登場すれば市場はなくなる。 ・創造的でない人とそうでない人のいちばんの違いは、 「自分が創造的であると思うかどうか」だ。 ― ロジャー・フォン・イーク ・今抱えている問題を、他の人も経験し、すでに解決している可能性は「とても高い」。 自力で解決することにこだわるべきではない。 【発想のコツ】 ・「当たり前」のことについて質問してみる 入社1日目の社員のように、「なぜこれをやるのか?」「この目的は何か?」と質問してみる。 → 学ぶべきスキルは、「質問する技術」 【発想する組織の作り方】 ・リーダーの役目は、スタッフに水平思考のスキルを身につけさせ、 組織をイノベーションにあふれた最強チームにすること。 ・「何も変えないでいるという選択肢はない」という意識を、全員に浸透させる。 ---
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前述の著者による、lateral thinking skillsの方法をまとめた本。 ウミガメシリーズを読んだ後に、そこで培われた自身の思考法と本書を照らし合わせるのも良し。
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人生において変化でも創造でもなくイノベーションを起こすことが重要である。つまり今必要なのはイノベーションを起こせる思考力であり、ただの創造力ではだめだと本書では述べている。 本書を読む前にイノベーションという言葉を連想したときに思い浮かんだのが、「変革」「革命」などの言葉で、自分...
人生において変化でも創造でもなくイノベーションを起こすことが重要である。つまり今必要なのはイノベーションを起こせる思考力であり、ただの創造力ではだめだと本書では述べている。 本書を読む前にイノベーションという言葉を連想したときに思い浮かんだのが、「変革」「革命」などの言葉で、自分にとって一番足りない能力だと考えていた。しかし本書ではイノベーションとは、新しいアイデアを採用し実行することであると述べている。実行することが重要であり、アイデアを生み出すこと自体が重要ではないのだ。具体的なやり方についても書かれているが、特に印象に残ったのが、「一番大切なことは懸命に生きることではなく、賢明に生きることである」ということだ。どちらかと言うと仕事のやり方についてスポットがあたっているが、人生を賢明に生きるためにも役立つかと思う。
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イノベーションに必要な「水平思考」の本 物の見方や考え方といった10のスキルを具体例を交えながら解説している。 水平思考を知るにはよい1冊だと思う。
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水平思考による新しい発想法により、どんどん新しいアイデアを採用し、失敗を恐れず、むしろ、歓迎してゆこうという考え方である。関係ないものの組み合わせから、そして、失敗から学び、既知の事柄や、経験からのあたりまえを捨てる。今までの、論理的な見方を思いきって変えるのも面白いと思った。反...
水平思考による新しい発想法により、どんどん新しいアイデアを採用し、失敗を恐れず、むしろ、歓迎してゆこうという考え方である。関係ないものの組み合わせから、そして、失敗から学び、既知の事柄や、経験からのあたりまえを捨てる。今までの、論理的な見方を思いきって変えるのも面白いと思った。反則さえも、新しい見方と捉えるのが斬新である。
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