映画篇 の商品レビュー

金城一紀【著】

2009/10/04

「太陽がいっぱい」「ドラゴン怒りの鉄拳」「恋のためらい」「フランキーとジョニー」「もしくは」「トゥルー・ロマンス」「ペイルライダー」「愛の泉」「最終絶叫計画」「シャーシャンクの空に」

2009/10/04

文句無く面白かったです。
金城さんの本は代表作は殆ど読んでますが、今回を含め期待を裏切られる事は無かったです。通勤途中は思わず涙が溢れそうになるので読めませんでした。魅力的すぎる登場人物を斜にみながらも心はふるえました。　

2011/09/29

タイトルになっている映画をわたしはほとんど観たことがなかったけれどそれでもすべてのお話がとてもきれいでなみだが出ました。最後の話が、最後にあることがとても良かった。

2011/07/25

おばあちゃんのために、孫たちが夏休み最後の日に区民会館で「ローマの休日」の上映会を計画するという「愛の泉」という話を含む5つの物語からなる短編集。最後の話は、すごくほのぼのとして良い。この区民会館での「ローマの休日」上映会が、各短編のどこかに登場していて気になるのだけれども、最後にそのタネあかしがされる。金城一紀の本は、軽く読めて、また、どれもほのぼのとしていて、特に頭の疲れている時などに読むのに良い。好きだ。

2009/10/04

最新作。対話篇につぐ作品かな。様々な映画をテーマとした作品が綴られている。やはり彼の作品を読んで思うのは、その上手さだと思う。テーマの上手さ、ストーリーの上手さ。でもその中でも光っているのは登場人物の上手さ。あ〜いるいる！！とか、こんな人いないだろ！！でもいたらいいなぁとか、思わず唸ってしまうようなキャラが素晴らしい。ホロッと泣いたり、声を出して笑ってしまったり、やっぱり彼の書く文章が好きだなぁと思った。

2009/10/04

「生の人間にあって、話を聞きな。目の前にいる人は、おまえに情報だけじゃなくて、もっと色んなものを与えてくれるよ。」

「君が人を好きになった時に取るべき最善の方法は、その人のことをきちんと知ろうと目を凝らし、耳をすますことだ。そうすると、君はその人が自分の思っていたよりも単純でないことに気づく。極端なことを言えば、君はその人のことを実は何も知っていなかったのを思い知る。。。」

「僕も死んだあとに、愛する人にクスクスと思い出し笑いをして欲しい。」

2009/10/04

たまーに、たまーに、文章が変！と思ってしまう。鼻につくというか、それは言い過ぎだけど。なんか違和感のある日本語を使う気がします。それを加味しても、どんどん読み進んだのはいい話だったから。そこにつきる。いい話だ。最後の「愛の泉」で泣いた。

2009/10/04

おじいちゃんを亡くして元気がないおばあちゃんのために、おじいちゃんとの思い出の映画の上映会を開こう-大好きなおばあちゃんのために集まった孫たち。上映会実現に向け走り回る内に、映画をきっかけに、様々な人たちの人生と出会う･･･。映画が見たくなる一冊。

2009/10/04

映画に関する短編集を集めている。お得意の作中が繋がる演出も健在。特に全編に渡ってキーとなる「ローマの休日」の上映会についてのラストの話がよかった。

2009/10/04

映画をあまり見ない僕でも大丈夫でした。
「ローマの休日」を軸にそれぞれの短編がリンクしていて面白かった。
対話篇のような文章もあればゾンビーズシリーズのようなコメディタッチの文章もあってメリハリがあって◎
いちばんは「愛の泉：ですね。アホアホパワー全開です！！