映画篇 の商品レビュー
ゾンビーズ以来久々に読んだ作品だったけれど、やっぱりよかった。最後読み切った時に、すべてローマの休日に繋がっていくあの感じがすごいい
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
映画をテーマにした5つの短編連作。「映画」の魅力を再確認させてくれる1冊。 観たことのない作品はもちろん、観たことのある作品でさえもう一度観たくなった。 5篇それぞれが独立した物語だが、ところどころでリンクしている。そして、最終話の『ローマの休日』上映会には各話の登場人物が集まってくる。 一番印象に残ったこと。文学部の教授が教えてくれたこと。主人公が好きな映画として『ショーシャンクの空に』をあげたときだった。ストーリーの背後に隠された意味、メタファーのいくつかを話したようだ。残念ながら、話の内容は一部しか書かれていない。この映画は観たことがあるが、ただただ面白い映画だったと記憶しているだけ。メタファーについて調べた上でもう一度見直してみたくなった。 ストーリーの背景に隠された意味を考える。その意義は、人を好きになったときにも当てはまる。教授の優しい言葉が記憶に残った。
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映画をめぐる連作短編小説。最後に「なるほど」ど頷かされる。一本の映画の上映を巡って、これほど多くの人生が交差しているのか、と感慨深い。
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どの話も「ローマの休日」の上映会を中心に少しずつリンクしている。どの話も登場人物のひたむきさが優しさが胸に沁みる。よいです。
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アホアホパワーは絶品。「アニマル・ハウス」「シェーン」「ゲッタウェイ」「スタンド・バイ・ミー」「ソルジャー・ブルー」「ダイ・ハード」「影武者」あたりもまぶして欲しいな。
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映画にまつわる5つの短編集。それぞれのストーリーが少しずつリンクしている。途中でもう読むのやめようかなぁと思ったけど最後のはよかった。(2008/6/17)
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「ちきしょう、抱きしめてキスしてぇなぁ、と思っていた」というくだり、男性ならではと思ったし、非常にキューンとしてしまった。そんなふうに誰かから想われたいものです。きゃあ。短編集かな?と思いきや、実は連作短編集。途中からだんだん「ローマの休日」の重要性が増してくるので、最初から読む...
「ちきしょう、抱きしめてキスしてぇなぁ、と思っていた」というくだり、男性ならではと思ったし、非常にキューンとしてしまった。そんなふうに誰かから想われたいものです。きゃあ。短編集かな?と思いきや、実は連作短編集。途中からだんだん「ローマの休日」の重要性が増してくるので、最初から読むべし。微妙に登場人物もリンクしてくるし。映画はどれだけ多くの人の時間を豊かにして、どれだけの人と人を結びつけたのだろう、と思わずにはいられないほど「映画」がその人にとって大切な存在である(になりうる)かが描かれています。ゴールデンスランバーが本屋大賞を受賞したのは結構納得したのだけれど、これを読んでから、個人的にはこちらの方をより多くの人たちに読んでほしいと思いました。特に最後の「愛の泉」がよかった。図書館で借りて手元に置いておきたくなって買ってしまったくらい良い本。
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■本屋大賞候補作。 んー「対話編」の「花」がすごい好きだったからそっちのほうが好きだけど、トータル的に考えるとこっちのほうがバランスはいいのかもね。「ローマの休日」みたくなったし、その上映会に絡んでの短編集みたいになってて。最後の話は好きだなー何よりお母さんがいい!!!笑 「お漬...
■本屋大賞候補作。 んー「対話編」の「花」がすごい好きだったからそっちのほうが好きだけど、トータル的に考えるとこっちのほうがバランスはいいのかもね。「ローマの休日」みたくなったし、その上映会に絡んでの短編集みたいになってて。最後の話は好きだなー何よりお母さんがいい!!!笑 「お漬物は冷蔵庫の中。お味噌汁はお鍋の中。お母さんは夢の中。」には笑った!おばあちゃんの話もすごく素敵でこんな親戚関係作れたらすごくいいなぁと思う。教授も素敵な人だし、ひとりひとりのキャラクターがすごく良くて。もっともっと映画の知識があればもっと楽しめたんだろうなぁ。でもイイ!
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書き下ろし短編集。最後に話がリンクしている。ローマの休日の映画を上映するストーリーは、微笑ましい描写で面白かった。
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TKSお勧めで読んでみたら、すごく読みやすくて 小さな幸せが詰まっていた。幸せを感じたい人にぜひ。
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