大延長 の商品レビュー
夏の甲子園決勝15回引き分け後から始まる決勝再試合を丸ごと描いた野球小説。 第一部は決戦前夜、第二部は決勝再試合の構成。 試合の描写は熱くとても面白かったのですが、登場人物の性格や態度に難ありであまり感情移入できませんでした。 監督や選手達、その他諸々の人達の関係も妙に生々しく...
夏の甲子園決勝15回引き分け後から始まる決勝再試合を丸ごと描いた野球小説。 第一部は決戦前夜、第二部は決勝再試合の構成。 試合の描写は熱くとても面白かったのですが、登場人物の性格や態度に難ありであまり感情移入できませんでした。 監督や選手達、その他諸々の人達の関係も妙に生々しくギスギス、ギクシャクしていて、高校野球というイメージがもつ爽やかさというものをまるで感じられませんでした。時々 "殺意" とか物騒な心情表現まででてくるし・・・。 リアルな人間味を前面に出した作風は嫌いじゃないんですが題材が題材だけに残念。 これがプロ野球ものだったら違和感なく楽しめたのでしょうけど。
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#読了。夏の高校野球、甲子園での決勝戦が主な舞台。リトルリーグ、選手、そして監督と、ライバルの熱い戦いが爽やかに描かれたスポーツ小説。試合中の心理戦がよく描かれていただけに、最後が少し物足りなかった。まあそれ自体が結末ではないので、これもありなのだろうが。。。
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強豪の恒正と初出場の海浜による甲子園の決勝は, 延長15回の末再試合となった。 両校を率いる監督は大学野球のバッテリーで, そのときの監督が試合の解説者をつとめる。 監督の移籍話や選手のスキャンダルなど, いろいろな題材を含みながらも 対照的な両監督を軸にきれいにまとまっていて...
強豪の恒正と初出場の海浜による甲子園の決勝は, 延長15回の末再試合となった。 両校を率いる監督は大学野球のバッテリーで, そのときの監督が試合の解説者をつとめる。 監督の移籍話や選手のスキャンダルなど, いろいろな題材を含みながらも 対照的な両監督を軸にきれいにまとまっていて,楽しい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
再試合が始まるまでが長い。 解説者の病気のことなどいいから、話を進めてほしかった。 試合が始まってからは、対照的な監督と校風を持つ2校の 戦いに引き込まれた。
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初めてこの著者の作品を読みましたが面白かったです。野球をやってたので選手や球場の雰囲気などの描写を細かく書いていたのでイメージしながら読めました。試合を、野球を、通じて選手、そして監督も成長していく様が素敵でした。
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本当の高校野球はこれ以上のドラマが生まれます。 2011年の夏は好ゲームが続いています。 8月16日,能代商惜敗!
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高校野球、甲子園が好きな人にはたまらない一冊だと思う。牛木というエースピッチャーを中心とする新潟の公立高校を率いる羽場監督と4番久保を中心とする西東京の私立高校を率いる白井監督。決勝戦、延長15回再試合。監督の思いと選手それぞれの思いが交差する。最後はどうなるのかわからないままで...
高校野球、甲子園が好きな人にはたまらない一冊だと思う。牛木というエースピッチャーを中心とする新潟の公立高校を率いる羽場監督と4番久保を中心とする西東京の私立高校を率いる白井監督。決勝戦、延長15回再試合。監督の思いと選手それぞれの思いが交差する。最後はどうなるのかわからないままで終わったほうが気になるけどよかったかなとは思った。
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甲子園決勝。かつてのチームメイトだった監督同士、選手。それぞれの視点で決勝の再試合までからが描かれている。正直試合が始まるまではイマイチ。それぞれの考え方、とか取り巻く状況とかいろいろ分かるが、視点がころころ変わるのが少し疲れる。特に滝本さんとか、この人必要だったのかなあっとちょ...
甲子園決勝。かつてのチームメイトだった監督同士、選手。それぞれの視点で決勝の再試合までからが描かれている。正直試合が始まるまではイマイチ。それぞれの考え方、とか取り巻く状況とかいろいろ分かるが、視点がころころ変わるのが少し疲れる。特に滝本さんとか、この人必要だったのかなあっとちょっと思う羽場監督たいへん〜!OBの親父なぐりたかった・・・。断然海浜応援!チームの一丸となった感じが好き。後半、「野球が楽しい」このままもっと続けていたい、とみんなが思ってくるところがなんか熱い。怪我だとか、自分の立場だとか、その後に振りかかってくることは色々あるんだろうけど、ただその時はその試合に自分たちがいる、ということに最高の喜びを感じている。そーゆー雰囲気がすごく伝わってきた。牛木くんと春名くんのコンビも大好きだ〜。あのナイスプレイには興奮した!
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気分は「早稲田実業VS駒大苫小牧」 ちょうど、時期的に夏の甲子園が終わって、なんとなく手にとって読んだ時の感想は・・・・・2006年と同じ状況じゃん。夏の大会決勝翌日再試合って・・・・。もちろん話の内容は全然違うけど、背景は2006年の早実×駒苫です。
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野球好きにはたまらない試合展開でした。堂場さんの話は結末が読めるようで読みきれない感じがいいですね。プロローグでどっちが勝つかは分かってしまっていたけど、最後の最後までどきどきさせられるお話でした。
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