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大延長 の商品レビュー

3.8

30件のお客様レビュー

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2022/09/11

内容は素晴らしいの一言。これが野球小説のお手本かと思うほど、オーソドックスな展開を、至極丁寧に描いている。 序章と終章で少し評価が下がったが、堂々の四点。

Posted byブクログ

2020/08/16

3.8 面白かった。 今年はコロナ禍で高校野球は交流試合という形でしか甲子園でやることが出来ませんでしたが、とてもタイムリーなタイミングでこの本を読むことができました。 ちょっと輪廻転生みたいな話でややこしくてちょっと混乱する時もありましたけど、楽しく読ませてもらいました。 強く...

3.8 面白かった。 今年はコロナ禍で高校野球は交流試合という形でしか甲子園でやることが出来ませんでしたが、とてもタイムリーなタイミングでこの本を読むことができました。 ちょっと輪廻転生みたいな話でややこしくてちょっと混乱する時もありましたけど、楽しく読ませてもらいました。 強くするために厳しくしているだけではダメだし、かと言って選手たちの自主性ばかりをあてにしてても、うまくハマればいいけど、無責任な感じもするし、と正解なんてないんだろうし、でも、高校野球には名将と呼ばれる監督が居て、やっぱり育てるのが上手いんだろうなと思ったり、色々な思いを持ちながら読んでいきました。

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2019/07/19

もっとこの話の続きを読みたい。もっと野球を楽しみたい。そんな気持ちになりました。ちょうど夏の甲子園地方予選が各地で行われている最中に読了しました。今年も、どんなドラマがあるのか、夏の甲子園が楽しみです!

Posted byブクログ

2016/09/23

物語の舞台は夏の甲子園決勝再試合。それぞれの思惑や背景を抱えた選手・監督が、延長15回再試合・負傷者続出・シーソーゲームという壮絶な試合が続くにつれ、野球というスポーツの純粋な楽しさに気付き、変わっていく様に引き込まれた。まさかあの白井や久保までもが(笑)エピローグまで読んで初め...

物語の舞台は夏の甲子園決勝再試合。それぞれの思惑や背景を抱えた選手・監督が、延長15回再試合・負傷者続出・シーソーゲームという壮絶な試合が続くにつれ、野球というスポーツの純粋な楽しさに気付き、変わっていく様に引き込まれた。まさかあの白井や久保までもが(笑)エピローグまで読んで初めて、試合の結果やプロローグの意味が分かるという構成は良かったと思う。表紙の「The Endless Game」は、野球という永遠に続く輪の中で、この再試合は決して終わりではなく、新たな舞台へのスタートになる…という意味だろうか?

Posted byブクログ

2016/08/15

延長15回、引き分け再試合となった、高校野球、決勝戦。両校の選手、監督、解説者、その他様々な視点で描かれる。故障により試合に出してもらえない選手の焦り、執念、闘志は熱く、エネルギッシュ。選手の将来を思い遣る監督の揺れる気持ち。自己中心的な選手や監督に心境の変化をもたらす高校野球の...

延長15回、引き分け再試合となった、高校野球、決勝戦。両校の選手、監督、解説者、その他様々な視点で描かれる。故障により試合に出してもらえない選手の焦り、執念、闘志は熱く、エネルギッシュ。選手の将来を思い遣る監督の揺れる気持ち。自己中心的な選手や監督に心境の変化をもたらす高校野球の不思議な魅力。試合の結果はもちろん、皆の想いが最後の1ページまで目が離せなかった。

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2016/06/16

選手や監督が試合を楽しんでいるように、読んでいる私もわくわくしっ放しだった! 皆の野球に対する愛が、「野球って楽しいよな」という気持ちが物語からずっと感じられた。読んでいて気持ち良い。 彼らの試合は終わることなく、ずっと続いている。まさに大延長!エンドレスゲームだ。

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2015/02/11

誰の為の野球だ?そんなもの最初から決まっていた。 色んな願望が混じりあうなかで、野球本体はずっと続いていく。 物語が進むごとに不純物がどんどん削ぎ落とされて、試合がただプレイしている選手たちのものになっていくように、ただ純粋に野球というスポーツに魅せられていく。そんな小説だった。...

誰の為の野球だ?そんなもの最初から決まっていた。 色んな願望が混じりあうなかで、野球本体はずっと続いていく。 物語が進むごとに不純物がどんどん削ぎ落とされて、試合がただプレイしている選手たちのものになっていくように、ただ純粋に野球というスポーツに魅せられていく。そんな小説だった。 野球は永遠に続く輪だ。

Posted byブクログ

2014/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この方の書くスポーツ物は、本当に面白い。 夏の甲子園、延長決勝戦の引き分け再試合のお話。 引き分け後の夜が第一部、翌日の再試合が第二部。24時間にも満たない時間を濃厚に描写しています。 決勝を戦う2校の監督、選手、実況担当の解説者、それぞれの置かれた状況、試合にかける思いが、息苦しいほどに描かれています。 雪国新潟の公立高校は地元出身の選手ばかりの初出場、対する東京の私立高校は「野球留学」選手の甲子園常連。 スポーツマンシップに溢れた人間ばかりではない、お金や自己欲、名誉を肯定する、あるいは指導力のなさに煩悶する監督、過ちを犯してしまった選手。 この方の書くスポーツ小説の典型ですが、才能に恵まれながらも怪我に苦しむ投手牛木と、溢れる才能に驕り他を省みないバッターが久保が対決しています。 この先の野球人生を考えれば、故障している今は試合に出ない、出さないのが当たり前。 でも高校野球はプロ野球と違って、「この一試合しかない」 ましてや3年生であれば、なおさらで。 自分も怪我でプロ入りが果たせなかった監督は、先を思って牛木を先発から外します。でも彼なしではとうてい勝てないのは分かりきっていて。ここまで来たら勝ちたい、でも彼を出したら彼の野球人生は終わってしまうかもしれない。 アクシデントが重なって、結局牛木はマウンドに立つのですが、やはり怪我の痛みに苦しみます。 対する相手校の久保は、もともとは新潟の中学校にいて、牛木たちと同じチームにいた選手。 チームではなく、自分が勝つことしか考えていなかった傲慢な彼が、でも追い詰められた9回で行ったプレーは、何度読み返しても本当に清々しかった。 「野球は面白いな」 この一言が全てを表していると思います。

Posted byブクログ

2012/10/18

高校野球を見なくなってだいぶ長くなりますが、 この本を読んで、久しぶりに熱い決勝戦を観戦した気分になりました。 堂場さんのスポーツ小説には、クセのある人物がよく登場する。 そんな男が、チームメイトや同じスポーツに打ち込む男たちと戦っていく中で 段々と違った表情を見せてゆくその変...

高校野球を見なくなってだいぶ長くなりますが、 この本を読んで、久しぶりに熱い決勝戦を観戦した気分になりました。 堂場さんのスポーツ小説には、クセのある人物がよく登場する。 そんな男が、チームメイトや同じスポーツに打ち込む男たちと戦っていく中で 段々と違った表情を見せてゆくその変化が、読んでいて心地よい。 面白かったです!

Posted byブクログ

2012/08/23

以前読んだものの再読。 夏の甲子園決勝戦の引き分け再試合が臨場感ある感じで描かれています。堂場瞬一のスポーツ作品は選手の心理描写が秀逸だとあらためて思いました。

Posted byブクログ